2 / 2
後編
しおりを挟む
「どうした、そんなに遊びたいのか」
「遊びたいんじゃない……こういうことをしたいの」
緊張しながらも指先を動かし、ルジェベリアが着ているワイシャツのボタンを一つずつ開けていく。
刹那、ルジェベリアは片腕を動かして、ミルナの身体を自分の方へ引き寄せた。
「ははは! そういうことならすりすりしていいぞ!」
「え……」
「すりすりして安心したいのだろう? 好きにするといい。ま、ゴツゴツしていて気持ちよくないだろうがな! しかし、ミルナもまだまだ子どもだな」
ルジェベリアに抱き寄せられるような体勢になり、ミルナは顔を真っ赤に染める。
よりによってそんな時に扉が開いた。
「ちょっと姉さーーっ!?」
ルジェベリアに用があって訪ねてきたアステロイナーは、姉がミルナといちゃついているところを目撃してしまい、「すみませんでしたー」と小さめに言いながら退室していった。
◆
それ以来、ルジェベリアは定期的にミルナと触れ合ってくれるようになった。ミルナの本当の気持ちは伝わっていないようだが、それでも、ルジェベリアと触れ合えることは幸せだった。
一方アステロイナーはというと、姉がミルナとそういう関係であったと誤解してしまっていて。聞くに聞けず、一人悶々としていたのだった。
◆終わり◆
「遊びたいんじゃない……こういうことをしたいの」
緊張しながらも指先を動かし、ルジェベリアが着ているワイシャツのボタンを一つずつ開けていく。
刹那、ルジェベリアは片腕を動かして、ミルナの身体を自分の方へ引き寄せた。
「ははは! そういうことならすりすりしていいぞ!」
「え……」
「すりすりして安心したいのだろう? 好きにするといい。ま、ゴツゴツしていて気持ちよくないだろうがな! しかし、ミルナもまだまだ子どもだな」
ルジェベリアに抱き寄せられるような体勢になり、ミルナは顔を真っ赤に染める。
よりによってそんな時に扉が開いた。
「ちょっと姉さーーっ!?」
ルジェベリアに用があって訪ねてきたアステロイナーは、姉がミルナといちゃついているところを目撃してしまい、「すみませんでしたー」と小さめに言いながら退室していった。
◆
それ以来、ルジェベリアは定期的にミルナと触れ合ってくれるようになった。ミルナの本当の気持ちは伝わっていないようだが、それでも、ルジェベリアと触れ合えることは幸せだった。
一方アステロイナーはというと、姉がミルナとそういう関係であったと誤解してしまっていて。聞くに聞けず、一人悶々としていたのだった。
◆終わり◆
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
(完結)婚約者の勇者に忘れられた王女様――行方不明になった勇者は妻と子供を伴い戻って来た
青空一夏
恋愛
私はジョージア王国の王女でレイラ・ジョージア。護衛騎士のアルフィーは私の憧れの男性だった。彼はローガンナ男爵家の三男で到底私とは結婚できる身分ではない。
それでも私は彼にお嫁さんにしてほしいと告白し勇者になってくれるようにお願いした。勇者は望めば王女とも婚姻できるからだ。
彼は私の為に勇者になり私と婚約。その後、魔物討伐に向かった。
ところが彼は行方不明となりおよそ2年後やっと戻って来た。しかし、彼の横には子供を抱いた見知らぬ女性が立っており・・・・・・
ハッピーエンドではない悲恋になるかもしれません。もやもやエンドの追記あり。ちょっとしたざまぁになっています。
男装の騎士に心を奪われる予定の婚約者がいる私の憂鬱
鍋
恋愛
私は10歳の時にファンタジー小説のライバル令嬢だと気付いた。
婚約者の王太子殿下は男装の騎士に心を奪われ私との婚約を解消する予定だ。
前世も辛い失恋経験のある私は自信が無いから王太子から逃げたい。
だって、二人のラブラブなんて想像するのも辛いもの。
私は今世も勉強を頑張ります。だって知識は裏切らないから。
傷付くのが怖くて臆病なヒロインが、傷付く前にヒーローを避けようと頑張る物語です。
王道ありがちストーリー。ご都合主義満載。
ハッピーエンドは確実です。
※ヒーローはヒロインを振り向かせようと一生懸命なのですが、悲しいことに避けられてしまいます。
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
虐げられた私、ずっと一緒にいた精霊たちの王に愛される〜私が愛し子だなんて知りませんでした〜
ボタニカルseven
恋愛
「今までお世話になりました」
あぁ、これでやっとこの人たちから解放されるんだ。
「セレス様、行きましょう」
「ありがとう、リリ」
私はセレス・バートレイ。四歳の頃に母親がなくなり父がしばらく家を留守にしたかと思えば愛人とその子供を連れてきた。私はそれから今までその愛人と子供に虐げられてきた。心が折れそうになった時だってあったが、いつも隣で見守ってきてくれた精霊たちが支えてくれた。
ある日精霊たちはいった。
「あの方が迎えに来る」
カクヨム/なろう様でも連載させていただいております
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
裏切りの街 ~すれ違う心~
緑谷めい
恋愛
エマは裏切られた。付き合って1年になる恋人リュカにだ。ある日、リュカとのデート中、街の裏通りに突然一人置き去りにされたエマ。リュカはエマを囮にした。彼は騎士としての手柄欲しさにエマを利用したのだ。※ 全5話完結予定
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる