ざまぁにはざまぁでお返し致します ~ラスボス王子はヒロインたちと悪役令嬢にざまぁしたいと思います~

陸奥 霧風

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第106話 厄災の狂乱婦人会

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そして、人の心を持たない蛮族集団『狂乱鬼婦人会』はケーリンネガー王国最後の砦であり、ジャングスター王家の墓標になるであろうギャンブラー城囲う城壁までたどり着いた。

ギャンブラー城は城を守る為、二重の城壁に守られている。母上達『狂乱鬼婦人会』が攻略した王都全体を囲う城壁と城を囲う城壁が設けられている。

城門に着いた母上は僕に檄を飛ばす。

「もう飽きたわ。アレク。あとはお前に任せるわ。狂乱鬼婦人会の皆様、これから帰ってお茶にしましょう? アレク、あとは頼んだわよ」

「「「はいっ! 会長!」」」

母上と狂乱鬼婦人会の皆様はそう言って、何事も無かったように帰路に着いた。

「……………………」


――!? ここまでっおいて、飽きたから帰るだと? この状況どうすんのよ? あれだけの事をやっておいて、あまりにも無茶振り過ぎる。狂乱鬼婦人会…… ガチでヤバい迷惑蛮族集団だった。





「誰か。カルイ副司令を連れて来てくれ」

「ハッ!」

僕が参謀に告げると、一人の将校がその場を立ち去った。

暫くすると、将校が青ざめたカルイ副司令を抱きかかえて戻って来た。

BL好きな趣向の持ち主ならば喜ばしい光景であろうが。狂乱鬼婦人会の恐ろしさを肌で感じた僕にはカルイ副司令の心情が痛いほど理解できる。悪意が無い悪意とは、ここまで残酷で恐ろしいものだとは考えもしなかった。

「カルイ副司令。体調がすぐれないところ申し訳ない」

「いえ。このような失態、申し開きもござませぬ」

カルイ副司令が具合が悪いところを、よく僕の所まで来てくれた事に感謝の念しかない。

「ところで、これから僕達。第一軍だけでギャンブラー城を落とすことになってしまった」

「さ、左様ですか…… ところでお、王妃様? いや、狂乱鬼婦人会のご婦人方は?」

「ああ、狂乱鬼婦人会はもうこの場には居ないよ。周りに厄災を撒き散らしながらフロンガスターへ帰って行ったよ」

「本当ですか? 本当に狂乱鬼婦人会は居ないのですね? ああ、神よ。これで世界が救われました。感謝致します」

カルイ副司令は青ざめた表情から、いつものニヒルなダンディーの表情へと戻った。

「僕もカルイ副司令。あなたの言葉に同意するよ。世界の平和とは、なんて素晴らしい事なんだろうね」

「はい。まことにその通りだと感じます。生きているとは、何事にも代えられませぬな」

「確かに……」

「ケッケケケッ」

「クックククッ」

僕とカルイ副司令はお互いの顔を見合せ、自然と喜びの笑いが込み上げた。

「さあ、総司令。ギャンブラー城戦略を練りましょうか?」

「ああ、そうだね。あなたが元気になられて良かったよ。では、参謀達を呼んで作戦会議をしよう」

一時はどうなるかと思っていたが、カルイ副司令の復帰に安堵するのだった。



作戦を立て終え、僕ら第一軍は行動に移す。

この籠城戦で役立ったのは、何と言ってもアームストロング砲である。城壁に超至近距離から100発ほどブチ込んでみたら、あっけなく城壁の一部が壊れ崩れ去っていまった。――さすが、おとこのロマン溢れるアームストロング砲である。

その後、崩れた城壁に向けてスペンサー銃を持たせた200名の兵士と、ガトリング砲50門を配備し、敵からの逆襲に備えた。また、夕暮れということもあり、本日の作戦は以上とし、本格的ギャンブラー城攻略は明日以降となった。


――これで、ギャンブラー城に閉じこもっている駆逐対象ニートどもを安心してぶっ殺せると思うと、ついつい胸が高ぶってしまう。





――翌日。

ギャンブラー城攻略に向けて、本格的な掃討作戦が行われた。

まずは城に向けて、アームストロング砲110ポンドの砲撃をブチ込んで差しあげた。国王が生き残ろうが、死のうが関係ない! 勿論、命乞いなど許さない。僕はやる時はしっかりとやる、優しい性格なのだ。

ケーリンネガー王国の象徴であるギャンブラー城を破壊するだけ破壊しまくり、まさに皆殺しである。

そして、崩れ去ったギャンブラー城に立ち入ると、城内は瓦礫の山と化していた。そこで、僕と魔法兵瓦礫の撤去を始めた。

その瓦礫の中からギヤー将軍の破廉恥なご遺体を発見し、このギヤー将軍も例に漏らさず『この男、退却する際に自国民に対して犯罪行為を行った』と書かれた派手な看板を立てて、心優しい僕は一般のケーリンネガー市民の為に、超ド派手に装飾し、さらして差し上げた。――ん~ 大満足♡
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