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第146話 大型アップデート
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――数ヵ月後
プリスト公式から重大発表がされた。
その重大発表とは……
なんと! 大型アップデートの告知であった。その衝撃の内容とは!
その第一弾は、なんと! タイトル画面で、ある特定のコマンドを入力すると悪役令嬢であるルナールが悪役令嬢を卒業し、新たなヒロインとして登場するというものであった。あえてコマンド入力方法を発表しないというところがファンに対する開発メーカーの優しさなのだ。
――私はこんな優しさはいらない。
これには、ごく一部の悪役令嬢ルナールファンは歓喜の声をあげた。ほんのごく一部のファンだけだった。
元悪役令嬢ルナールだった沙希は『やっと時代がルナールに追い付いた。これからルナールの時代よ。世界を蹂躙してみせるわ』とトチ狂ったことを言い放ち涙を流していた。
因みにコマンド入力はガチのルナールファンによって、呆気なく解明された。
タイトル画面で『上、上、下、下、右、左、右、左、#、*』何処かの往年の超有名コマンド入力に類似したものだった。というよりはそのままだった。
――それで良いのか開発メーカー?
第二弾は、恐るべし鬼畜のバットエンドの拡充!
アレク王子ルートにおけるヒロインの末路は従来のものはそのまま残し、毒殺、切腹、電撃椅子(電気椅子)、皮剥ぎの刑、串刺しの刑、安楽死、心臓発作、病死などを追加。計15種類のヒロインの末路をご用意したとのこと。さらに、お好みのものをプレイヤーが選択出来るように設定したとのこと。プレイヤーを一番に考えての配慮だそうだ。ランダムじゃなのが唯一の救いといったところだろう。
――開発スタッフに心からの感謝を…… するわけねぇーだろ!
ただ、すべての末路をコンプリートすると、アレク王子の特別スチル1枚をGET出来るというご褒美付き! しかも5種類と大盤振る舞い。ヒロイン一人で5種類すべてのスチルを集めるには計75回プレイしなければならないという地獄。
最悪なことにバットエンド直前のセーブデータはどういう原理かわからないが無効となる。つまりは最初からやり直せという開発メーカーの優しさ…… まさに鬼畜の所業。
――ヒロインが最大6人で計450回…… 無間地獄。ここまでアレク様を攻略させまいとする開発陣の気概が桁違いに狂ってやがる。
続いて、第3弾! ヒロインのパラメーターの強化!
昨今の多様性に合わせ、ヒロイン一人ひとりの個性を引き立てるということで、これまでのヒロイン達のステータスに個別に新たなパラメーターを追加すると発表された。
これまでは、『体調』『学力』『芸術』『運動』『容姿』『雑学』『魔力』の7つであったが、
マリアは『脳筋』『暴走』が追加された。
――イノシシとは一体?
フローラは『お姉さん』『わがままボディ』
クリスは『中二病』『ロリ』
メアリーは『毒舌』『謀略』
ミレーユは『破壊者』『ヒドイン』
ルナールは『隠密』『監視』
この報を目にした沙希は呆然と立ち尽くしていた。そういう私も心抉られる思いの中で、言葉を発する事さえ出来なくなっていた。
――何なんだ? この悪意に満ち溢れたパラメーターは? 個性が尖りすぎだろ!
ついに最後となる大型アップデート第4弾は……
ゲーム内でのアレク王子ファンクラブ開設であった。
ヒロインは学園内に設けられたファンクラブ事務所で、アレク王子の好感度を聞くこと出来る。
ファンクラブを運営するのは、公式で初めて名前が公表された。あのエリモーブ、モブリーナ、モブランシーヌのモブ三人衆だった。
追加要素として、24時間365日常にアレク王子の動向を把握出来るという、なんとも言えない要素まであるという。
つまりゲーム内でもアレク様のストーカー行為は続行されるということになるのだ。これからもアレク様はストーカー被害にあわれるのですね。
――お労しやアレク様。
開発陣のルナールを上げてから落とす。どうみても沙希の息の根を仕留めようと躍起になっているように思えるのはなんでだろう。悪役令嬢はどこまでいっても悪役令嬢なのか?
さらに、公式はファン達に更なる試練を与える。
ファンクラブ事務所にて、アレク王子オリジナルアイテムとオリジナルレアカードを課金で入手出来ると大々的に発表した。
――公式は一切の躊躇無く、ファンから金銭を毟り取ろうと画策しているのではないかと推察される。恐るべし、開発メーカー! 鬼畜の極みとは、このように過酷なものなのか…… 大人の事情の闇とは、どこまでも鬼畜修羅道の世界なのか……
プリスト公式から重大発表がされた。
その重大発表とは……
なんと! 大型アップデートの告知であった。その衝撃の内容とは!
