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第20話 策略の始まり
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『キンコンカンコーン キンコンカンコーン』
昼休みも終わり教室へと戻った。僕の頭の中はファンクラブの集いというより、これからどうやってバーベキューを楽しもうか妄想で止まらない。もはや授業どころではない。
午後の授業を終え、マルクスに声をかけた。
「マルクス。ちょっと良いか?」
「どうした? アレク」
「今度、ファンクラブの集いがあるんだがマルクス達も来ないか? 高原で紅葉を見ながら肉を焼いて食べようかと思ってるんだ」
「ほぉ~、焼き肉かぁ。そりゃあ良いな。でもあの男爵令嬢も来るんだろ? ヤバくないか?」
「クリス嬢の事か? 今回あまり関わらないように大人数で行くから大丈夫だ」
「ファンクラブの集いだろ。あんな連中ばっかりじゃないよな?」
『ギクッ』
マルクスは疑いの目を僕に向けた。
「そ、そんなことないさ。クリス嬢はたまたま事故に遭ったようなもんだよ。ほとんどが普通の感性を持っているお嬢様方だよ」
「そうなのか? 本当だな? どうもイマイチ信用出来ん…… まあ、アレクからのお誘いだ断ることも出来んだろ。わかったよ。行かせてもらうよ」
「ありがとうなマルクス。じゃあ、みんなにも声を掛けておいてくれ。大人数の方が楽しいからな」
「ああ、わかった。みんなには声を掛けておくよ」
同士マルクスが来てくれることになった。あのヤベェヤツらの犠牲者が1人増えると考えると僕だけじゃないと前向きになれた。犠牲者は一人でも多いほうが良いのだ。
「サンペータ。そろそろ僕らも帰ろうか」
「わかった。すぐに行く」
僕とサンペータは一緒に登下校をしている。サンペータは友であり、護衛の任務も兼ねている。
「じゃあ、先に玄関で待っているからな」
「おう」
サンペータに声を掛け玄関へと向かった。途中、フローラ嬢と出会してしまった。
「アレク様。お帰りですか?」
「ああ、フローラ嬢。今日はルナール嬢の手紙を届けてくれてありがとう」
「いえ、ただ頼まれただけですから」
「今度のファンクラブ集い、楽しみだね」
「ウフフ、そうですね。みんなアレク様が考えた集いが楽しみだって喜んでましたよ」
フローラ嬢はニコニコしながらヤツらの様子を教えてくれた。
「そうかぁ。みんなの期待を裏切らないようにしないように頑張ります」
「ウフフ、あまり無茶をしないようにしてくださいね。大事なお身体なんですから」
「ありがとうございます。気を付けます」
「私も楽しみにしてます。何かあったらお手伝いさせてもらいますから、その時は遠慮しないでおっしゃって下さいね。ウフ」
「その時はお願いします」
フローラ嬢と話すと、なぜだか敬語になってしまうのは不思議だ。お姉様気質にヤられているかも……
「では、アレク様。ごきげんよう」
「ああ、フローラ嬢も……」
――!?
僕はフローラ嬢と別れ、玄関でサンペータを待っていると、背後から異様で邪悪な人を不快にさせるような念が送られている感じがした。
僕が振り向くとそこには…… ルナール嬢、マリア嬢、ミレーユ嬢、クリス嬢が物陰に隠れて、僕をガン見していた。 そして、ついヤツらと目が合ってしまった。っていうか、おめぇらマジで怖ぇーよ!
声を掛けようか、掛けないか考えていると、
「アレク様……」
ルナール嬢が声を掛けて来た。
「ルナール嬢。何か用かい?」
つい『用かい?』と『妖怪?』を間違ってしまった。悪気がないからセーフだよね?
