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新魔法剣
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サーシャ様は躊躇うことなくアイスへと突っ込んでいきました。
「正面から来るとは、少しは頭を使ったらどうだ、サーシャ。」
確かに無謀に見えるかもしれませんが、恐らくサーシャ様にはサーシャ様なりの考えがあるのでしょう……たぶん。
「いくら早さがあっても単調な攻撃にはタイミングが合わせやすい!」
アイスはサーシャ様の攻撃のタイミングを見計らいカウンター攻撃を繰り出しました。
これはまずいです。
タイミングばっちり!
「遅い!剣技 鴉!」
アイスの剣がサーシャ様を捉えたと思われた瞬間、サーシャ様は半身を捻りアイスの胴体を見事に斬りつけました。
パキン!
――斬ったはずのサーシャ様の剣スパロウティアズのほうが折れてしまいました。
これは非常に不利な状況に追い込まれてしまいました。
剣を失ってしまってはまともに戦うことすらできません。
「よい太刀さばきだ。だが私の体までは届かなかった。やはりまだ未熟だったということだ、サーシャよ。」
「まだよ。私は諦めない!」
そうは言っても刃折れの剣ではどうになりません。
なにか良い手立てでもあるのでしょうか。
「ぶっつけ本番で上手くいくか分からないけど、基礎鍛練とイメージトレーニングはばっちりやってきたわ。」
やはり何か策があるようで安心しました。
そう言えば魔法剣の師匠であるグラノールさんが前に言っていた言葉を思い出しました。
それは、魔法剣士にとってイメージが大事だということ。
想像力と創造性を兼ね備えていてこその魔法剣士。
それを忘れずに日々鍛練していたのですね、サーシャ様。
その成長ぶりに僕は感動を覚えました。
「パープルアイズアンドスパロウティアズコラボレーションライトソード!」
……いや、それはいくらなんでも長過ぎです。
そしてセンスの欠片さえ感じないネーミングセンス。
ま、まあ内容が良ければ良しとしましょう。
サーシャ様の刃折れの剣に新しい刃が生まれました。
紫色のオーラが完璧な刃の形を成しています。
そしてここで異変に気づいたのはサーシャ様の父、ディミトリさんでした。
「あれは……まさか。」
一体何に気づいたのでしょうか。
しかしよく見るとそれは、一目瞭然でした。
サーシャ様の瞳が通常の状態に戻っているではありませんか。
もしかして、この魔法剣で全てパワーを使ってしまったのでしょうか。
「おそらくあれは、あの魔法剣はパープルアイズの力全てを注ぎこんだものだと考えられる。」
「それじゃあ、サーシャ様にはもうパープルアイズの力の恩恵が無くなってしまったのですか。」
「確かにサーシャ自身にはパープルアイズの力はもう残ってはいまい。だが、あの剣は別だ。凄まじいほどのパワーを秘めている。」
なるほど、あのネーミングセンスゼロの魔法剣による攻撃力は計り知れないということですね。
確かにあのアイスの硬い外部を破壊するには高い攻撃力が必須です。
それを自分の魔法剣に注ぎ込み一点に集中することは間違いではありません。
「いつまでもつか分からないから一気にいくわ。」
サーシャ様の動きはこれまでより遥かに遅く感じられました。
やはりパープルアイズの力は大きかったと言わざるを得ません。
しかしながら、アイスの方も特殊な能力で変化している為に素早さはありません。
これは純粋なパワー対決になりそうです。
サーシャ様は大きなモーションから剣をアイスに向かって降り下ろしました。
アイスは剣にてそれを止めようとします。
バキン!と乾いた音が鳴り両者は共に一旦後方へと下がりました。
「――まさかこのブルーメタルで鍛えた剣が折られようとは驚きだ。」
今度はサーシャ様がアイスの剣をへし折ったみたいですね。
それにしてもあの魔法剣、もの凄い破壊力を持っています。
「だが我がブルーロックは決して破れぬ。」
アイスは折れた剣を投げ捨て、今度は肉弾戦を仕掛けていきました。
単なるパンチ一つとっても凄い威力の筈です。
その攻撃をサーシャ様は魔法剣で防御していきます。
そして、勝負はここから一瞬にして決する事になりました。
アイスの鋭い攻撃にサーシャ様は一瞬防御が遅れました。
その好機を見逃すアイスではありません。
ここぞとばかりに拳を大きく振り抜きました。
「かかったわね、今度こそ剣技、鴉!」
その拳を先ほどと同じ要領で避けたサーシャ様はそのままの勢いで再びアイスの胴体を斬り抜きました。
さっきは全く効き目がありませんでしたが、今回はどうでしょうか。
「無駄だ私のブルーロックが簡単に――なに!?」
アイスは自分の腹部を見て驚きました。
