精霊の世話をしてきた家に生まれた私は婚約破棄されましたが国王お抱えの精霊使いとして大成しました。

四季

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後編

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 こうして私は一方的に切り捨てられた。

 まさかこんな形で終わりを迎えることになるなんて……。

 はじめのうちはなかなか受け入れられなかったが、徐々に回復し、やがて前を向けるようになっていった。


 ◆


 あれから数年。
 私は精霊使いとして大成し国王お抱えの精霊使いとなった。

 きちんと給料が出るためお金には困っていない。生活費もきちんと用意してもらえる。住むところや食べるものもそこそこ質の良いものが与えられているし、仕事柄思う存分精霊の近くで暮らせるのも嬉しい。

 今の私はかなり理想的な生活をできていると思う。
 だから私はこれからもこの場所で前を向いて生きていく。

 ちなみにガーネンはというと。
 あの後精霊の祟りに遭い、少しずつ生命力を吸われ衰弱していって、二年ほどまともに生きることも死ぬこともできず苦しみ続け……その後、死亡したそうだ。


◆終わり◆
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