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オタム剣技大会~part7~
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サーシャ様の次の相手が決まりました――ストロベリーです……誰やねん!と、思わず一人で突っ込んでしまいたくなりました。
四強に残った、もう一人であるのは間違いないでしょう。
これで、サーシャ様、ヒュラ、ダマン、ストロベリーで準決勝を戦うことが決定致しました。
ストロベリーに関しては完全にノーマークだった為、一切の情報がありません。強いて言えば女性ということだけでしょうか。
ダマンやヒュラと当たらなかったのは非常に残念ではありますが、サーシャ様は女性で一番にならなければなりません。最強の座を掴むには避けては通れぬ道といえるでしょう。それに、どんな美人なのか僕も興味津々です。
「では準決勝の第一試合を始めます。サーシャ様、ストロベリー様前へ。」
サーシャ様の登場に観客たちのボルテージが上昇していきます。
やはり美人は得ですね。中身はおっさんみたいなのに……。
続いてストロベリーの登場です。名前から察するに、おそらく可愛い系の女子でしょう。
しかし、時に期待というものは信じられないくらいの裏切りをみせてくれるものです。
ストロベリーはノースリーブに短パンというラフな出で立ちで観客の前に現れました。その腕や脚はバッキバッキに鍛え上げられています。そして、その肉体を惜しみもなく披露しておられます。日に焼けた肌が、その筋肉を更に強靭に見せているようにも感じます。長い黒髪は日に晒されて、ダメージが蓄積されているようです。その髪を後ろで束ねて戦いの準備を整えていくストロベリー。
あっ!顔は割りと綺麗な感じですね。
しかし、やはりあの肉体は……僕はちょっと受け付けませんね。
まるで、どこかの戦闘民族の娘ですよ。見た目だけでも相当強そうです。サーシャ様は、あの人に勝てるでしょうか。
僕は心配になってきました。
「あら、可愛い子ね。私のタイプだわ。」
まさかの女好き!?
「ありがとう。私も嫌いじゃないよ、あなた、みたいな人。」
サーシャ様まで!……だけど、禁断の愛に溺れるサーシャ様も是非見てみたいです。
「それでは――始め!」
ストロベリーは剣を、ゆっくりと抜いた。彼女の剣はサーシャ様のスパロウティアズより一回り大きい。男性の剣士が持つ標準タイプくらいでしょう。まあ、あの筋肉なら簡単に振り回せるでしょうね。
二人は距離を保ったまま微動だにしません。会場の空気も次第に緊迫感を増していきます。
「ふーっ。さすがに準決勝ともなると手強い相手に当たるもんだね。あんた強いね。対峙しているだけで伝わってくるわ。勝てないかもしれないね。」
緊張の糸を切ったのはストロベリーでした。構えを解いて饒舌に、お喋りを始めました。
それにはサーシャ様も驚きを隠せません。ストロベリーのペースで一瞬、緊張を解いてしまいます。
「サーシャ様、駄目です。集中!」
ストロベリーは、その隙を見逃さない。すぐに切った糸を繋げた。
一方のサーシャ様も、すぐに対応した。
初撃はサーシャ様の首を掠めた。鋭い攻撃でしたが、よく見切りました。
そして今度はストロベリーの猛烈な攻撃が繰り出されました。
防御で一杯のサーシャ様も何とか防いでいます。
「巧い剣さばきだね。でもそれじゃあ反撃すらできないよ。」
ストロベリーの猛攻は止むことがありません。
しかし、サーシャ様は少しずつ余裕を持ってきたように思えます。おそらく慣れてきたのでしょう。
激しい攻撃を連発するストロベリーの攻めですが、どこか雑というか単調な気がします。
力任せの攻撃をサーシャ様は次第に軽やかに、いなしていきました。
「おや?ちょっと鈍くなってきたんじゃないの。もう限界かしら?」
サーシャ様はストロベリーを挑発するように皮肉っぽく言いました。
「なんの、まだまだ!」
ああ!ストロベリーが息を吹き返したようです。それでは逆効果ではありませんか。
サーシャ様は頭を使って相手を苛立たせるつもりだったようですが……。
ストロベリーの激しい攻撃は序盤の時に戻っていました。
サーシャ様は反撃できずに防御のみに追われています。
――ん?
