137 / 148
第137話 さよならヒロインたち
しおりを挟む
「ルナール、マリア、フローラ、ミレーユ。本当にありがとう…… 私もみんなのこと忘れないからね。いっぱい幸せになるからね。みんなも日本に帰ったら幸せになるように神様にお願いするからね。みんな…… さようなら……」
クリスは号泣しながらルナール達に最後の別れを口にした。
「クリスちゃんも元気でね……」
「クリスちゃん、幸せになるのよ……」
「クリスちゃん、たくさん新しい家族に愛してもらうんだよ……」
「クリスちゃんのロリビッチ……」
「アレク兄様! 私にもマリアとルナール、フローラ、ミレーユがお別れを言ってくれたよ!」
クリスはさらに号泣しながら僕にしがみついた。
「ああ、僕にも聞こえたよ…… クリスはみんなから良くしてもらってたからね。みんなもクリスに最後のお別れを言ってくれたんだよね…… ミレーユ。最後の一言がロリビッチって……」
「ウワァァーーーーン!! ミレーユのバカ!」
僕は二人の肩を抱き共に泣いた。
――最後の最後までミレーユはミレーユデストロイヤーだった……
「二人とも最後のお別れを言ったね? もう、お別れの時間だよ?」
「「うん……」」
◇
「じゃあ、続けるよ。最大究極魔法『異世界召喚召還』! 『時間逆行魔法定時固定』!」
僕は魔法詠唱を唱えた。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! さすが最大究極魔法! まずいぞ、まずすぎる。魔力が…… 僕の魔力がぁ……!」
僕の膨大に存在する魔力が急激に消費されていく。今までの究極魔法の比ではない消費に残された魔力に不安を抱きながらも異世界召喚召還と時間逆行魔法定時固定を続ける。
半透明の彼女達の身体は光り輝き、光の玉へと姿を変えた。そして、その光の玉は上部から徐々に光の粒となり、天に向かって拡散していった。その光景はまるで夢を見ているかのような幻想的で美しく儚い光景だった。
メアリーとクリスは慌てて拡散している光の玉に近づいた。
「みんな さよならっーー!!」
「ありがとう!! ありがとうーー!!」
次第に光の粒は消え、メアリーとクリスは床に座り込み抱き合って泣いていた。
しかし、僕には最後の仕事が待っている。僕は涙を拭き、最後の究極魔法を唱える。
「ルナール、マリア、フローラ、ミレーユ。いろいろざまぁな事をされたけど、本当に楽しい学園生活だったよ。ありがとう。どうか日本へ帰っても元気で幸せになってくれ! これが僕のキミ達に送る最後の究極魔法だ! ありがたく受け取ってくれ!」
『新・究極魔法 ざまぁにはざまぁで返す』
「さよなら…… ヒロイン達。さよなら…… 僕のヤベェ仲間たち!」
僕の目の前に青白く光り輝く大きな玉が1つ現れ、さらに4つに分裂していく。やがて、4つに分かれたその光の玉は静かに小さな光の粒になり拡散して消えていった。
クリスは号泣しながらルナール達に最後の別れを口にした。
「クリスちゃんも元気でね……」
「クリスちゃん、幸せになるのよ……」
「クリスちゃん、たくさん新しい家族に愛してもらうんだよ……」
「クリスちゃんのロリビッチ……」
「アレク兄様! 私にもマリアとルナール、フローラ、ミレーユがお別れを言ってくれたよ!」
クリスはさらに号泣しながら僕にしがみついた。
「ああ、僕にも聞こえたよ…… クリスはみんなから良くしてもらってたからね。みんなもクリスに最後のお別れを言ってくれたんだよね…… ミレーユ。最後の一言がロリビッチって……」
「ウワァァーーーーン!! ミレーユのバカ!」
僕は二人の肩を抱き共に泣いた。
――最後の最後までミレーユはミレーユデストロイヤーだった……
「二人とも最後のお別れを言ったね? もう、お別れの時間だよ?」
「「うん……」」
◇
「じゃあ、続けるよ。最大究極魔法『異世界召喚召還』! 『時間逆行魔法定時固定』!」
僕は魔法詠唱を唱えた。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! さすが最大究極魔法! まずいぞ、まずすぎる。魔力が…… 僕の魔力がぁ……!」
僕の膨大に存在する魔力が急激に消費されていく。今までの究極魔法の比ではない消費に残された魔力に不安を抱きながらも異世界召喚召還と時間逆行魔法定時固定を続ける。
半透明の彼女達の身体は光り輝き、光の玉へと姿を変えた。そして、その光の玉は上部から徐々に光の粒となり、天に向かって拡散していった。その光景はまるで夢を見ているかのような幻想的で美しく儚い光景だった。
メアリーとクリスは慌てて拡散している光の玉に近づいた。
「みんな さよならっーー!!」
「ありがとう!! ありがとうーー!!」
次第に光の粒は消え、メアリーとクリスは床に座り込み抱き合って泣いていた。
しかし、僕には最後の仕事が待っている。僕は涙を拭き、最後の究極魔法を唱える。
「ルナール、マリア、フローラ、ミレーユ。いろいろざまぁな事をされたけど、本当に楽しい学園生活だったよ。ありがとう。どうか日本へ帰っても元気で幸せになってくれ! これが僕のキミ達に送る最後の究極魔法だ! ありがたく受け取ってくれ!」
『新・究極魔法 ざまぁにはざまぁで返す』
「さよなら…… ヒロイン達。さよなら…… 僕のヤベェ仲間たち!」
僕の目の前に青白く光り輝く大きな玉が1つ現れ、さらに4つに分裂していく。やがて、4つに分かれたその光の玉は静かに小さな光の粒になり拡散して消えていった。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
【完結】勇者に折られた魔王のツノは、幼児の庇護者になりました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
旧タイトル:膨大な魔力と知識ありのチートだけど、転生先がツノはないよね?
異世界転生、胸躍らせる夢の展開のはず。しかし目の前で繰り広げられる勇者vs魔王の激戦に、僕は飽きていた。だって王の頭上で、魔力を供給するだけのツノが僕だ。魔王が強いからツノがあるのではなく、ツノである僕がいるから彼が最強だった。
ずっと動けない。声は誰にも聞こえない。膨大な魔力も知識チートも披露できぬまま、魔王の頭上で朽ちるのか。諦めかけていた。
勇者の聖剣が僕を折るまでは……!
動けなかったツノは、折れたことで新たな仲間と出会う。チート無双はできないが、ツノなりに幸せを掴めるのか!? いつか自力で動ける日を夢見て、僕は彼と手を組んだ。
※基本ほのぼの、時々残酷表現あり(予告なし)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2021/11/17 完結
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる