親から可愛がられていた妹のわがままで婚約者を奪われてしまいました。もうやっていられないので家を出て自分を道を進むことにします。

四季

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後編

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 それから私は城で働き始めた。

 最初は慣れないことばかりだったけれど、それでもこつこつ働いて努力を重ねた。そうしているうちに段々慣れて。気づけば優秀賞を受賞していた。で、国王から表彰を受けた。

 その後のパーティーにて、私は王子と知り合う。

 一目見て互いの魅力の海に落ちた私と彼。
 その日に婚約を決めた。
 お互い迷いはなかった。

 そうして私は雑用係から王子の妻へと飛躍した。

「貴女と結ばれることができてとても嬉しいです」
「そんな……勿体ないお言葉です」
「何を! そのようなことを仰らないでください、貴女は素晴らしい女性です」

 私はもう親や妹に心を傷つけられることはない。
 あの人たちとはもう会わないから。
 これからは私は私として大切にされて生きてゆくのだ。

 ちなみに、妹はというと、私の婚約者だった人と結ばれて喜び浮かれていたようだが……いざ結婚してみると彼の悪いところばかりが目についたようで、喧嘩ばかりの関係になってしまったそうだ。
 また、妹は「姉の婚約者を勝手を言って奪った女」と周囲から言われ、ひそひそ悪口を言われることもあったらしい。

 それらのことが同時に発生したことで心を病みつつあった妹は、夫にさらに当たり散らすようになり、夫婦仲はより悪化していったそうだ。

 そして、ある日の晩、妹は夫から離婚を告げられたらしく。

 以降、妹は荒れたらしく。

 実家で暮らしながらも、毎日のように暴れ回ってよく分からない言葉を叫んだり激怒しながら踊ったりするような状態で、親も対処にかなり苦労しているようだ。


◆終わり◆
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