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1話「冷ややかな面持ち」
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私の婚約者ケインはその日とてつもなく冷ややかな面持ちでいた。
「お前との婚約は破棄とする」
言葉を紡ぐ、その声すらも、驚くほどに冷たくて。
私が知っていた以前の彼はどうやらどこかへ消えてしまったようだ。
今の彼は私の脳内にある彼とは別人のようなものである。
「お前は完璧じゃない。むしろ中の下だ。まず超絶美人でないので減点、ありとあらゆる家事を完璧にこなせないから減点、強い忠誠心を持って俺の言うことすべてに従わないので減点。……実質ゴミだよ、お前は」
どうしてそんなことを言うの?
なぜ平気でそこまで言えてしまうの?
疑問はあったけれど、当然そんな質問を放てるわけもなく。
「二度と顔を晒すな」
そう言われたところですべてが終わった。
◆
その後私は婚約破棄を受け入れたのだが、仕方がないことだったとはいえどうしても納得できなかった。
ただ婚約破棄されるだけでも不快なのに。
さらにあんなことまで言われて。
しかもこちらが何かやらかしたわけではないのに。
もやもやしていた私は、ある時友人にその話をしたことをきっかけに、一人の女性魔法使いと知り合う。
「お前との婚約は破棄とする」
言葉を紡ぐ、その声すらも、驚くほどに冷たくて。
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「お前は完璧じゃない。むしろ中の下だ。まず超絶美人でないので減点、ありとあらゆる家事を完璧にこなせないから減点、強い忠誠心を持って俺の言うことすべてに従わないので減点。……実質ゴミだよ、お前は」
どうしてそんなことを言うの?
なぜ平気でそこまで言えてしまうの?
疑問はあったけれど、当然そんな質問を放てるわけもなく。
「二度と顔を晒すな」
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その後私は婚約破棄を受け入れたのだが、仕方がないことだったとはいえどうしても納得できなかった。
ただ婚約破棄されるだけでも不快なのに。
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