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婚約破棄後、世界は滅んだ。
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「お前なんかとはやっていけねーよ。てことで、婚約は破棄な。じゃ、これで。永遠にバイバイ、だな」
婚約者アルタはそう告げて私を切り捨てた。
私はただ悲しかった。
言葉で表せないくらい辛かった。
彼と生きていくことを当たり前だと思っていたから。
でももはや手遅れだ。こうなってしまってはもう何もできない、他者の決定を変えられはしない。私にはそこまでの力はない。
◆
その日の晩、世界は滅んだ。
隕石が落ちたのか?
多分そんな感じだと思う。
私は死んだけれど、生き延びたアルタは酷い目に遭ったようだった。
というのも、生き残った人たちの方が大変だったのだ。
食糧はほぼない。ほとんど燃え、残ったのは少しだけ。もちろん上流階級にしか回らず。中流階級以下の者たちはまともな食べ物を入手することはできない。すると皆は力を合わせて上流階級を襲撃するようになり、治安は悪化。街中でも暴力が蔓延るようになる。しかし、国や治安維持組織は壊滅しており、犯罪でも何でもやったもの勝ちになって……。
ちなみにアルタは、母のために集めたパンを奪いに来た男に殴られ、肉体にも精神にも二度と治ることのない傷を抱えることとなった。
◆終わり◆
婚約者アルタはそう告げて私を切り捨てた。
私はただ悲しかった。
言葉で表せないくらい辛かった。
彼と生きていくことを当たり前だと思っていたから。
でももはや手遅れだ。こうなってしまってはもう何もできない、他者の決定を変えられはしない。私にはそこまでの力はない。
◆
その日の晩、世界は滅んだ。
隕石が落ちたのか?
多分そんな感じだと思う。
私は死んだけれど、生き延びたアルタは酷い目に遭ったようだった。
というのも、生き残った人たちの方が大変だったのだ。
食糧はほぼない。ほとんど燃え、残ったのは少しだけ。もちろん上流階級にしか回らず。中流階級以下の者たちはまともな食べ物を入手することはできない。すると皆は力を合わせて上流階級を襲撃するようになり、治安は悪化。街中でも暴力が蔓延るようになる。しかし、国や治安維持組織は壊滅しており、犯罪でも何でもやったもの勝ちになって……。
ちなみにアルタは、母のために集めたパンを奪いに来た男に殴られ、肉体にも精神にも二度と治ることのない傷を抱えることとなった。
◆終わり◆
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