好きよね? って聞けば

四季

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好きよね? って聞けば

好きだよ って答える

そのたびに愛が深まってゆくように

感じられて嬉しかったの

くだらないことよね

馬鹿げたことよね

どこまでも純粋で愚かだった

馬鹿げたことよね

どこまでも純粋で愚かだった

だから気づけなかったの

愛していた貴方が本当は他の顔を見ていたことに

好きよね? って聞けば

好きだよ って答える

そのたびに愛が深まってゆくように

感じられて嬉しかったの

でも貴方は違ったみたい

私と同じ心ではなかったみたい

だから告げたのよね?

婚約破棄を

好きよね? って聞いても

今はもう何も返ってこないけれど

今はどこまでも絶望でしかないけれど

――それでも夜明けはやって来る

好きよね? って聞けば

好きだよ って答える

そのたびに愛が深まってゆく未来を

いつかは捕まえてみせる

貴方ではない誰かと

希望ある未来を掴んでみせる
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