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しおりを挟む私は親の仕事の影響もあって蜂を飼いそこから蜂蜜を貰うという仕事をしていたのだけれど。
「蜂飼ってる女とか無理だわ、婚約は破棄な」
ある日突然婚約者であるモリースよりそんなことを告げられてしまった。
どういうことなのだろう、これは。
どうして今さら。
私がそういう仕事をしていることはずっと前から知っていたはずなのに。
「じゃあなキモい女、ばいばい」
そこで調査してみることにした。
すると彼が浮気していたことが判明する。
長い髪の女性と濃厚な関係になっていた。
婚約破棄してから、なら、それは罪ではない。しかし、婚約期間中にもそういうことをしていたので大問題。私は親に協力を仰いで調査員を雇ってもらい、本格的に証拠集めを始める。いざ行動に移してみれば黒であるという情報や証拠がどんどん出てきた。おかげであっという間に十分な証拠が集まった。
その後モリースに慰謝料の支払いを求める。
彼は暫し逃げ回っていた、が、やがて渋々ながらこちらが求めた慰謝料を支払ってくれた。
そこで彼との関係は完全に終わりを迎える。
当たり前だろう。
もう彼みたいな人とは関わりたくない。
これで本当にお別れ、だ。
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