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前編
しおりを挟む私の婚約者であった青年ラルク・フェリナム。
彼はある時一方的に婚約破棄を宣言。
驚くほど身勝手に、無理矢理、私との関係を強制終了させた。
そんな彼は、その後、悪いことばかりで人生を終えることとなる。
まず、私との婚約を破棄した翌朝、飼っていた二匹の愛犬が謎の死を遂げた。
しかもラルクの部屋の中で。
それによって妹から「お兄ちゃん何かやらかしたんじゃないの!?」と愛犬殺しの疑いをかけられ、そのことに苛立ったラルクはある時衝動的に妹を数回殴ってしまう。
そしてラルクは親から勘当を言いわたされた。
彼は「そんなことを言うならいいさ! 縁を切ってやる!」と言って家を飛び出していく。
その時からラルクはフェリナム家の人間ではなくなった。
その後、新しい家と職を探すもなかなか上手く見つからず。
冬だったこともあって風邪を引き、それをこじらせてしまって、路上で気を失ってしまった。
そんな彼が次に意識を取り戻した時、山賊らの基地となっている小屋にいて。鎖で四肢を拘束された状態だった。
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