婚約破棄を告げられた日の帰り道、なぜかネズミになった。

四季

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婚約破棄を告げられた日の帰り道、なぜかネズミになった。

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 婚約者ブレーズに呼び出され、私は彼の家へ行った。

 すると。

「悪いな、婚約破棄することになったから」
「え」
「もう二度と俺の前に現れんなよ」

 そんな心ないことを言われてしまって。
 それで私は彼の家から去った。

 その帰り道。何があったか記憶が定かでないが、私はネズミになっていた。当たり前のように人間として生きていくものと思っていたが、その当たり前さえ当たり前にはならず。私はネズミとして生きることとなった。

 けれども不幸ではなかった。

 だって人間にはない自由があるから。

 そういえば最近ブレーズの噂を聞いた。
 路地裏で残飯を漁っているとき噂している女性がいて、彼女たちが話しているのを聞いたのだ。

 その話によれば、ブレーズはあの後致死率が高い感染症にかかってしまい治療を受けるも亡くなってしまったそうだ。


◆終わり◆
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