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オタム剣技大会~part10~
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決勝戦が始まります。
我らがサーシャ様対ソルディウスの黄金の剣士ダマンというカードです。
「それでは、これより本年度のオタム剣技競技大会決勝を執り行いたいと思います。まずは女剣士サーシャ様。」
会場は若くて美しいサーシャ様の虜です。大半がサーシャ様の名前を口々に叫んでいます。
「続いて、黄金の剣士ダマン様!」
おや?ダマンの登場にもサーシャ様と同じくらいの声援が飛んでいるようですね。皆ミーハーなんですね。
「女性の剣士殿か。遠慮は要らんぞ、私も全力を尽くす。それが相手への礼儀だからな。」
サーシャ様はダマンと目を合わせようともせずに、下を向いたまま俯いていた。
そして、ゆっくりと顔を上げ、ダマンの目を見つめた。
さあ、サーシャ様。憎き父上の仇を討つのです。
しかし、ダマンはそれに気づくことが出来るのでしょうか?
今、目の前に立っている少女の父を殺したことに。いやいや、気づくはずがありませんね。だったらこちらから言ってみるべきではないでしょうか。そうすれば、もしかしたらダマンの動揺を誘うことが出来るかもしれませんしね。言っておきますが、これは策ですからね。卑怯とか、そういうものではありませんよ。
「お、お主――その目は、まさか!?」
どうやら要らぬ心配だったようですね。ダマンは気づいた様子です。
「そう、父はディミトリ。私は娘のサーシャだ。」
いい!いい展開ですよ、これ。まるで映画のワンシーンのようです。さあ、サーシャ様、これまでに積み上げてきたダマンへの憎しみを奴に全てぶつけるのです!
「そ、そうか。ディミトリの……お前の父上には申し訳ないことをした。もちろんサーシャ、お前にも辛い思いをさせたな。すまなかった。」
ダマンは苦しそうでした。それはそうでしょう。いくら試合で、とはいえサーシャ様の父上を亡きものにしたのですから。サーシャ様が父上を喪った悲しみは、そんなものでは消えませんよ。
「いいえ、貴方が謝る必要はない。父は正々堂々と戦って死んだのだから。そんな父に貴方も真剣に向かい合った。それだけのこと。私は恨んでなどいない。むしろ感謝しているくらいだ。出来れば試合が終わってから言いたかったのだが、貴方が先に気づいてしまったから仕方ない。私との試合で手を抜かれでもしたら後味が悪くなってしまうからね。」
サーシャ様!?な、なんということを。せっかくのチャンスを棒に振る気ですか?
「そう言ってもらえると気が落ち着く。サーシャ――と、いったな。安心せよ。私は絶対に手は抜かん!必ずやお前を倒して優勝をものにしよう。」
サーシャ様は、ダマンの言葉を聞いて笑みを浮かべました。
まったく、つくづく馬鹿な人ですね。
まあ、ベストな状態のダマンと戦いたかったのでしょうが……甘いですよ、サーシャ様。
「では、決勝戦始め!」
開始の合図と同時に先手をとったのはサーシャ様でした。
いつもは相手の様子を伺いながら戦う彼女にしては珍しいことです。
高速で動きながらダマンを攪乱しようと試みます。素早い動きからのフェイクは効果的でしょう。それを二段、三段とフェイクを重ねていけば、いくらダマンでも反応できないはず。
サーシャ様はフェイントを織り混ぜながら乱打します。そして上手くダマンの死角に入りました。
「いける!」
しかし、ダマンは剣で軽々と捌きます。サーシャ様の手数の多い攻撃はダマンの黄金の鎧にさえ届きません。というより、ダマンは驚くことに未だに一歩も動いていませんでした。
サーシャ様の四方八方からの攻撃を一歩も動くことなく剣のみで防ぎきっています。やはり化け物ですね。
「サーシャよ。私に小細工は通用しないぞ。」
サーシャ様はダマンの言葉に動きを止めました。そしてダマンと正面で向かい合い対峙します。
「おりゃあ!」
サーシャ様の鋭い突き!だが、ダマンは余裕の表情でかわします。
「――これはちょっと参ったわね。」
あらら、サーシャ様から弱音が出るとは。しかし、顔には言葉とは裏腹に笑みがこぼれていますがね。
サーシャ様は、今度はダマンの懐に飛び込みました。それは無茶というものです。
