婚約を破棄させようとしてくる妹を婚約者が倒してくれました。

四季

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後編

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 作戦の決行は一週間後。

 その日、カイルは妹を呼び出した。

 私は建物の陰から様子を見守る。
 はらはらするが、カイルなら大丈夫だろう。

「カイル様ぁ~! ついにその気になってくださったんですねぇ~! 待ってましたぁ!」
「今日の用事はそうじゃない」
「え? あ~照れてますねぇ~? んもぉう~、か~わ~い~い~」

 カイルは右手を差し出す。
 妹は何の躊躇いもなくその手を取る。

 が、カイルの手に妹の手が触れた瞬間、炎が発生した。

「い、い、い……いやああああっ!」

 悲鳴をあげる妹。

「燃える、燃える、燃えてるううぅっ! いやああああ! やめてええぇぇっ!!」

 比喩ではなく火がついた妹はひきつったような悲鳴を発し続ける。
 彼女は地面を転がりながらずっと叫んでいた。

 その後、彼女は亡くなった。

 死因は結局不明のままだった。


 ◆


 私は今もカイルと共に暮らしている。

 もう妹はいない。
 迷惑行為に困らされることはない。

 正式に夫婦となった私たち、これからは穏やかに暮らす。


◆終わり◆
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