花屋の娘だからって馬鹿にするなんて、随分差別がお好きなのですね。けれども残念、私は幸せを掴みますよ。

四季

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前編

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「花屋の小娘なんぞと生きれるものか! こんな婚約、破棄だ!」

 婚約者である彼フロミーダスは、ある日突然、そんなことを言って私を切り捨てた。

 言いたいことはたくさん色々あって。けれども言う間なんてほんの数秒さえ与えられず。私は言いたいことのうちの一つさえ口にできないまま彼の前から去らされることとなってしまった。

 当然悔しさを感じないわけではないが。
 私は前を向いて生きることにした。

 だってその方が賢いだろう? ずるずる引きずってしまうよりずっと効率的だろう。
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