告げられた婚約破棄

四季

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告げられた婚約破棄

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告げられた婚約破棄
硝子を割るみたいな
そんな乾いた音が響いた気がした

貴方の隣で笑っていられる
それが当たり前だと思っていた
貴方と一緒に年を重ねる
そんなものと思っていたのに

でもそれは確かなものではなくて

彼は私を捨てた

要らないって

要らないの?

共に生きてゆくと誓い合った関係なのに

告げられた婚約破棄
器を砕くみたいな
そんな刺々しい音が響いた気がした

貴方と隣で笑う
それが当たり前だと思っていた
貴方の横で年を重ねる
そんなものと思っていたのに

彼は私を切り捨てた

もう要らないって

要らないの?

私は必要とされていないの?

そんな言葉は聞きたくなかった
たとえ共に生きられなくても
せめて言葉だけは
聞かせないままでいてほしかった

聞きたくない言葉
そういうものだってあるんだ
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