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第7話 ルナール嬢との交渉開始!
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「お前たち。僕の話を聞いてくれ」
僕は自分自身の保身の為、コイツらを巻き込む提案をする。
「なんだよ。言ってみろよ」
「話だけは聞いてやる」
「ろくでもない話なら却下だ」
「アレク、お前自分の事しか考えていないだろ?」
――お前ら僕を誰だと思っているんだ! 一応、この国の王太子だぞ!
「君らの婚約者殿はファンクラブのヤツらの監視役であり、僕が何かしらの不利益が生じた時の証言をしてもらいたい。まあ婚約者殿は僕の身内のようなものだから証言としては弱いかも知れないが、居ないよりはずっとマシだ。それになファンクラブのヤツらは僕だけじゃなく、あわよくばお前達も標的にしているはずだ。もしそうなってみろ、お前らの婚約者殿は怒り狂い婚約破棄を申し出るぞ! お前達はそれで良いのか?」
僕はもっともらしいことを言い放つ。
「確かに…… アレクの言う通りかもしれん」
「それは困る! 俺は婚約者様が好きなんだ!」
「ドール。俺だって同じだ! 婚約破棄になったら、俺生きていけないかも……」
「それでアレク、婚約者に何をさせる気だ」
サンペータ達は僕の言ったことに同意してくれたようだ。
「まずは、婚約者殿達にイベントの趣旨について理解してもらう。僕がファンクラブのやつらに不埒な行為、あいつらに誤解させる行動をしていないか監視をしてもらいたい。そしてお前達は常に婚約者殿と一緒に行動してもらう。そうすれば婚約者殿達はお前達が純粋に僕の為に動いてくれている事に納得出来るはず。さらにファンクラブのヤツらに、お前達はすでに婚約者がいて、二人の間に入り込む隙はないとアピールも出来る。どうだ? 何かおかしな所があるか?」
「そりゃあ、そうなったら良いけどさぁ、俺の婚約者が何と言うか……」
サンペータが肯定も否定しない曖昧な返事をした。
「じゃあ、僕から説明しよう。王太子でもある僕の意見は聞くだろう。それにな婚約者様からしたら、人前でお前達とイチャイチャ出来て、なおかつ人気者のお前達に寄ってくる邪魔な虫も排除出来るんだ。最高だろ!」
「そう言われてみればそうだな……」
サンペータは納得はしていないが、一応は僕の提案に乗ってくれそうだ。
「それで、お前達はどうする?」
残るドール、マリック、ルブランに聞いてみた。
「ウ~ン……」
ドールはあともう少しで落ちそうだ。
「ドール、婚約者様にとっても悪い話ではないと思うが…… お前がどれほど僕に忠義を示しているか婚約者様に見せる事が出来るんだ。惚れ直すかもしれないぞ」
「そうだな。わかった! 婚約者様に伝えてみるよ」
「おお、そうか。それは助かる」
ドール泥沼地獄決定!
「マリックとルブランはどうする?」
「わかったよ。協力するよ」
「マリック、ありがとう」
「アレクに不都合があれば、全部側近の俺達の責任になるからな。アイツらに根も葉もないことを言われるかもしれないから一人でも多く無実の証言が欲しいんだろ? しょうがない協力してやろう」
「ルブラン。話が早い、助かるよ」
「それで、イベント内容はどうする?」
「ファンクラブのヤツらが何をすれば喜ぶかわからん。内容はアイツらに任せよう。僕からルナール嬢に話しておくよ」
僕はあの狂気じみた集団の心理状態を知りたくもないし、知ろうとも思わない。アイツらに全部丸投げしようと思う。
「アレク…… 任せた」
ルブランはファンクラブの連中にあまり関わりたくないようだった。
◇
僕は休憩時間にルナール嬢の教室に赴いた。教室は僕が来たことで、女子生徒を中心にざわめき始めてしまった。そんなざわめきを無視するかのように静かにルナール嬢へ声を掛けた。
「ルナール嬢、ちょっと良いだろうか?」
「はい……」
ルナール嬢は急な僕の来訪に驚いている様子だった。
「ここでは、みんなが注目するからサロンにでも行かないか?」
「はい……」
「もし、君が1人では不安なようであれば、誰か一緒でも構わないが?」
「私、1人で大丈夫です」
「そうか…… ――⁉ あそこに僕を睨み付けてる女子生徒が居るんだが……」
マリア・ハーネス嬢が僕を親の敵でも見るかのように睨み付けていた。
「アレク様。気になさらなくても大丈夫ですわ。あとから私から言っておきますわ」
「そうか…… よろしく頼むよ」
僕とルナール嬢は急ぎ学園にあるサロンへと向かった。マリア嬢の目が、お前なんで私を誘わないんだ。マジで呪い殺すぞ! いやぶっ殺す。という目で本当に恐かった。
◇
サロンに着き、ルナール嬢の為に飲み物を頼んだ。
「2人で飲み物でも飲みながら話そう」
「はいアレク様。私に用というのは?」
「ああ、そのことなんだが……」
「私がアレク様に何か気分を害する事でもしたのでしょうか?」
ルナール嬢は、僕からの呼出しに戸惑っている様子だった。
「そんなことはないよ。少し小耳に挟んだのだが、何やら君達は僕のファンクラブなるものを作っていると聞いたんだが?」
「アレク様! どこでそれを!」
「たまたま噂話が、耳に入ったのンでね。ちょっと気になって」
「勝手なことをしてしまい申し訳ありません。ご迷惑であればすぐにでもファンクラブは解散いたします」
ルナール嬢は深々と僕に頭を下げた。
僕は自分自身の保身の為、コイツらを巻き込む提案をする。
「なんだよ。言ってみろよ」
「話だけは聞いてやる」
「ろくでもない話なら却下だ」
「アレク、お前自分の事しか考えていないだろ?」
――お前ら僕を誰だと思っているんだ! 一応、この国の王太子だぞ!