待ち構えていたダマンは本気でサーシャ様を斬りにきます。しかし、相変わらずの反射神経で避けると、更にダマンに近づいていきました。
そして至近距離からモーションなしの突き。これは良いかもしれません。
さすがのダマンも少し焦った顔をしています。そして剣で止められないと判断したダマンは籠手でサーシャ様の攻撃を防ぎました。
惜しい。あと少しだったのですが、僅かなところで止められてしまいました。
「なるほど。さすがはディミトリの娘。だが私は負けん!」
ダマンはついに動きました。動きは遅いですが、あっという間にサーシャ様との間合いを詰めました。
一瞬反応が鈍ったサーシャ様はダマンの振り降ろした剣を避けきれないと判断し、自身の剣スパロウティアズで受け止めようとしました。
「サーシャ様、それは無理!」
思わず僕も声を上げてしまう程に、到底受け止めることなど不可能に近いことだと感じました。
ところがサーシャ様はダマンの一撃を、なんと防いでいるではありませんか。一体その華奢な体のどこにそんなパワーがあるというのでしょう。
「これを止めるか。」
これにはダマンも同じく驚いている様子でした。
「腕が痺れる。だけど、まだいける!」
サーシャ様は再びダマンに連続攻撃を仕掛けていきます。
だが、最初の時のような切れはありません。やはりさっきの一撃で何らかのダメージを負ったのでしょう。これはまずいです。
しかし、そんな僕の予想を裏切り、サーシャ様の攻撃の速度は更に加速してゆきます。
「な、なんという攻撃。このままでは――。」
さすがのダマンも少しづつ圧されていきます。そして遂に、
「いけぇえ!」と、放ったサーシャ様の剣撃がダマンの肩にヒットしました。
「やった!」
僕は、そう思いましたがサーシャ様は違うようでした。
どうやら肩を貫いたと思われたサーシャ様の攻撃はダマンの肩当てを吹き飛ばすのみに留まったようです。
そして隙のできたサーシャ様の顔の前にはダマンの鋭い刃が寸止めされていました。
「いい腕だった。私が少しでも油断していたならば立場が逆であったろう。」
「ま、参った。」
この瞬間、ダマンの優勝が決定しました。あと少しのところまでダマンを追い詰めただけに残念です。
結局のところ最初にダマンにプレッシャーを与えることができなかったのが敗因かもしれません。
あの時に、「お前は父の仇だ。」と一言、言ってやれば勝てたかもしれません。何にしてもサーシャ様の甘さが招いた敗北です。
まあ、殺されなかっただけラッキーだったとポジティブに考えるしかありませんね。
「勝者ダマン様!これにより本年度の優勝者はダマン様に決定致しました。どうぞ皆様、ダマン様に拍手を。」
会場は割れんばかりの拍手で包まれた。
「サーシャよ。楽しかったぞ。もっと強くなってこい。その時は、また試合をしよう。」
ダマンは、そう言い残しサーシャ様の前から去っていきました。
膝まずいて項垂れるサーシャ様に僕は手を差し伸べました。
驚くことにサーシャ様は涙を流しておられました。
僕はサーシャ様を見ないようにしながら、
「お疲れ様でした。惜しかったですね。今夜は頑張ったで賞ということで高級肉を食べましょう。」と、労った。
サーシャ様は嗚咽を漏らしながら「うん。」と、頷きました。
この時、サーシャの口元に、うっすらと笑みがあったことを僕は知る由もありません。
こうしてオタムでの大会は終了しました。
何だかんだで今後の課題が多く見つかったことが、いい収穫でした。次は何処へ向かいましょうか。風の吹くまま気の向くまま、僕達は旅を続けていくことでしょうね。
我らがサーシャ様対ソルディウスの黄金の剣士ダマンというカードです。
「それでは、これより本年度のオタム剣技競技大会決勝を執り行いたいと思います。まずは女剣士サーシャ様。」
会場は若くて美しいサーシャ様の虜です。大半がサーシャ様の名前を口々に叫んでいます。
「続いて、黄金の剣士ダマン様!」
おや?ダマンの登場にもサーシャ様と同じくらいの声援が飛んでいるようですね。皆ミーハーなんですね。
「女性の剣士殿か。遠慮は要らんぞ、私も全力を尽くす。それが相手への礼儀だからな。」
サーシャ様はダマンと目を合わせようともせずに、下を向いたまま俯いていた。
そして、ゆっくりと顔を上げ、ダマンの目を見つめた。
さあ、サーシャ様。憎き父上の仇を討つのです。
しかし、ダマンはそれに気づくことが出来るのでしょうか?
