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闇を越えて、光へ
しおりを挟む心躍るような日々が続いていた
あの頃はずっと
歌うような
踊るような
そんな日々が続いていた
あの頃はすべてが輝いて見えていたわ
歌って
踊って
それを幸せだと
疑うことなど一切せず
どこまでも無垢に信じていた
でもね
ある時気づいたの
婚約を破棄する
そう言われて
婚約を破棄する
そう告げられて心は砕けた
切なくて
泣き出したい
そんな夜を
数えきれないくらい越えてここまで来た
悲しくて
声すら震える
そんな夜を
数えきれないくらい越えてここまで来た
そうして今は
少しばかりの平穏を手に入れたの
心は砕けたままだけれど
未来を見据えることはできる
だから大丈夫
私はまだ生きているし
私はまだ息をしている
生命の灯は完全に消えてはいない
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