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後編
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◆
それから一年半、私は屋敷の主である王族の男性に気に入られた。
そして、彼の妻となることとなった。
最初は戸惑いしかなかったけれど、暮らしやすくなるならと私は彼の望みを受け入れた。
幸い彼は王族は王族でも本筋ではない、そこまでややこしいことに巻き込まれることはないだろう。
◆
あれから五年、私は今も、王族の男性と夫婦として穏やかに幸福に暮らしている。
私は今もたまに掃除をする。彼はしなくていいと言ってくれるけれど、ここでは掃除している方がほっとするのだ。最初それだけのためにここへ来ていたためか、今でもそうしている方が気が楽なのである。
屋敷の主の妻が掃除しているというのは少々おかしいかもしれないけれど……。
ま、なにはともあれ、今は彼といられて幸せだ。
そうそう、そういえば、これは先日聞いた話なのだけれど。
ルルとオブリゲートはあの後勝手なことばかりを続けたことで双方の家から嫌われ、徐々に二人の味方をする者は減り、次第に二人ぼっちになっていってしまったそうだ。
今ではもう、二人は、誰からも相手されていないらしい。
また、そんな中でルルがやたらとわがままを言うためにオブリゲートも段々疲れてきたらしく、今では夫婦仲も冷えきっているとのことだ。
◆終わり◆
それから一年半、私は屋敷の主である王族の男性に気に入られた。
そして、彼の妻となることとなった。
最初は戸惑いしかなかったけれど、暮らしやすくなるならと私は彼の望みを受け入れた。
幸い彼は王族は王族でも本筋ではない、そこまでややこしいことに巻き込まれることはないだろう。
◆
あれから五年、私は今も、王族の男性と夫婦として穏やかに幸福に暮らしている。
私は今もたまに掃除をする。彼はしなくていいと言ってくれるけれど、ここでは掃除している方がほっとするのだ。最初それだけのためにここへ来ていたためか、今でもそうしている方が気が楽なのである。
屋敷の主の妻が掃除しているというのは少々おかしいかもしれないけれど……。
ま、なにはともあれ、今は彼といられて幸せだ。
そうそう、そういえば、これは先日聞いた話なのだけれど。
ルルとオブリゲートはあの後勝手なことばかりを続けたことで双方の家から嫌われ、徐々に二人の味方をする者は減り、次第に二人ぼっちになっていってしまったそうだ。
今ではもう、二人は、誰からも相手されていないらしい。
また、そんな中でルルがやたらとわがままを言うためにオブリゲートも段々疲れてきたらしく、今では夫婦仲も冷えきっているとのことだ。
◆終わり◆
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