硬度の高いブルーロックには綺麗な横一線の切り口があり、時間差でそこから赤いものが流れ出しています。
「ま、まさかこれ程までとは、恐れいった。」
やりました。遂にアイスの体へと刃が届いたようです。
しかし、最初のフェイントが見事に決まりました。
サーシャ様はわざとアイスの攻撃への対応を遅れたように見せかけたのです。
隙を作って相手に大技を出させたということです。
「ふぅ。上手くいったみたいね――。」
その時でした、サーシャ様の剣が元の刃折れの剣に戻っていきました。
パープルアイズも元には戻りません。
どうやら今度こそ力を大きく消費したようです。
「まったくここまで成長するとは、さすがはディミトリの血を受け継いだだけのことはあるな。もう動けぬ、私の負けだ。とどめをさすがいい。」
アイスの言葉にはどこか暖かみを感じてしまいます。
やはりアイスには、まだ心のどこかにディミトリさんへの忠誠心が残っているのだと確信しました。
「お断りよ。私、敗者には興味がないの。」
サーシャ様も素直ではありませんね。
アイスの言った通り一思いにやってしまえばよいものを。
「アイス。我の弟がなんと情けない。」
「あ、兄上。申し訳ありません。私の力が及びませんでした。」
「まあよい。最初からお前には期待などしていなかったからな。後はそこで大人しく見ておけ。」
モルドスという男は実の弟に対して思いやりなど全く持ち合わせてはいないようです。
「さあ来い、ディミトリの娘。我がお前を叩き潰してくれようぞ。」
「上等よ。」
「サーシャ様!無茶ですよ。さっきの戦いで殆ど力は残っていないはずでしょ。ここは一旦レジェスと交代して体力を回復しましょう。」
「交代?そんなものは認めぬ。確かお主らはゼインたちと勝ち抜き戦をやっておったはず。もしもお前が戦えぬなら、それすなわち負けを認めるということ。」
「やるわ。あと一度くらいならさっきの魔法剣も使えるはず。」
サーシャ様も強情な人です。
言い出したならきかないでしょう。
「ひとつ。ひとつ聞かせてくれ。」
そう切り出したのはディミトリさんでした。
「モルドス、お前はこの戦いに勝ち、何を望むのだ?お前のような男ならばどちらかの命が全て失われるまで戦うはず。だが、お前はこの戦いにルールを築きそれに則って戦っているように思える。」
「我の望み――それはフルガイア統一……などではない。貴様らの命にもさほど興味はない。ただ欲しいのは貴様ら親子のいずれかの目だ。」
サーシャ様は躊躇うことなくアイスへと突っ込んでいきました。
「正面から来るとは、少しは頭を使ったらどうだ、サーシャ。」
確かに無謀に見えるかもしれませんが、恐らくサーシャ様にはサーシャ様なりの考えがあるのでしょう……たぶん。
「いくら早さがあっても単調な攻撃にはタイミングが合わせやすい!」
アイスはサーシャ様の攻撃のタイミングを見計らいカウンター攻撃を繰り出しました。
これはまずいです。
タイミングばっちり!
「遅い!剣技 鴉!」
アイスの剣がサーシャ様を捉えたと思われた瞬間、サーシャ様は半身を捻りアイスの胴体を見事に斬りつけました。
パキン!
――斬ったはずのサーシャ様の剣スパロウティアズのほうが折れてしまいました。
これは非常に不利な状況に追い込まれてしまいました。
剣を失ってしまってはまともに戦うことすらできません。
「よい太刀さばきだ。だが私の体までは届かなかった。やはりまだ未熟だったということだ、サーシャよ。」
「まだよ。私は諦めない!」
そうは言っても刃折れの剣ではどうになりません。
なにか良い手立てでもあるのでしょうか。
「ぶっつけ本番で上手くいくか分からないけど、基礎鍛練とイメージトレーニングはばっちりやってきたわ。」
やはり何か策があるようで安心しました。
そう言えば魔法剣の師匠であるグラノールさんが前に言っていた言葉を思い出しました。
それは、魔法剣士にとってイメージが大事だということ。
想像力と創造性を兼ね備えていてこその魔法剣士。
それを忘れずに日々鍛練していたのですね、サーシャ様。
その成長ぶりに僕は感動を覚えました。
「パープルアイズアンドスパロウティアズコラボレーションライトソード!」
……いや、それはいくらなんでも長過ぎです。
そしてセンスの欠片さえ感じないネーミングセンス。
ま、まあ内容が良ければ良しとしましょう。
サーシャ様の刃折れの剣に新しい刃が生まれました。
紫色のオーラが完璧な刃の形を成しています。
そしてここで異変に気づいたのはサーシャ様の父、ディミトリさんでした。
「あれは……まさか。」
一体何に気づいたのでしょうか。
しかしよく見るとそれは、一目瞭然でした。
サーシャ様の瞳が通常の状態に戻っているではありませんか。
もしかして、この魔法剣で全てパワーを使ってしまったのでしょうか。