「アレク様にお聞きしたいことがありまして」
ルナール嬢はちょっとオドオドした態度だった。
「僕の答えられる範囲なら答えるよ」
僕は当たり障りのないように笑顔で答えた。
「あ~良かった。ダメとか言われたらどうしようかと思いましたわ」
「それで、聞きたいことって?」
「次回のファンクラブの事なんですが、人数制限が無くなった事によって申込みが前回を越えると思うのですが、それでよろしいのでしょうか?」
「ああ、構わないよ。こちらも、それ以外に準備するから安心して良いよ」
「もったいなきお言葉」
ルナール嬢はカーテシーの作法でお礼を言った。
「ルナール嬢。僕にそこまでしなくても良いよ。ここは学園で同じ同級生じゃないか。公式の場とは違うからね」
とりあえず、建前では誰に対しても慈悲の心を向けているように見せかけて、本音はこの場から早く逃げたいんだよ!である。
「ありがとうございます」
ルナール嬢は軽く頭を下げた。
「アレク様。フローラ様と何を話してたんですか? まさかフローラ様とイチャコラお触りタイム突入とか考えていませんでしたか?」
「「「――!?」」」
マリア嬢が斜め上の発想で、僕に会心の一撃をぶっ込んできた。
「マリアさん。そのような事を言ってはいけませんわ」
ルナール嬢が慌ててマリア嬢を嗜める。
「クリスちゃんも気になるでしょ?」
マリア嬢はルナール嬢の言葉もなんのその、クリス嬢に話を振った。
昼休みも終わり教室へと戻った。僕の頭の中はファンクラブの集いというより、これからどうやってバーベキューを楽しもうか妄想で止まらない。もはや授業どころではない。
午後の授業を終え、マルクスに声をかけた。
「マルクス。ちょっと良いか?」
「どうした? アレク」
「今度、ファンクラブの集いがあるんだがマルクス達も来ないか? 高原で紅葉を見ながら肉を焼いて食べようかと思ってるんだ」
「ほぉ~、焼き肉かぁ。そりゃあ良いな。でもあの男爵令嬢も来るんだろ? ヤバくないか?」
「クリス嬢の事か? 今回あまり関わらないように大人数で行くから大丈夫だ」
「ファンクラブの集いだろ。あんな連中ばっかりじゃないよな?」
『ギクッ』
マルクスは疑いの目を僕に向けた。
「そ、そんなことないさ。クリス嬢はたまたま事故に遭ったようなもんだよ。ほとんどが普通の感性を持っているお嬢様方だよ」
「そうなのか? 本当だな? どうもイマイチ信用出来ん…… まあ、アレクからのお誘いだ断ることも出来んだろ。わかったよ。行かせてもらうよ」
「ありがとうなマルクス。じゃあ、みんなにも声を掛けておいてくれ。大人数の方が楽しいからな」
「ああ、わかった。みんなには声を掛けておくよ」
同士マルクスが来てくれることになった。あのヤベェヤツらの犠牲者が1人増えると考えると僕だけじゃないと前向きになれた。犠牲者は一人でも多いほうが良いのだ。
「サンペータ。そろそろ僕らも帰ろうか」
「わかった。すぐに行く」
僕とサンペータは一緒に登下校をしている。サンペータは友であり、護衛の任務も兼ねている。
「じゃあ、先に玄関で待っているからな」
「おう」
サンペータに声を掛け玄関へと向かった。途中、フローラ嬢と出会してしまった。
「アレク様。お帰りですか?」
「ああ、フローラ嬢。今日はルナール嬢の手紙を届けてくれてありがとう」
「いえ、ただ頼まれただけですから」
「今度のファンクラブ集い、楽しみだね」
「ウフフ、そうですね。みんなアレク様が考えた集いが楽しみだって喜んでましたよ」
フローラ嬢はニコニコしながらヤツらの様子を教えてくれた。
「そうかぁ。みんなの期待を裏切らないようにしないように頑張ります」
「ウフフ、あまり無茶をしないようにしてくださいね。大事なお身体なんですから」
「ありがとうございます。気を付けます」
「私も楽しみにしてます。何かあったらお手伝いさせてもらいますから、その時は遠慮しないでおっしゃって下さいね。ウフ」
「その時はお願いします」
フローラ嬢と話すと、なぜだか敬語になってしまうのは不思議だ。お姉様気質にヤられているかも……
「では、アレク様。ごきげんよう」
「ああ、フローラ嬢も……」
――!?
僕はフローラ嬢と別れ、玄関でサンペータを待っていると、背後から異様で邪悪な人を不快にさせるような念が送られている感じがした。
僕が振り向くとそこには…… ルナール嬢、マリア嬢、ミレーユ嬢、クリス嬢が物陰に隠れて、僕をガン見していた。 そして、ついヤツらと目が合ってしまった。っていうか、おめぇらマジで怖ぇーよ!
声を掛けようか、掛けないか考えていると、
「アレク様……」
ルナール嬢が声を掛けて来た。
「ルナール嬢。何か用かい?」
つい『用かい?』と『妖怪?』を間違ってしまった。悪気がないからセーフだよね?
「アレク様にお聞きしたいことがありまして」
ルナール嬢はちょっとオドオドした態度だった。
「僕の答えられる範囲なら答えるよ」
僕は当たり障りのないように笑顔で答えた。
「あ~良かった。ダメとか言われたらどうしようかと思いましたわ」
「それで、聞きたいことって?」
「次回のファンクラブの事なんですが、人数制限が無くなった事によって申込みが前回を越えると思うのですが、それでよろしいのでしょうか?」
「ああ、構わないよ。こちらも、それ以外に準備するから安心して良いよ」
「もったいなきお言葉」
ルナール嬢はカーテシーの作法でお礼を言った。
「ルナール嬢。僕にそこまでしなくても良いよ。ここは学園で同じ同級生じゃないか。公式の場とは違うからね」
とりあえず、建前では誰に対しても慈悲の心を向けているように見せかけて、本音はこの場から早く逃げたいんだよ!である。
「ありがとうございます」
ルナール嬢は軽く頭を下げた。
「アレク様。フローラ様と何を話してたんですか? まさかフローラ様とイチャコラお触りタイム突入とか考えていませんでしたか?」
「「「――!?」」」
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「マリアさん。そのような事を言ってはいけませんわ」
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