その第一弾は、なんと! タイトル画面で、ある特定のコマンドを入力すると悪役令嬢であるルナールが悪役令嬢を卒業し、新たなヒロインとして登場するというものであった。あえてコマンド入力方法を発表しないというところがファンに対する開発メーカーの優しさなのだ。
――私はこんな優しさはいらない。
これには、ごく一部の悪役令嬢ルナールファンは歓喜の声をあげた。ほんのごく一部のファンだけだった。
元悪役令嬢ルナールだった沙希は『やっと時代がルナールに追い付いた。これからルナールの時代よ。世界を蹂躙してみせるわ』とトチ狂ったことを言い放ち涙を流していた。
因みにコマンド入力はガチのルナールファンによって、呆気なく解明された。
タイトル画面で『上、上、下、下、右、左、右、左、#、*』何処かの往年の超有名コマンド入力に類似したものだった。というよりはそのままだった。
――それで良いのか開発メーカー?
第二弾は、恐るべし鬼畜のバットエンドの拡充!
アレク王子ルートにおけるヒロインの末路は従来のものはそのまま残し、毒殺、切腹、電撃椅子(電気椅子)、皮剥ぎの刑、串刺しの刑、安楽死、心臓発作、病死などを追加。計15種類のヒロインの末路をご用意したとのこと。さらに、お好みのものをプレイヤーが選択出来るように設定したとのこと。プレイヤーを一番に考えての配慮だそうだ。ランダムじゃなのが唯一の救いといったところだろう。
――開発スタッフに心からの感謝を…… するわけねぇーだろ!
ただ、すべての末路をコンプリートすると、アレク王子の特別スチル1枚をGET出来るというご褒美付き! しかも5種類と大盤振る舞い。ヒロイン一人で5種類すべてのスチルを集めるには計75回プレイしなければならないという地獄。
最悪なことにバットエンド直前のセーブデータはどういう原理かわからないが無効となる。つまりは最初からやり直せという開発メーカーの優しさ…… まさに鬼畜の所業。
――ヒロインが最大6人で計450回…… 無間地獄。ここまでアレク様を攻略させまいとする開発陣の気概が桁違いに狂ってやがる。
続いて、第3弾! ヒロインのパラメーターの強化!
昨今の多様性に合わせ、ヒロイン一人ひとりの個性を引き立てるということで、これまでのヒロイン達のステータスに個別に新たなパラメーターを追加すると発表された。
これまでは、『体調』『学力』『芸術』『運動』『容姿』『雑学』『魔力』の7つであったが、
マリアは『脳筋』『暴走』が追加された。
――イノシシとは一体?
フローラは『お姉さん』『わがままボディ』
クリスは『中二病』『ロリ』
メアリーは『毒舌』『謀略』
ミレーユは『破壊者』『ヒドイン』
ルナールは『隠密』『監視』
この報を目にした沙希は呆然と立ち尽くしていた。そういう私も心抉られる思いの中で、言葉を発する事さえ出来なくなっていた。
――何なんだ? この悪意に満ち溢れたパラメーターは? 個性が尖りすぎだろ!
ついに最後となる大型アップデート第4弾は……
ゲーム内でのアレク王子ファンクラブ開設であった。
ヒロインは学園内に設けられたファンクラブ事務所で、アレク王子の好感度を聞くこと出来る。
ファンクラブを運営するのは、公式で初めて名前が公表された。あのエリモーブ、モブリーナ、モブランシーヌのモブ三人衆だった。
追加要素として、24時間365日常にアレク王子の動向を把握出来るという、なんとも言えない要素まであるという。
つまりゲーム内でもアレク様のストーカー行為は続行されるということになるのだ。これからもアレク様はストーカー被害にあわれるのですね。
――お労しやアレク様。
開発陣のルナールを上げてから落とす。どうみても沙希の息の根を仕留めようと躍起になっているように思えるのはなんでだろう。悪役令嬢はどこまでいっても悪役令嬢なのか?
さらに、公式はファン達に更なる試練を与える。
ファンクラブ事務所にて、アレク王子オリジナルアイテムとオリジナルレアカードを課金で入手出来ると大々的に発表した。
――公式は一切の躊躇無く、ファンから金銭を毟り取ろうと画策しているのではないかと推察される。恐るべし、開発メーカー! 鬼畜の極みとは、このように過酷なものなのか…… 大人の事情の闇とは、どこまでも鬼畜修羅道の世界なのか……
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