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第88話 悪夢の毒親
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僕は近衛師団をバーサーカーにというパワーワードに心踊る父上を他所に話を進めることにした。
「父上。ケーリンネガー王国、グランプロス帝国の両国がいつ軍事行動に移るかわからない状態となった。と考えれば我々も兵力増強も視野に入れなければなりません。陸軍、海軍共に戦場へ投入することになるでしょう。今のうちに軍の再編成をお願いします」
両国が相手となれば、近衛師団だけでは兵力が足りない。フロンガスター王国、軍事の要でもある。陸軍、海軍の両軍に要請しなければならない。それが出来るのがフロンガスター王国、国王アレックス・フットネス・フラスターだけなのだ。
「うむ、わかった。両軍には私から要請しよう。フロンガスター王国の全軍の総司令官をアレク。お前にと考えているが引き受けてもらえるか?」
「ハッ! アレク・ガルラ・フラスター。謹んで全軍の総司令官を拝命させて頂きます」
僕はソファから立ち上がり、父上と母上の前で臣下の礼をとった。
「頼むぞ。我が息子よ」
「アレク。戦力の足りない時は母に言いなさい。狂乱鬼婦人会を連れだって戦場に駆け付けるわ」
「――は、母上!? い、今、狂乱鬼婦人会と聞こえたのですが?」
「ええ、そうよ。なめられたら殺す!なめられないために殺す!殺したいから殺す! それが、狂乱鬼婦人会の心意気よ」
父上をはじめ、その場にいた幹部一同は下を向いてプルプルと震えていた。
――ヤベェぞ⁉ 母上はあの地獄の先導者、狂乱鬼婦人会を戦場に出すだと!
母上が会長を務めている狂乱鬼婦人会は、その名を示すが如く貴族、平民の奥様方が身分の垣根を超えて構成されており、例えば、その言葉を聞いただけで泣く子も一瞬で黙る。黙るというよりは黙らせると言った方が正解だろう。モンペは当たり前であり、パワハラ、モラハラ、セクハラ、パタハラ、アルハラ、キヨハラ。コンプライアンス違反ってなに? それ美味しいの? コンプライアンス違反上等! とにかく、なんでもありのヤベェおばちゃんの集まりであり、コンプライアンスという壁を超越した存在が狂乱鬼婦人会なのである。しかし、その存在を知る者は一部の上層部しかいない。狂乱鬼婦人会のメンバーもトップシークレットとされており、厳重な管理体制がしかれている。
父上でさえ母上一人の対処で精一杯なのに、狂乱鬼婦人会は群れをなしてやって来る! 話の通じないヤベェヤツの対処方なんて存在しない。この世で出会ってはいけないヤベェ集団であり、フロンガスター王国の最恐ファイナルウエポンが狂乱鬼婦人会なのである。
もし、その狂乱鬼婦人会が戦場に投入されるということは、敵にも大ダメージを与えるが、味方にも精神的大ダメージが入ることを意味している。良く考えてみると狂乱鬼婦人会は毒親の集まりじゃねぇーか!
――出来る限りの母上の世話にならないように気を引き締めなければ……
「アレク総司令官殿。もし戦略的なものがありましたらお話いただけないでしょうか?」
サンペータパパことギョシン師団長は出来る限りの狂乱鬼婦人会を戦場に呼ぶことがないよう、最善の戦略、戦術を選択しなければならないと感じているのだろう。
「ケーリンネガー王国、グランプロス帝国の両国が宣戦布告をしてきた場合。我が軍は国境にて守備を固め迎え撃つ」
僕は自信満々に答えた。
「あれほどの兵器とバーサーカー集団と化した近衛兵がいるのに攻勢ではなく防衛ですと?」
マリックパパこと、ウィザード・リング・ライダー魔法師団長が僕に疑問をぶつけて来た。
「答えは簡単だよ。僕は決戦思想より持久戦をしようと思う。それに相手にどれだけ血を流させることが出来ることしか考えていないよ。いくら兵器でこちらが勝っていても、どうしても二カ国相手だと兵力差でどうしても負けちゃうからね。それなら、こちらは防衛に徹して、戦力と物資をとことん削る。そして、削り切ったところで反転攻勢を仕掛けるつもりだよ」
「では専守防衛ですと、砦など防衛陣地を建設する必要がありますね」
ギョシン騎士師団長は僕の考えていることを理解を示してくれた。
「そうだね。砦というよりは、兵士が安心して休養出来る施設を作って欲しい。あくまでもこちらの狙いは長期戦だからね。時間をかけて、相手が弱るのを待つだけの作業になると思うよ。あと、騎兵の足止めとかしたいから馬防柵を何重にもして防衛戦を突破しないようにしないとね。あと塹壕を作って見たいけど、相手に真似をされると、こちらも不利になりかねないから止めておこう」
「アレク総司令殿。塹壕と言うのはなんでしょうか? 私には聞いたことの無い言葉なのですが?」
ウィザード魔法師団長は僕に塹壕の事を聞いて来た。
「あっ、塹壕ね。塹壕って、敵の遠距離攻撃から身を隠して行動出来るように地面に堀を作ることだよ」