今、目の前に立っている少女の父を殺したことに。いやいや、気づくはずがありませんね。だったらこちらから言ってみるべきではないでしょうか。そうすれば、もしかしたらダマンの動揺を誘うことが出来るかもしれませんしね。言っておきますが、これは策ですからね。卑怯とか、そういうものではありませんよ。
「お、お主――その目は、まさか!?」
どうやら要らぬ心配だったようですね。ダマンは気づいた様子です。
「そう、父はディミトリ。私は娘のサーシャだ。」
いい!いい展開ですよ、これ。まるで映画のワンシーンのようです。さあ、サーシャ様、これまでに積み上げてきたダマンへの憎しみを奴に全てぶつけるのです!
「そ、そうか。ディミトリの……お前の父上には申し訳ないことをした。もちろんサーシャ、お前にも辛い思いをさせたな。すまなかった。」
ダマンは苦しそうでした。それはそうでしょう。いくら試合で、とはいえサーシャ様の父上を亡きものにしたのですから。サーシャ様が父上を喪った悲しみは、そんなものでは消えませんよ。
「いいえ、貴方が謝る必要はない。父は正々堂々と戦って死んだのだから。そんな父に貴方も真剣に向かい合った。それだけのこと。私は恨んでなどいない。むしろ感謝しているくらいだ。出来れば試合が終わってから言いたかったのだが、貴方が先に気づいてしまったから仕方ない。私との試合で手を抜かれでもしたら後味が悪くなってしまうからね。」
サーシャ様!?な、なんということを。せっかくのチャンスを棒に振る気ですか?
「そう言ってもらえると気が落ち着く。サーシャ――と、いったな。安心せよ。私は絶対に手は抜かん!必ずやお前を倒して優勝をものにしよう。」
サーシャ様は、ダマンの言葉を聞いて笑みを浮かべました。
まったく、つくづく馬鹿な人ですね。
まあ、ベストな状態のダマンと戦いたかったのでしょうが……甘いですよ、サーシャ様。
「では、決勝戦始め!」
開始の合図と同時に先手をとったのはサーシャ様でした。
いつもは相手の様子を伺いながら戦う彼女にしては珍しいことです。
高速で動きながらダマンを攪乱しようと試みます。素早い動きからのフェイクは効果的でしょう。それを二段、三段とフェイクを重ねていけば、いくらダマンでも反応できないはず。
サーシャ様はフェイントを織り混ぜながら乱打します。そして上手くダマンの死角に入りました。
「いける!」
しかし、ダマンは剣で軽々と捌きます。サーシャ様の手数の多い攻撃はダマンの黄金の鎧にさえ届きません。というより、ダマンは驚くことに未だに一歩も動いていませんでした。
サーシャ様の四方八方からの攻撃を一歩も動くことなく剣のみで防ぎきっています。やはり化け物ですね。
「サーシャよ。私に小細工は通用しないぞ。」
サーシャ様はダマンの言葉に動きを止めました。そしてダマンと正面で向かい合い対峙します。
「おりゃあ!」
サーシャ様の鋭い突き!だが、ダマンは余裕の表情でかわします。
「――これはちょっと参ったわね。」
あらら、サーシャ様から弱音が出るとは。しかし、顔には言葉とは裏腹に笑みがこぼれていますがね。
サーシャ様は、今度はダマンの懐に飛び込みました。それは無茶というものです。
待ち構えていたダマンは本気でサーシャ様を斬りにきます。しかし、相変わらずの反射神経で避けると、更にダマンに近づいていきました。