しかし、ここで異変に気づきました。さっきからずっと攻撃を仕掛けているストロベリーの体に無数の切り傷が刻まれていくではありませんか。
しばらくするとストロベリーの腕や足からは出血が見てとれました。
「まったく。いやらしい女だね。ますます気に入ったよ。」
「それはどうも。」
「私の攻撃を一杯一杯で防いでいるように見せて、その間、間にチクチクとカウンター攻撃を挟んでくるなんてね。」
サーシャ様の攻撃はストロベリーを一撃で葬るようなものではありません。しかし蓄積されたダメージは少しずつストロベリーを追い込んでいます。
これは、そろそろ勝負が決まるかもしれませんね。
「まだ明日には決勝が残っている。あまり傷を負いたくないんでね。次の一撃で終わらせるぞ。」
ストロベリーは目の前のサーシャ様よりも、明日の決勝を意識しているようです。完全に舐められています。サーシャ様、あの女をズタズタに切り裂いてくださいまし。
「一発で決めてやる。」
ストロベリーは、くるりと体を捻りながら高く飛び上がりました。
そして落下しながら更に体をスクリュー状に回転を加えます。
「苺狩り《ストロベリーピッキング》!」
ちなみに最近の流行りとして、剣士たちは必殺の剣技に自分の名前を取り入れているみたいです。ダサいなんて思わないでくださいね。
サーシャ様はストロベリーの必殺の剣を真っ向うから受けるつもりのようでした。微動だにせず剣を構えます。
「受け止める気かい!上等!止めれるものなら止めてみろ!」
ストロベリーの攻撃は変則的ではあるものの攻撃方向は一直線。サーシャ様のアジリティなら容易く避けれそうですが。果たして何をお考えなのでしょう。僕にはてんで分かりません。
「終わりだ――!」
完全にストロベリーはサーシャ様を捉えた……と思われたが、そうではありませんでした。
サーシャ様はストロベリーの剣を持つ方の手首をがっちりと掴んでいるでは、ありませんか。
攻撃を、かわすのに上半身だけを少し動かし、更にはストロベリーの攻撃の軸である手首までも捉えていました。
「単純なのよ、攻撃が。」
サーシャ様は、そのセクシーな唇に薄い笑みを浮かべていました。
そして掴んだ手首に、グッと力を込めました。
すると鈍いバキッ!という音が静まり返った会場を更に静まらせました。
「きゃあ!」
ストロベリーの悲痛な叫びが響き渡りました。
「大丈夫よ。綺麗に折ってあげたから、安静にしていればすぐ治るわ。」
――僕は痺れました。サーシャ様が意外にも怪力だったことにでは、ありません。躊躇いもなく相手の手首を折ったことにです。
一見、冷酷にも見えますが。そうではない。剣術の試合で殺しても構わない大会なのですよ。剣で串刺しにする方がよっぽど残虐でしょ。骨を折るなんて大したことありませんよ。そこがサーシャ様の優しいところなのですが……僕としては、残虐性に満ち溢れたサーシャ様も見てみたい、というのが本音なのですがね。
「ストロベリー様は試合を続行するのが困難のようなので、勝者はサーシャ様です!」
観客たちからは戸惑いの拍手が送られました。
そんな中、僕だけは心からの拍手と歓喜の声をサーシャ様に向け、惜し気もなく送りました。
「ブラボー!サーシャ様!素敵です!もう少し女らしくしてください!肉ばかり要求しないでください!」
若干ではありますが僕の個人的な要望も含まれています。僕の最高の賛辞よ、サーシャ様へ届けと願うばかりです。
さあ、次はいよいよ決勝戦。相手は黄金の剣士ダマンか、はたまた地元の英雄ドラゴンの剣士ヒュラか。
どちらにしてもサーシャ様には頑張って優勝を勝ち取って欲しいものです。
四強に残った、もう一人であるのは間違いないでしょう。
これで、サーシャ様、ヒュラ、ダマン、ストロベリーで準決勝を戦うことが決定致しました。
