ざまぁにはざまぁでお返し致します ~ラスボス王子はヒロインたちと悪役令嬢にざまぁしたいと思います~

陸奥 霧風

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第137話 さよならヒロインたち

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「ルナール、マリア、フローラ、ミレーユ。本当にありがとう…… 私もみんなのこと忘れないからね。いっぱい幸せになるからね。みんなも日本に帰ったら幸せになるように神様にお願いするからね。みんな…… さようなら……」

クリスは号泣しながらルナール達に最後の別れを口にした。

「クリスちゃんも元気でね……」

「クリスちゃん、幸せになるのよ……」

「クリスちゃん、たくさん新しい家族に愛してもらうんだよ……」

「クリスちゃんの……」

「アレク兄様! 私にもマリアとルナール、フローラ、ミレーユがお別れを言ってくれたよ!」

クリスはさらに号泣しながら僕にしがみついた。

「ああ、僕にも聞こえたよ…… クリスはみんなから良くしてもらってたからね。みんなもクリスに最後のお別れを言ってくれたんだよね…… ミレーユ。最後の一言がロリビッチって……」

「ウワァァーーーーン!! ミレーユのバカ!」

僕は二人の肩を抱き共に泣いた。


――最後の最後までミレーユはミレーユデストロイヤーだった……


「二人とも最後のお別れを言ったね? もう、お別れの時間だよ?」

「「うん……」」



「じゃあ、続けるよ。最大究極魔法『異世界召喚召還しょうかんしょうかん』! 『時間逆行魔法もど~るタイム定時固定・てんせいしゃ』!」

僕は魔法詠唱を唱えた。

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! さすが最大究極魔法! まずいぞ、まずすぎる。魔力が…… 僕の魔力がぁ……!」

僕の膨大に存在する魔力が急激に消費されていく。今までの究極魔法の比ではない消費に残された魔力に不安を抱きながらも異世界召喚召還しょうかんしょうかん時間逆行魔法もど~るタイム定時固定・てんせいしゃを続ける。

半透明の彼女達の身体は光り輝き、光の玉へと姿を変えた。そして、その光の玉は上部から徐々に光の粒となり、天に向かって拡散していった。その光景はまるで夢を見ているかのような幻想的で美しく儚い光景だった。

メアリーとクリスは慌てて拡散している光の玉に近づいた。

「みんな さよならっーー!!」

「ありがとう!! ありがとうーー!!」

次第に光の粒は消え、メアリーとクリスは床に座り込み抱き合って泣いていた。

しかし、僕には最後の仕事が待っている。僕は涙を拭き、最後の究極魔法を唱える。

「ルナール、マリア、フローラ、ミレーユ。いろいろざまぁな事をされたけど、本当に楽しい学園生活だったよ。ありがとう。どうか日本へ帰っても元気で幸せになってくれ! これが僕のキミ達に送る最後の究極魔法だ! ありがたく受け取ってくれ!」 

『新・究極魔法 ざまぁにはざまぁで返す』

「さよなら…… ヒロイン達。さよなら…… 僕のヤベェ仲間たち!」

僕の目の前に青白く光り輝く大きな玉が1つ現れ、さらに4つに分裂していく。やがて、4つに分かれたその光の玉は静かに小さな光の粒になり拡散して消えていった。
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