継母と義妹が私を地下室に閉じ込め虐めてきていたのですが、ある日やや大きめの地震が起きまして……? ~復讐はここから始まる~

四季

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1話

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 私を生んだ母は早くに亡くなった。
 病での死だった。
 その後しばらくして父は見知らぬ女性と再婚、美しい女性だったが彼女は私を良く思っておらず――屋敷の地下室に監禁した。

 それからというもの、私は、継母とその連れ子である義妹から虐められていた。

「いつまで生きているつもりかしら。不愉快なのよ、あなたのその容姿。前の妻に似ている娘なんて……早く消えてほしいわ」

 継母はいつだって心なかった。

「お姉さま、もう生きていても良いことなんてないでしょ? だ、か、ら、死んじゃいなさいよ。ね? そうでしょ? どうせここじゃまともな生活はできないんだからさっ」

 そして、もちろん義妹も継母に従うばかりだった。

 私の人生に救いなんてない……。

 一日のほとんどの時間を薄暗い地下室に監禁されて過ごす。
 食事や水は死なない最低限の量だけ与えられる。
 継母や義妹が発散したい時にはやりたい放題暴力を奮われる。

 そんな日々は地獄だった。

 しかしある時、やや大きめの地震が起きて、老朽化していたためか屋敷が崩壊した。

 揺れが収まった時、目の前には光が降り注いでいて。

「これって、もしかして……」

 先ほどまでの揺れが激し過ぎたため今もまだ少々揺れているように感じられる、もう止まっているのに――そんな状態だったけれど、それでも、今ここから抜け出せば希望が生まれるのではないかという考えに至って。

「そうだ、私、もう……」

 地震は嫌だ。
 でも。
 抜け出すなら、解放を目指すなら、今は最高の機会と言える。

 私は立ち上がった。

 そして、光が射す方へ。
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