私との婚約を破棄した彼のその後の人生は、驚くくらい良いことのないものでした。

四季

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後編

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 混乱するラルクに、山賊らは言い放つ。

 ――今日からお前は俺らのおもちゃで奴隷だ。

 それからは山賊たちにこき使われる日々が始まって。
 ラルクは人として扱ってもらえなくなり。
 汚れ仕事や皆が嫌がる仕事をばかりを大量に押し付けられることとなっていって。

 やがてラルクは死を選んだ。

 が、死に損なってしまう。

 そのあたりで心が壊れたラルク。
 かつての精神は失い。
 四六時中よく分からない言葉を発している壊れた人形のようになってしまって。

 そんなだから、やがて山賊らに捨てられた。

 そしてその後行くあてもなく山道を彷徨っていたところを熊に美味しくいただかれ、彼の人生は終わった。

 ――というのが、ラルクの残りの人生だった。

 一方私はというと、彼との縁は婚約破棄によって切れてしまったけれど、その後気の合う人に巡り会えて良い結婚をすることができた。

 あの時ラルクに執着していなくて良かった、と思いつつ。

 今日も穏やかに楽しく生きている。


◆終わり◆
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