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朝起きたら 枕もとに置き手紙
しおりを挟む朝起きたら
枕もとに置き手紙
そこに書かれていたのは
終わりを告げる言葉
そう
貴方からの『婚約破棄』のメッセージ
あれは確か初夏のことだったわね
朝起きたら
頭のすぐ傍に置き手紙
そこに綴られていたのは
私を傷つけるための言葉
そう
貴方からの『終焉』のメッセージ
あの時は驚いたわ
まさか
まさかって
でも思えば
あの頃の貴方はいつも
どこか
ここではないところを見つめているような
そんな感じだった
きっと
予兆はあったのでしょうね
朝起きたら
枕もとに置き手紙
そこに書かれていたのは
終わりを告げる言葉
そう
貴方からの『婚約破棄』のメッセージ
ああ 寂しいことね
ああ 悲しいことね
でも私は歩いてきた
ただひたすらに
苦しみも影も背負って
それでもなお
ただひたすらに
前だけを見据えて
悲しいことは生きていれば当たり前にあるもの
だからいつまでも泣いてはいられない
朝起きたら
枕もとに置き手紙
そこに書かれていたのは
終わりを告げる言葉
そう
貴方からの『婚約破棄』のメッセージ
それすらも
明日への力に変えて
私は歩んでゆく
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