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前編
しおりを挟むレヴィン・フルレックはまともな理由なく婚約と婚約破棄を繰り返す少々変わった男性だった。
その餌食となってきた女性は数知れず。
そして私もまたその一人。
かつて彼と婚約し、何の前触れもなく婚約破棄を告げられた。
多くの女性を泣かせてきた。それでも彼は悪気などなく。自分の行いが身勝手だと、人を傷つけていると、そんなことは理解できていないようで。何度も同じようなことを繰り返していた。
だが、ある時、ついに女性たちの怒りが爆発する。
「あいつ絶対許さん!」
「最悪よ!」
「北の魔女様に言ってやりましょ!」
「罰を!」
レヴィンに婚約破棄され傷つけられてきた女性数人が彼へ罰を与えるべく動き出す――そう、それは、復讐の始まり。
女性たちは北の魔女のところへ行きこれまでのレヴィンの行いを話す、そして、罰を与えてほしいと頼んだ。
魔女はそれを引き受けた。
その後、北の魔女に呼び出されたレヴィンは、魔法でその身体をチキンに変えられてしまう。
チキンならハーブでこんがりと焼いて食べるもの。
彼は食されてしまった。
だがその行為は悪とされる人食いではない――だってもうレヴィンはレヴィンでないから。
食べられたのは、人間レヴィンではなく、ただのチキンだ。
こうして女性らの復讐は完了した。
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