つの持ち令嬢、穏やかな生活という幸福を選ぶ。~婚約やら結婚やらに振り回されるのはもうごめんです~

四季

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後編

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「レディッチ様! 結婚してください!」
「僕と共に歩みませんか? つのがあるからって不幸にはしませんよ?」
「可愛いレディッチちゃん、俺とぉ一緒にぃ、ハッピーになろうぜぇ」

 ただ、いきなり迫られても、レディッチはただ戸惑うばかりであった。

「結婚してください!!」
「一生幸せにするぜ!!」
「いやまじでさぁ、可愛すぎるわ。一緒に生きようや」

 レディッチは金目当ての男たちを誰一人受け入れなかった。
 ただ、彼らから献上された物はかなりお金に換金できる物だったので、それによって彼女は一気に大金持ちになった。

 それからもレディッチは今まで通り両親と穏やかに暮らした。

 結婚とか何とかは今すぐには必要ない。
 いつかそういう話になる機会があればその時に、でいい。

 ――レディッチはそう思っていた。

 ちなみにロクはというと、つの持ち女性を誘拐して男に差し出すブラックバイトに手を出したために逮捕されてしまった。

 そして、十数年の労働刑に処された。

 その間は人権はないものとして扱われる――そう、彼らは罪をおかした者であり、もはや人という扱いではないのだ。

 だから早朝から真夜中までの長時間労働を年中毎日強いられる。


◆終わり◆
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