愛はいつか消えた

四季

文字の大きさ
1 / 1

愛はいつか消えた

しおりを挟む

手を取り合って
視線を絡めれば
とても愛おしく
いつまでもこうしていたいと思った

私たちはいつまでも
こうしていられるものと思っていたから
何も怖くはなかった
無条件に貴方を信じていた

でも――

貴方は私を裏切った
裏でこっそりと
他の人と愛を深めて
私とよりも
手を取り合って
視線を絡めていた

その真実を知った瞬間はまるで落雷のようで

すべてが燃え尽きるような
そんな気がした

手を取り合って
視線を絡めれば
とても愛おしく
いつまでもこうしていたいと思っていた

けれども今は
もう何も思えない
共にいたいと
そう思う心さえ
薄れていってしまった

愛しているのか
愛していないのか

それすら分からない

己のことが分からない

だから――

婚約の破棄を告げられた時は
どこかすっきりしたようで
晴れわたる空を泳ぐような心で
歩める気がした

未来は徐々に拓かれてゆく
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。

四季
恋愛
お前は要らない、ですか。 そうですか、分かりました。 では私は去りますね。

さようなら、あなたとはもうお別れです

四季
恋愛
十八の誕生日、親から告げられたアセインという青年と婚約した。 幸せになれると思っていた。 そう夢みていたのだ。 しかし、婚約から三ヶ月ほどが経った頃、異変が起こり始める。

貴方が望むなら死んであげる。でも、後に何があっても、後悔しないで。

四季
恋愛
私は人の本心を読むことができる。 だから婚約者が私に「死んでほしい」と思っていることも知っている。

順序を間違えなければこんなことにはならなかったでしょうね

四季
恋愛
私には婚約者がいます。 しかし婚約者には、私とは別に、とても大事にしている女性がいます。

失礼な人のことはさすがに許せません

四季
恋愛
「パッとしないなぁ、ははは」 それが、初めて会った時に婚約者が発した言葉。 ただ、婚約者アルタイルの失礼な発言はそれだけでは終わらず、まだまだ続いていって……。

婚約者の座は譲って差し上げます、お幸せに

四季
恋愛
婚約者が見知らぬ女性と寄り添い合って歩いているところを目撃してしまった。

婚約者は私に一度も「愛してる」と言ってくれたことはなかったのですが、どうやら彼は裏で別の関係を築いていたようです。

四季
恋愛
婚約者は私に一度も「愛してる」と言ってくれたことはなかったのですが……

婚約破棄、別れた二人の結末

四季
恋愛
学園一優秀と言われていたエレナ・アイベルン。 その婚約者であったアソンダソン。 婚約していた二人だが、正式に結ばれることはなく、まったく別の道を歩むこととなる……。

処理中です...