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後編
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移り住んだのは王城が見える王都。
以前いたところよりかは発展している地域であり、人は多く、自然は少ない。
でも私はそこが嫌いでなかった。
賑わいがあるのは良いこと、個人的にはそう思うから。
◆
そこで暮らし始めてから半年、私は、市場での買い物中に体調不良で座り込んでしまっている一人の青年を助けた。
実はその青年は国王の子で。
こっそり城を抜け出て街を歩いている時に体調が悪くなり困っていたとのことであった。
そうして王子と知り合った私は、色々あって、彼と結ばれることとなる。
私は都会の出ではないし王族に近い血の者でもない。けれども彼はそれでもいいと言ってくれた。そして、彼の周囲も、私を受け入れることを理解してくれた。そのおかげで私は王城へ入ることができ、私の両親もそこへ入れることとなった。
以降は王子の妻として学ぶことが多く忙しくなっていった。
◆
結婚から二年が経った頃、ちょっとしたきっかけで、アフリングとその妹のその後について知ることができた。
放火しようとしていたアフリングと、彼のために準備をしたとされる妹は、人権をはく奪され実験体として使われる刑に処されたらしい。
研究所に送られた二人はこれまで手にしてきたものすべてを奪われ、身一つにされ、研究中の人を小さくする薬を飲まされる。そうして、身体を人の手のひら程度の大きさにされてしまったらしい。
それからは小さな身体に色々な実験をされ、ぼろぼろになってゆき、小さくなって半年も経たないうちにアフリングは落命してしまったそうだ。
一方妹はというと、意外にも、兄よりは長く生きたらしい。
ただその人生は酷いものだったようで。食糧不足解消のため繁殖実験を繰り返されたことで身体を壊し、次第に衰弱して、一年以内には亡くなってしまったそうだ。
◆終わり◆
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