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ずっと好きでした
しおりを挟むあの雨の日に
豪雨の夜に
震えていた私をそっとすくい上げてくれた
それからずっと好きでした
貴方の傍にいて
いつかは恩返しをしたいと
そう思っていました
貴方の隣にいるなんて無理だと
そんな望みは許されないと
当たり前のようにそう思っていたので
だからこそ
婚約が決まった時は嬉しかったのです
天に昇るような
それほどの嬉しさで
消えてしまうくらい嬉しくて
毎日がきらきら輝いていました
あの雨の日に
豪雨の夜に
震えていた私をそっとすくい上げてくれた
それからずっと好きでした
叶わないと思っていた夢
それが叶った時は
驚くくらい嬉しくて楽しくて
生きていて幸せだと
初めて思うことができました
でもそれもやがては壊れる――
貴方から告げられた婚約破棄
貴方の口から出たその言葉
それは私の幸福を
一瞬にして壊してしまったのです
どこまでも残酷な
まるで死刑を告げるかのような
そんな行為
それが婚約破棄だったのです
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