1 / 1
ある日のこと、婚約者の彼から婚約破棄をきっぱりと告げられてしまいました。
しおりを挟む
その日は突然訪れた。
「フレイシア、君との婚約は破棄とさせてもらうよ」
婚約者ヴィーガンはそれが当たり前であるかのように顔色を一切変えずそう述べた。
彼の心は決まっているようだった。
きっと何を言っても無駄なのだろう。
そう感じた私は、彼を説得するのは諦めた。
敢えて彼に固執する必要もない。
◆
婚約破棄の後、私は実家へ戻って両親と共に暮らし始めた。
そして、あれから数年が経った今も、温かな家庭の中でのんびりと生活している。
この穏やかな暮らしは、刺激は強くないけれど、幸福に満ちている。
この道を選んだことを、私はきっと後悔はしないだろう。
そういえば、これは親から聞いた話なのだが。
ヴィーガンはあの後、怨みを持っていた元恋人の女性に刃物で刺され、数日後手当てのかいなく亡くなってしまったそうだ。
◆終わり◆
「フレイシア、君との婚約は破棄とさせてもらうよ」
婚約者ヴィーガンはそれが当たり前であるかのように顔色を一切変えずそう述べた。
彼の心は決まっているようだった。
きっと何を言っても無駄なのだろう。
そう感じた私は、彼を説得するのは諦めた。
敢えて彼に固執する必要もない。
◆
婚約破棄の後、私は実家へ戻って両親と共に暮らし始めた。
そして、あれから数年が経った今も、温かな家庭の中でのんびりと生活している。
この穏やかな暮らしは、刺激は強くないけれど、幸福に満ちている。
この道を選んだことを、私はきっと後悔はしないだろう。
そういえば、これは親から聞いた話なのだが。
ヴィーガンはあの後、怨みを持っていた元恋人の女性に刃物で刺され、数日後手当てのかいなく亡くなってしまったそうだ。
◆終わり◆
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
お前は要らない、ですか。そうですか、分かりました。では私は去りますね。あ、私、こう見えても人気があるので、次の相手もすぐに見つかりますよ。
四季
恋愛
お前は要らない、ですか。
そうですか、分かりました。
では私は去りますね。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
さようなら、あなたとはもうお別れです
四季
恋愛
十八の誕生日、親から告げられたアセインという青年と婚約した。
幸せになれると思っていた。
そう夢みていたのだ。
しかし、婚約から三ヶ月ほどが経った頃、異変が起こり始める。
愛しの第一王子殿下
みつまめ つぼみ
恋愛
公爵令嬢アリシアは15歳。三年前に魔王討伐に出かけたゴルテンファル王国の第一王子クラウス一行の帰りを待ちわびていた。
そして帰ってきたクラウス王子は、仲間の訃報を口にし、それと同時に同行していた聖女との婚姻を告げる。
クラウスとの婚約を破棄されたアリシアは、言い寄ってくる第二王子マティアスの手から逃れようと、国外脱出を図るのだった。
そんなアリシアを手助けするフードを目深に被った旅の戦士エドガー。彼とアリシアの逃避行が、今始まる。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる