自分の方が可愛いと思い込んでいた意地悪な双子の妹、王子に見初められた私に先を越されて発狂する。

四季

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後編

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「本当よ。私、彼のところへ行って生きるわ。さよなら、エリリ」

 これでもう彼女に虐められ続けなくて済む。

「ちょっと! 何それ! 待ちなさいよ! 双子でしょ? 双子の妹を置いていくっていうの!?」
「私と双子って言うの恥ずかしいのでしょう? ……良かったじゃない」
「はぁ!? 何よ生意気な!」
「じゃあ私はこれで。さようならエリリ」

 今、とても爽やかな気分だ。

 私は私の人生を歩める。
 自由を手に入れられる。


 ◆


 その後、私は王子と結ばれ幸せになれたのだが、エリリは怒りによってどうにかなってしまい心の病になってしまったようだ。

 私がいなくなってからというもの、彼女は毎日のように怒りを爆発させるようになり、友人などと会った時にも相手に当たり散らすようなことをするようになっていったそうで――あっという間に周囲から人がいなくなったそうだ。

 それでも面倒をみてくれた心の広い親にでさえ、彼女は酷い当たり散らし方をしたらしい。

 一日中よく分からない単語を発して泣き叫びながら暴れ回って家具や壁を破壊し続けることもあるそうで、とても普通の生活をできる状態ではないそうだ。

 意地悪でも普通に暮らしていた過去のエリリはもういない。


◆終わり◆
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