婚約者アズールの行動に不審な点が多かったので調査してみると……。

四季

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後編

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 そこから口を開くのは私の母。

「ヴェララさん、と言いましたね」
「えぇそうだけど」
「貴女は婚約者がいる男性と関係を持った。許されることではありませんよ」
「婚約者うんぬんなんて知らなかったのよ! あたしは悪くない!」

 アズールは真面目だが、ヴェララは少々無礼者だ。

「貴女にも慰謝料の支払いをお願いしますので」
「はぁ!? ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」
「少しは態度を改めればどうです」
「払う金なんてないっての! 意味不明なことを言わないで!」

 この話し合いの後、私とアズールの婚約は破棄された。

 アズールたちには慰謝料の支払いが求められ、彼は従い支払った。

 だが一方で、ヴェララは支払いを拒否。
 その結果ヴェララにはさらに強い支払い命令が出されることとなる。

 それでもヴェララは拒否した。払うお金なんて持っていない、と主張して。彼女の実家はお金持ちではないためその主張は通ったが、代わりに、身を売ることとなった。ヴェララが身をもって稼いだお金によって慰謝料を支払う、ということになったのだ。

 ちなみに、アズールは数ヶ月後、彼を恨んだヴェララの親によって殺害されてしまったとのことだ。


◆終わり◆
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