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前編
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ミルナは決意した。今日こそ抱いている想いをルジェベリアに伝える、と。これまではチャンスがあっても逃してきたが、もうそんな惜しいことをする気はない。心を決めたミルナは、ルジェベリアの部屋へと向かった。
「ルジェベリア、いる?」
「あぁ。いるぞ」
自室のベッドに腰を下ろしていたルジェベリアは、いつもは一つに結んでいる髪を下ろしている。着用しているのはワイシャツとグレーのズボン。ちなみに、首もとのボタンは外れ気味であり、胸もとはやや開放的になっている。
「今少しいいかな、って……」
「どうした?」
「えっと……その、ちょっと喋りたくって」
「あぁ、そうか。ならここへ座るといい」
ルジェベリアは何も思わず自分の隣に座るよう提案する。
ミルナはそれに従ってルジェベリアの隣に座った。
「どうした? ミルナ。またいつものように寂しくなったのか?」
「そんな感じ」
「ははは! 相変わらずだな!」
何も思っていないルジェベリアは爽やかで軽く笑い声を発する。
直後、ミルナは隣にいるルジェベリアに顔をぐいと近づけた。事情が読み取れずきょとんとするルジェベリア。そんな彼女に何も説明しないまま、ミルナはさらに片腕を掴む。二人の距離が縮む。
「……こういうこと、させてくれる?」
ミルナは生まれて今までで一番勇気を出してルジェベリアに接近。ベッドに押し倒す。
「ルジェベリア、いる?」
「あぁ。いるぞ」
自室のベッドに腰を下ろしていたルジェベリアは、いつもは一つに結んでいる髪を下ろしている。着用しているのはワイシャツとグレーのズボン。ちなみに、首もとのボタンは外れ気味であり、胸もとはやや開放的になっている。
「今少しいいかな、って……」
「どうした?」
「えっと……その、ちょっと喋りたくって」
「あぁ、そうか。ならここへ座るといい」
ルジェベリアは何も思わず自分の隣に座るよう提案する。
ミルナはそれに従ってルジェベリアの隣に座った。
「どうした? ミルナ。またいつものように寂しくなったのか?」
「そんな感じ」
「ははは! 相変わらずだな!」
何も思っていないルジェベリアは爽やかで軽く笑い声を発する。
直後、ミルナは隣にいるルジェベリアに顔をぐいと近づけた。事情が読み取れずきょとんとするルジェベリア。そんな彼女に何も説明しないまま、ミルナはさらに片腕を掴む。二人の距離が縮む。
「……こういうこと、させてくれる?」
ミルナは生まれて今までで一番勇気を出してルジェベリアに接近。ベッドに押し倒す。
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