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近所のおばさんから貰ったニンニクを運んでいたところ婚約者に遭遇し……?
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その日私は近所のおばさんからニンニクを受け取り帰宅していたのだけれど――。
「うわっ。おま、ニンニクとか持ってんの!?」
途中でたまたま婚約者である彼ダインに出会ってしまい。
「くっさ! くっさくさくささくっさ! くっさささっくっさくっさくっさ! くっさ! くっさくっさくさくさくっさ!」
そんなことを言われたうえ。
「お前のこと無理んなったわ。てことで、婚約は破棄な! ニンニク持ってる女とかマジで無理だわ~」
一方的に関係を終わらせる言葉を発されてしまった。
「じゃあな。二度と俺の前に現れんなよ。バイバ~イ」
ニンニクを持っていただけで婚約破棄されるなんて……。
しかも単なる貰い物だというのに……。
とはいえ、終わってしまったものは仕方ない。
後悔はしないようにしよう。
どこまでも真っ直ぐに生きよう。
未来だけを、見据えて。
◆
あれから五年。
私は今も元気に暮らしている。
もちろん幸せの中で。
清らかな心を持って純粋に愛し合える人と巡り会えた、だからこそ、夫婦で穏やかな暮らしを楽しむことができているのだ。
それとは対照的に、ダインは、あの婚約破棄の後間もなくして謎の病にかかり――そのままこの世を去ることとなってしまったようである。
謎の病で命を落とすことになるとは悲しいことだ。
けれども、きっと、それもまた運命だったのだろう。
……ちなみに私の夫はニンニク好きである。
◆終わり◆
「うわっ。おま、ニンニクとか持ってんの!?」
途中でたまたま婚約者である彼ダインに出会ってしまい。
「くっさ! くっさくさくささくっさ! くっさささっくっさくっさくっさ! くっさ! くっさくっさくさくさくっさ!」
そんなことを言われたうえ。
「お前のこと無理んなったわ。てことで、婚約は破棄な! ニンニク持ってる女とかマジで無理だわ~」
一方的に関係を終わらせる言葉を発されてしまった。
「じゃあな。二度と俺の前に現れんなよ。バイバ~イ」
ニンニクを持っていただけで婚約破棄されるなんて……。
しかも単なる貰い物だというのに……。
とはいえ、終わってしまったものは仕方ない。
後悔はしないようにしよう。
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謎の病で命を落とすことになるとは悲しいことだ。
けれども、きっと、それもまた運命だったのだろう。
……ちなみに私の夫はニンニク好きである。
◆終わり◆
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