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今はもうわたしたちは共には……
しおりを挟むずっと触れていたい
そう思うくらい
あなたを愛している
あなたを愛していた
ずっと手を繋いでいたい
そう思うくらい
あなたを想っている
あなたを想っていた
けれどもあなたは
わたしとは違うみたい
あなたはわたしがあなたを想うように
わたしを想ってはくれなかった
そして告げてきた――最期の言葉『婚約破棄』
わたしたちは
その日をもって
終わって
終わって
しまったのだと分かってはいるけれど
ずっと触れていたい
そう思うくらい
あなたを愛している
あなたを愛していた
ずっと手を繋いでいたい
そう思うくらい
あなたを想っている
あなたを想っていた
でもそれはもう過去の話
今はもうわたしたちは共には……
触れたい
手を繋いでいたい
そんな
細やかな願いすら
もう
どうあがいても叶わないのだと
感じるたび切なくて
あの夜空を見上げる
無数の星が輝く暗い空を
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