わたくしのせいではありませんでした

「すべて、わたくしが悪いのです。
 わたくしが存在したことが悪かったのです……」

 最愛のケビン殿下に婚約解消を申し出られ、心を壊したルビディア侯爵令嬢。
 日々、この世界から消えてしまいたいと願い、ついにその願いが叶えられかけた時、前世の記憶がよみがえる。
 
 ――すべては、ルビディアのせいではなかった。


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