ストロベリーに関しては完全にノーマークだった為、一切の情報がありません。強いて言えば女性ということだけでしょうか。
ダマンやヒュラと当たらなかったのは非常に残念ではありますが、サーシャ様は女性で一番にならなければなりません。最強の座を掴むには避けては通れぬ道といえるでしょう。それに、どんな美人なのか僕も興味津々です。
「では準決勝の第一試合を始めます。サーシャ様、ストロベリー様前へ。」
サーシャ様の登場に観客たちのボルテージが上昇していきます。
やはり美人は得ですね。中身はおっさんみたいなのに……。
続いてストロベリーの登場です。名前から察するに、おそらく可愛い系の女子でしょう。
しかし、時に期待というものは信じられないくらいの裏切りをみせてくれるものです。
ストロベリーはノースリーブに短パンというラフな出で立ちで観客の前に現れました。その腕や脚はバッキバッキに鍛え上げられています。そして、その肉体を惜しみもなく披露しておられます。日に焼けた肌が、その筋肉を更に強靭に見せているようにも感じます。長い黒髪は日に晒されて、ダメージが蓄積されているようです。その髪を後ろで束ねて戦いの準備を整えていくストロベリー。
あっ!顔は割りと綺麗な感じですね。
しかし、やはりあの肉体は……僕はちょっと受け付けませんね。
まるで、どこかの戦闘民族の娘ですよ。見た目だけでも相当強そうです。サーシャ様は、あの人に勝てるでしょうか。
僕は心配になってきました。
「あら、可愛い子ね。私のタイプだわ。」
まさかの女好き!?
「ありがとう。私も嫌いじゃないよ、あなた、みたいな人。」
サーシャ様まで!……だけど、禁断の愛に溺れるサーシャ様も是非見てみたいです。
「それでは――始め!」
ストロベリーは剣を、ゆっくりと抜いた。彼女の剣はサーシャ様のスパロウティアズより一回り大きい。男性の剣士が持つ標準タイプくらいでしょう。まあ、あの筋肉なら簡単に振り回せるでしょうね。
二人は距離を保ったまま微動だにしません。会場の空気も次第に緊迫感を増していきます。
「ふーっ。さすがに準決勝ともなると手強い相手に当たるもんだね。あんた強いね。対峙しているだけで伝わってくるわ。勝てないかもしれないね。」
緊張の糸を切ったのはストロベリーでした。構えを解いて饒舌に、お喋りを始めました。
それにはサーシャ様も驚きを隠せません。ストロベリーのペースで一瞬、緊張を解いてしまいます。
「サーシャ様、駄目です。集中!」
ストロベリーは、その隙を見逃さない。すぐに切った糸を繋げた。
一方のサーシャ様も、すぐに対応した。
初撃はサーシャ様の首を掠めた。鋭い攻撃でしたが、よく見切りました。
そして今度はストロベリーの猛烈な攻撃が繰り出されました。
防御で一杯のサーシャ様も何とか防いでいます。
「巧い剣さばきだね。でもそれじゃあ反撃すらできないよ。」
ストロベリーの猛攻は止むことがありません。
しかし、サーシャ様は少しずつ余裕を持ってきたように思えます。おそらく慣れてきたのでしょう。
激しい攻撃を連発するストロベリーの攻めですが、どこか雑というか単調な気がします。
力任せの攻撃をサーシャ様は次第に軽やかに、いなしていきました。
「おや?ちょっと鈍くなってきたんじゃないの。もう限界かしら?」
サーシャ様はストロベリーを挑発するように皮肉っぽく言いました。
「なんの、まだまだ!」
ああ!ストロベリーが息を吹き返したようです。それでは逆効果ではありませんか。
サーシャ様は頭を使って相手を苛立たせるつもりだったようですが……。
ストロベリーの激しい攻撃は序盤の時に戻っていました。
サーシャ様は反撃できずに防御のみに追われています。
――ん?