「そんな防衛戦もあるとは、初めて聞きました。アレク総司令殿の知識には頭が下がります」
そうして、ウィザード魔法師団長ほ頭を下げた。
「父上。ケーリンネガー王国、グランプロス帝国の両国がいつ軍事行動に移るかわからない状態となった。と考えれば我々も兵力増強も視野に入れなければなりません。陸軍、海軍共に戦場へ投入することになるでしょう。今のうちに軍の再編成をお願いします」
両国が相手となれば、近衛師団だけでは兵力が足りない。フロンガスター王国、軍事の要でもある。陸軍、海軍の両軍に要請しなければならない。それが出来るのがフロンガスター王国、国王アレックス・フットネス・フラスターだけなのだ。
「うむ、わかった。両軍には私から要請しよう。フロンガスター王国の全軍の総司令官をアレク。お前にと考えているが引き受けてもらえるか?」
「ハッ! アレク・ガルラ・フラスター。謹んで全軍の総司令官を拝命させて頂きます」
僕はソファから立ち上がり、父上と母上の前で臣下の礼をとった。
「頼むぞ。我が息子よ」
「アレク。戦力の足りない時は母に言いなさい。狂乱鬼婦人会を連れだって戦場に駆け付けるわ」
「――は、母上!? い、今、狂乱鬼婦人会と聞こえたのですが?」
「ええ、そうよ。なめられたら殺す!なめられないために殺す!殺したいから殺す! それが、狂乱鬼婦人会の心意気よ」
父上をはじめ、その場にいた幹部一同は下を向いてプルプルと震えていた。
――ヤベェぞ⁉ 母上はあの地獄の先導者、狂乱鬼婦人会を戦場に出すだと!
母上が会長を務めている狂乱鬼婦人会は、その名を示すが如く貴族、平民の奥様方が身分の垣根を超えて構成されており、例えば、その言葉を聞いただけで泣く子も一瞬で黙る。黙るというよりは黙らせると言った方が正解だろう。モンペは当たり前であり、パワハラ、モラハラ、セクハラ、パタハラ、アルハラ、キヨハラ。コンプライアンス違反ってなに? それ美味しいの? コンプライアンス違反上等! とにかく、なんでもありのヤベェおばちゃんの集まりであり、コンプライアンスという壁を超越した存在が狂乱鬼婦人会なのである。しかし、その存在を知る者は一部の上層部しかいない。狂乱鬼婦人会のメンバーもトップシークレットとされており、厳重な管理体制がしかれている。
父上でさえ母上一人の対処で精一杯なのに、狂乱鬼婦人会は群れをなしてやって来る! 話の通じないヤベェヤツの対処方なんて存在しない。この世で出会ってはいけないヤベェ集団であり、フロンガスター王国の最恐ファイナルウエポンが狂乱鬼婦人会なのである。
もし、その狂乱鬼婦人会が戦場に投入されるということは、敵にも大ダメージを与えるが、味方にも精神的大ダメージが入ることを意味している。良く考えてみると狂乱鬼婦人会は毒親の集まりじゃねぇーか!
――出来る限りの母上の世話にならないように気を引き締めなければ……
「アレク総司令官殿。もし戦略的なものがありましたらお話いただけないでしょうか?」
サンペータパパことギョシン師団長は出来る限りの狂乱鬼婦人会を戦場に呼ぶことがないよう、最善の戦略、戦術を選択しなければならないと感じているのだろう。
「ケーリンネガー王国、グランプロス帝国の両国が宣戦布告をしてきた場合。我が軍は国境にて守備を固め迎え撃つ」
僕は自信満々に答えた。
「あれほどの兵器とバーサーカー集団と化した近衛兵がいるのに攻勢ではなく防衛ですと?」
マリックパパこと、ウィザード・リング・ライダー魔法師団長が僕に疑問をぶつけて来た。
「答えは簡単だよ。僕は決戦思想より持久戦をしようと思う。それに相手にどれだけ血を流させることが出来ることしか考えていないよ。いくら兵器でこちらが勝っていても、どうしても二カ国相手だと兵力差でどうしても負けちゃうからね。それなら、こちらは防衛に徹して、戦力と物資をとことん削る。そして、削り切ったところで反転攻勢を仕掛けるつもりだよ」
「では専守防衛ですと、砦など防衛陣地を建設する必要がありますね」
ギョシン騎士師団長は僕の考えていることを理解を示してくれた。
「そうだね。砦というよりは、兵士が安心して休養出来る施設を作って欲しい。あくまでもこちらの狙いは長期戦だからね。時間をかけて、相手が弱るのを待つだけの作業になると思うよ。あと、騎兵の足止めとかしたいから馬防柵を何重にもして防衛戦を突破しないようにしないとね。あと塹壕を作って見たいけど、相手に真似をされると、こちらも不利になりかねないから止めておこう」
「アレク総司令殿。塹壕と言うのはなんでしょうか? 私には聞いたことの無い言葉なのですが?」
ウィザード魔法師団長は僕に塹壕の事を聞いて来た。
「あっ、塹壕ね。塹壕って、敵の遠距離攻撃から身を隠して行動出来るように地面に堀を作ることだよ」
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