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後編
しおりを挟む「フィネーラ、辛い時は辛いって言っていいんだからね」
「……ありがと」
本当はもっと感謝の気持ちを伝えたい。
でも上手くいかなくて。
いつもそっけない態度をとってしまうばかり。
申し訳ない……。
「さ! じゃあそろそろ、柚子茶でも飲もっか!」
「それはいいわね」
「フィネーラ好きだよね柚子茶」
「ええ、好きよ、とっても」
「作ってくるよ今から。ちょっと待ってて」
「ありがとう」
アドルと生きてゆけるなら、もう何も怖くはない。
彼となら歩める。
どこまでも真っ直ぐに。
生きていればきっと苦労だってあるだろう。でも彼となら。きっとどんなことだって乗り越えてゆける。辛いことがあっても、問題が発生しても、それでも前を向ける気がするのだ。
きっとこれからも迷惑はかけてしまうだろう、夢をみて泣いたり……。
それでも、できることなら、許されるのであれば――私はいつまでも彼と共に在りたいし共に歩んでゆきたいのだ。
それが私の望みである。
――ちなみに、元婚約者の彼は、私を捨てた数週間後に親戚のおばさんが東国の友人から貰ったという餅という食べ物を分けてもらって食べていて喉に詰めてしまい死亡した。
これほどまでの絶望を生み出した彼だが、その最期は呆気ないものだったようだ。
◆終わり◆
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みんなの感想(1件)
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餅(´゚д゚`)
ありがとうございます!
餅は慎重に食べなくてはいけませんね!(^ー^)