しかし、ここで異変に気づきました。さっきからずっと攻撃を仕掛けているストロベリーの体に無数の切り傷が刻まれていくではありませんか。
しばらくするとストロベリーの腕や足からは出血が見てとれました。
「まったく。いやらしい女だね。ますます気に入ったよ。」
「それはどうも。」
「私の攻撃を一杯一杯で防いでいるように見せて、その間、間にチクチクとカウンター攻撃を挟んでくるなんてね。」
サーシャ様の攻撃はストロベリーを一撃で葬るようなものではありません。しかし蓄積されたダメージは少しずつストロベリーを追い込んでいます。
これは、そろそろ勝負が決まるかもしれませんね。
「まだ明日には決勝が残っている。あまり傷を負いたくないんでね。次の一撃で終わらせるぞ。」
ストロベリーは目の前のサーシャ様よりも、明日の決勝を意識しているようです。完全に舐められています。サーシャ様、あの女をズタズタに切り裂いてくださいまし。
「一発で決めてやる。」
ストロベリーは、くるりと体を捻りながら高く飛び上がりました。
そして落下しながら更に体をスクリュー状に回転を加えます。
「苺狩り《ストロベリーピッキング》!」
ちなみに最近の流行りとして、剣士たちは必殺の剣技に自分の名前を取り入れているみたいです。ダサいなんて思わないでくださいね。
サーシャ様はストロベリーの必殺の剣を真っ向うから受けるつもりのようでした。微動だにせず剣を構えます。
「受け止める気かい!上等!止めれるものなら止めてみろ!」
ストロベリーの攻撃は変則的ではあるものの攻撃方向は一直線。サーシャ様のアジリティなら容易く避けれそうですが。果たして何をお考えなのでしょう。僕にはてんで分かりません。
「終わりだ――!」
完全にストロベリーはサーシャ様を捉えた……と思われたが、そうではありませんでした。
サーシャ様はストロベリーの剣を持つ方の手首をがっちりと掴んでいるでは、ありませんか。
攻撃を、かわすのに上半身だけを少し動かし、更にはストロベリーの攻撃の軸である手首までも捉えていました。
「単純なのよ、攻撃が。」
サーシャ様は、そのセクシーな唇に薄い笑みを浮かべていました。
そして掴んだ手首に、グッと力を込めました。
すると鈍いバキッ!という音が静まり返った会場を更に静まらせました。
「きゃあ!」
ストロベリーの悲痛な叫びが響き渡りました。
「大丈夫よ。綺麗に折ってあげたから、安静にしていればすぐ治るわ。」
――僕は痺れました。サーシャ様が意外にも怪力だったことにでは、ありません。躊躇いもなく相手の手首を折ったことにです。
一見、冷酷にも見えますが。そうではない。剣術の試合で殺しても構わない大会なのですよ。剣で串刺しにする方がよっぽど残虐でしょ。骨を折るなんて大したことありませんよ。そこがサーシャ様の優しいところなのですが……僕としては、残虐性に満ち溢れたサーシャ様も見てみたい、というのが本音なのですがね。
「ストロベリー様は試合を続行するのが困難のようなので、勝者はサーシャ様です!」
観客たちからは戸惑いの拍手が送られました。
そんな中、僕だけは心からの拍手と歓喜の声をサーシャ様に向け、惜し気もなく送りました。
「ブラボー!サーシャ様!素敵です!もう少し女らしくしてください!肉ばかり要求しないでください!」
若干ではありますが僕の個人的な要望も含まれています。僕の最高の賛辞よ、サーシャ様へ届けと願うばかりです。
さあ、次はいよいよ決勝戦。相手は黄金の剣士ダマンか、はたまた地元の英雄ドラゴンの剣士ヒュラか。
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