「君らの婚約者殿はファンクラブのヤツらの監視役であり、僕が何かしらの不利益が生じた時の証言をしてもらいたい。まあ婚約者殿は僕の身内のようなものだから証言としては弱いかも知れないが、居ないよりはずっとマシだ。それになファンクラブのヤツらは僕だけじゃなく、あわよくばお前達も標的にしているはずだ。もしそうなってみろ、お前らの婚約者殿は怒り狂い婚約破棄を申し出るぞ! お前達はそれで良いのか?」
僕はもっともらしいことを言い放つ。
「確かに…… アレクの言う通りかもしれん」
「それは困る! 俺は婚約者様が好きなんだ!」
「ドール。俺だって同じだ! 婚約破棄になったら、俺生きていけないかも……」
「それでアレク、婚約者に何をさせる気だ」
サンペータ達は僕の言ったことに同意してくれたようだ。
「まずは、婚約者殿達にイベントの趣旨について理解してもらう。僕がファンクラブのやつらに不埒な行為、あいつらに誤解させる行動をしていないか監視をしてもらいたい。そしてお前達は常に婚約者殿と一緒に行動してもらう。そうすれば婚約者殿達はお前達が純粋に僕の為に動いてくれている事に納得出来るはず。さらにファンクラブのヤツらに、お前達はすでに婚約者がいて、二人の間に入り込む隙はないとアピールも出来る。どうだ? 何かおかしな所があるか?」
「そりゃあ、そうなったら良いけどさぁ、俺の婚約者が何と言うか……」
サンペータが肯定も否定しない曖昧な返事をした。
「じゃあ、僕から説明しよう。王太子でもある僕の意見は聞くだろう。それにな婚約者様からしたら、人前でお前達とイチャイチャ出来て、なおかつ人気者のお前達に寄ってくる邪魔な虫も排除出来るんだ。最高だろ!」
「そう言われてみればそうだな……」
サンペータは納得はしていないが、一応は僕の提案に乗ってくれそうだ。
「それで、お前達はどうする?」
残るドール、マリック、ルブランに聞いてみた。
「ウ~ン……」
ドールはあともう少しで落ちそうだ。
「ドール、婚約者様にとっても悪い話ではないと思うが…… お前がどれほど僕に忠義を示しているか婚約者様に見せる事が出来るんだ。惚れ直すかもしれないぞ」
「そうだな。わかった! 婚約者様に伝えてみるよ」
「おお、そうか。それは助かる」
ドール泥沼地獄決定!
「マリックとルブランはどうする?」
「わかったよ。協力するよ」
「マリック、ありがとう」
「アレクに不都合があれば、全部側近の俺達の責任になるからな。アイツらに根も葉もないことを言われるかもしれないから一人でも多く無実の証言が欲しいんだろ? しょうがない協力してやろう」
「ルブラン。話が早い、助かるよ」
「それで、イベント内容はどうする?」
「ファンクラブのヤツらが何をすれば喜ぶかわからん。内容はアイツらに任せよう。僕からルナール嬢に話しておくよ」
僕はあの狂気じみた集団の心理状態を知りたくもないし、知ろうとも思わない。アイツらに全部丸投げしようと思う。
「アレク…… 任せた」
ルブランはファンクラブの連中にあまり関わりたくないようだった。
◇
僕は休憩時間にルナール嬢の教室に赴いた。教室は僕が来たことで、女子生徒を中心にざわめき始めてしまった。そんなざわめきを無視するかのように静かにルナール嬢へ声を掛けた。
「ルナール嬢、ちょっと良いだろうか?」
「はい……」
ルナール嬢は急な僕の来訪に驚いている様子だった。
「ここでは、みんなが注目するからサロンにでも行かないか?」
「はい……」
「もし、君が1人では不安なようであれば、誰か一緒でも構わないが?」
「私、1人で大丈夫です」
「そうか…… ――⁉ あそこに僕を睨み付けてる女子生徒が居るんだが……」
マリア・ハーネス嬢が僕を親の敵でも見るかのように睨み付けていた。
「アレク様。気になさらなくても大丈夫ですわ。あとから私から言っておきますわ」
「そうか…… よろしく頼むよ」
僕とルナール嬢は急ぎ学園にあるサロンへと向かった。マリア嬢の目が、お前なんで私を誘わないんだ。マジで呪い殺すぞ! いやぶっ殺す。という目で本当に恐かった。
◇
サロンに着き、ルナール嬢の為に飲み物を頼んだ。
「2人で飲み物でも飲みながら話そう」
「はいアレク様。私に用というのは?」
「ああ、そのことなんだが……」
「私がアレク様に何か気分を害する事でもしたのでしょうか?」
ルナール嬢は、僕からの呼出しに戸惑っている様子だった。
「そんなことはないよ。少し小耳に挟んだのだが、何やら君達は僕のファンクラブなるものを作っていると聞いたんだが?」
「アレク様! どこでそれを!」
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ルナール嬢は深々と僕に頭を下げた。
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