そして至近距離からモーションなしの突き。これは良いかもしれません。
さすがのダマンも少し焦った顔をしています。そして剣で止められないと判断したダマンは籠手でサーシャ様の攻撃を防ぎました。
惜しい。あと少しだったのですが、僅かなところで止められてしまいました。
「なるほど。さすがはディミトリの娘。だが私は負けん!」
ダマンはついに動きました。動きは遅いですが、あっという間にサーシャ様との間合いを詰めました。
一瞬反応が鈍ったサーシャ様はダマンの振り降ろした剣を避けきれないと判断し、自身の剣スパロウティアズで受け止めようとしました。
「サーシャ様、それは無理!」
思わず僕も声を上げてしまう程に、到底受け止めることなど不可能に近いことだと感じました。
ところがサーシャ様はダマンの一撃を、なんと防いでいるではありませんか。一体その華奢な体のどこにそんなパワーがあるというのでしょう。
「これを止めるか。」
これにはダマンも同じく驚いている様子でした。
「腕が痺れる。だけど、まだいける!」
サーシャ様は再びダマンに連続攻撃を仕掛けていきます。
だが、最初の時のような切れはありません。やはりさっきの一撃で何らかのダメージを負ったのでしょう。これはまずいです。
しかし、そんな僕の予想を裏切り、サーシャ様の攻撃の速度は更に加速してゆきます。
「な、なんという攻撃。このままでは――。」
さすがのダマンも少しづつ圧されていきます。そして遂に、
「いけぇえ!」と、放ったサーシャ様の剣撃がダマンの肩にヒットしました。
「やった!」
僕は、そう思いましたがサーシャ様は違うようでした。
どうやら肩を貫いたと思われたサーシャ様の攻撃はダマンの肩当てを吹き飛ばすのみに留まったようです。
そして隙のできたサーシャ様の顔の前にはダマンの鋭い刃が寸止めされていました。
「いい腕だった。私が少しでも油断していたならば立場が逆であったろう。」
「ま、参った。」
この瞬間、ダマンの優勝が決定しました。あと少しのところまでダマンを追い詰めただけに残念です。
結局のところ最初にダマンにプレッシャーを与えることができなかったのが敗因かもしれません。
あの時に、「お前は父の仇だ。」と一言、言ってやれば勝てたかもしれません。何にしてもサーシャ様の甘さが招いた敗北です。
まあ、殺されなかっただけラッキーだったとポジティブに考えるしかありませんね。
「勝者ダマン様!これにより本年度の優勝者はダマン様に決定致しました。どうぞ皆様、ダマン様に拍手を。」
会場は割れんばかりの拍手で包まれた。
「サーシャよ。楽しかったぞ。もっと強くなってこい。その時は、また試合をしよう。」
ダマンは、そう言い残しサーシャ様の前から去っていきました。
膝まずいて項垂れるサーシャ様に僕は手を差し伸べました。
驚くことにサーシャ様は涙を流しておられました。
僕はサーシャ様を見ないようにしながら、
「お疲れ様でした。惜しかったですね。今夜は頑張ったで賞ということで高級肉を食べましょう。」と、労った。
サーシャ様は嗚咽を漏らしながら「うん。」と、頷きました。
この時、サーシャの口元に、うっすらと笑みがあったことを僕は知る由もありません。
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