私、もう要らなくなっちゃったみたい……。

四季

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私、もう要らなくなっちゃったみたい……。

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 私、もう要らなくなっちゃったみたい……。

 婚約者の彼から直接告げられたの。
 君より魅力的な女性を見つけたから彼女と生きる、って。

 私のことはもうどうでもいいんだって。

 何も返せなかった。

 だって、いきなり要らないとか言われるんだよ?

 誰だってすぐには言葉を返せないよ。
 それが普通だと思うんだ。

 本当はね、言いたいことだってあったんだ。私にだって心はあるから、その心を伝えたかった。気持ちを聞いてほしかった。でも、彼のあの興味のなさそうな冷めきった顔を目にしたら、自分の心なんて明かせるはずもなくて。結局そのまま何も言えず終わってしまったんだ。

 聞いてほしかったな……。
 私の気持ち……。

 でも無理だよね。

 彼にしてみれば私はどうでもいい女だもの。
 聞いてもらえるはずがない。

 だけど……、だけど…、やっぱり辛いよ。

 私、もう要らなくなっちゃったみたい……。

 心に棘が刺さるの。


◆終わり◆
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