「おそらくあれは、あの魔法剣はパープルアイズの力全てを注ぎこんだものだと考えられる。」
「それじゃあ、サーシャ様にはもうパープルアイズの力の恩恵が無くなってしまったのですか。」
「確かにサーシャ自身にはパープルアイズの力はもう残ってはいまい。だが、あの剣は別だ。凄まじいほどのパワーを秘めている。」
なるほど、あのネーミングセンスゼロの魔法剣による攻撃力は計り知れないということですね。
確かにあのアイスの硬い外部を破壊するには高い攻撃力が必須です。
それを自分の魔法剣に注ぎ込み一点に集中することは間違いではありません。
「いつまでもつか分からないから一気にいくわ。」
サーシャ様の動きはこれまでより遥かに遅く感じられました。
やはりパープルアイズの力は大きかったと言わざるを得ません。
しかしながら、アイスの方も特殊な能力で変化している為に素早さはありません。
これは純粋なパワー対決になりそうです。
サーシャ様は大きなモーションから剣をアイスに向かって降り下ろしました。
アイスは剣にてそれを止めようとします。
バキン!と乾いた音が鳴り両者は共に一旦後方へと下がりました。
「――まさかこのブルーメタルで鍛えた剣が折られようとは驚きだ。」
今度はサーシャ様がアイスの剣をへし折ったみたいですね。
それにしてもあの魔法剣、もの凄い破壊力を持っています。
「だが我がブルーロックは決して破れぬ。」
アイスは折れた剣を投げ捨て、今度は肉弾戦を仕掛けていきました。
単なるパンチ一つとっても凄い威力の筈です。
その攻撃をサーシャ様は魔法剣で防御していきます。
そして、勝負はここから一瞬にして決する事になりました。
アイスの鋭い攻撃にサーシャ様は一瞬防御が遅れました。
その好機を見逃すアイスではありません。
ここぞとばかりに拳を大きく振り抜きました。
「かかったわね、今度こそ剣技、鴉!」
その拳を先ほどと同じ要領で避けたサーシャ様はそのままの勢いで再びアイスの胴体を斬り抜きました。
さっきは全く効き目がありませんでしたが、今回はどうでしょうか。
「無駄だ私のブルーロックが簡単に――なに!?」
アイスは自分の腹部を見て驚きました。
硬度の高いブルーロックには綺麗な横一線の切り口があり、時間差でそこから赤いものが流れ出しています。
「ま、まさかこれ程までとは、恐れいった。」
やりました。遂にアイスの体へと刃が届いたようです。
しかし、最初のフェイントが見事に決まりました。
サーシャ様はわざとアイスの攻撃への対応を遅れたように見せかけたのです。
隙を作って相手に大技を出させたということです。
「ふぅ。上手くいったみたいね――。」
その時でした、サーシャ様の剣が元の刃折れの剣に戻っていきました。
パープルアイズも元には戻りません。
どうやら今度こそ力を大きく消費したようです。
「まったくここまで成長するとは、さすがはディミトリの血を受け継いだだけのことはあるな。もう動けぬ、私の負けだ。とどめをさすがいい。」
アイスの言葉にはどこか暖かみを感じてしまいます。
やはりアイスには、まだ心のどこかにディミトリさんへの忠誠心が残っているのだと確信しました。
「お断りよ。私、敗者には興味がないの。」
サーシャ様も素直ではありませんね。
アイスの言った通り一思いにやってしまえばよいものを。
「アイス。我の弟がなんと情けない。」
「あ、兄上。申し訳ありません。私の力が及びませんでした。」
「まあよい。最初からお前には期待などしていなかったからな。後はそこで大人しく見ておけ。」
モルドスという男は実の弟に対して思いやりなど全く持ち合わせてはいないようです。
「さあ来い、ディミトリの娘。我がお前を叩き潰してくれようぞ。」
「上等よ。」
「サーシャ様!無茶ですよ。さっきの戦いで殆ど力は残っていないはずでしょ。ここは一旦レジェスと交代して体力を回復しましょう。」
「交代?そんなものは認めぬ。確かお主らはゼインたちと勝ち抜き戦をやっておったはず。もしもお前が戦えぬなら、それすなわち負けを認めるということ。」
「やるわ。あと一度くらいならさっきの魔法剣も使えるはず。」
サーシャ様も強情な人です。
言い出したならきかないでしょう。
「ひとつ。ひとつ聞かせてくれ。」
そう切り出したのはディミトリさんでした。
「モルドス、お前はこの戦いに勝ち、何を望むのだ?お前のような男ならばどちらかの命が全て失われるまで戦うはず。だが、お前はこの戦いにルールを築きそれに則って戦っているように思える。」
「我の望み――それはフルガイア統一……などではない。貴様らの命にもさほど興味はない。ただ欲しいのは貴様ら親子のいずれかの目だ。」
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