婚約破棄されたことですし、これからはのんびり生きていくことにします。

四季

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後編

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「まぁ! なんてこと! アドバンさん、酷いわ!」
「なんと勝手な……許せん!!」

 帰って事情を話すと、両親は激怒。
 二人は私を彼から引き離した。
 それによって私がアドバンと会うことはなくなった。

 私は実家暮らしに戻る。


 ◆


 アドバンに婚約破棄されてから三年。
 私は今、アクセサリー店を営んでいる。

 毎日は忙しい。それでも悪いことばかりではない。いや、悪いことなんてない、と言っても過言ではないだろう。忙しいからといって楽しくないわけではないのだ。良い意味で忙しさが存在してくれているのだから、歓迎すべきことだと思うし。

「あの~……」
「いらっしゃいませ!」

 これからも前を向いて生きていこうと思う。

 ちなみにアドバンはというと。
 婚約破棄の直後から便秘になり悩んでいたところ、うっかり馬車に当たられてしまい、その際に負った怪我が原因となって数日後に落命してしまったそうだ。

 けれども、もはや、それは私には関係のないこと。

 彼は彼の人生を。
 私は私の人生を。

 ただそれだけのことなのだから……。

 気にすることなどないのだ。


◆終わり◆
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