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後編
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◆
ある日、エリーナは他の男と結婚してしまった。
僕は悲しかった。
何も言えなくなるくらいに。
で、やがて僕は心を決める。
「エリーナは僕が救う」
そして、エリーナの相手の男性を襲撃し、殺害した。
「貴方……どうして……」
「エリーナ! これからもずっと一緒だよ!」
「待って、やめて。貴方、人を殺したのよ。笑っていられるなんてどうかしてる」
「何を言うんだい? 君は彼に脅されて結婚を強制されていたんだろう?」
その時の僕はもう正気を失っていたのかもしれない……ううん、僕が信じることが真実なんだ。
「さぁ、二人で暮らそう」
今、彼女は、僕の家にいる。
彼女はその部屋から出ることはない。
きっともう二度と。
「監禁するのはやめて! もうやめて! 帰らせて!」
「よく分からないよ。僕たちは結婚したじゃないか。夫婦は一緒に暮らすものなんだよ?」
「夫婦じゃない!」
「照れちゃって。可愛いね。……大丈夫、エリーナのことは絶対に幸せにするから」
◆終わり◆
ある日、エリーナは他の男と結婚してしまった。
僕は悲しかった。
何も言えなくなるくらいに。
で、やがて僕は心を決める。
「エリーナは僕が救う」
そして、エリーナの相手の男性を襲撃し、殺害した。
「貴方……どうして……」
「エリーナ! これからもずっと一緒だよ!」
「待って、やめて。貴方、人を殺したのよ。笑っていられるなんてどうかしてる」
「何を言うんだい? 君は彼に脅されて結婚を強制されていたんだろう?」
その時の僕はもう正気を失っていたのかもしれない……ううん、僕が信じることが真実なんだ。
「さぁ、二人で暮らそう」
今、彼女は、僕の家にいる。
彼女はその部屋から出ることはない。
きっともう二度と。
「監禁するのはやめて! もうやめて! 帰らせて!」
「よく分からないよ。僕たちは結婚したじゃないか。夫婦は一緒に暮らすものなんだよ?」
「夫婦じゃない!」
「照れちゃって。可愛いね。……大丈夫、エリーナのことは絶対に幸せにするから」
◆終わり◆
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