彼女の独白

四季

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彼女の独白

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他人ひとにやらせている身分で、よくそんなことが言えるわね。
恐ろしさも苦しみも何一つとして分からないくせに。

いいご身分よね。

喚くのはやりたい放題できて、人前には立たなくて良いのだから。
何も背負わなくて良いのだから。

私もそんなところに立ってみたかった。

何も背負うことなく生きてみたかった。



でも、もういいの。


どんな苦しみも、どんな道を行くことも、どのみちひと時の幻、夢でしかないのだから。



どんな人生も、束の間の夢でしかない——死んだら覚める夢よ、何もかもすべて。




ー完ー
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