『鬼神の救済記』

影狼

文字の大きさ
8 / 80

夜神さんちの化け狐ー行灯と彼女ー

しおりを挟む

おや、この辺鄙な劇場にご来場して下さり、ありがとうございます。

シオネクライネーゼ・パレッチェでございます。

今回は少し趣向を変えてみまして、化け狐の1匹と【彼女】こと夜神さんの、お話になります。

さて。ご注意点をいくつかご説明致します。

・この小説のみならず全ての小説は二次創作の対象になります。

・暴力シーン、Hなシーンがある場合がございます。
・その時は劇場からご退場していただければ全額お返しいたします。

・キャラ崩壊がある場合がございます。


作者から伝言です。
少々お付き合いくださいませ。

少しだけ予告させていただきます。


後ほどこの小説の派生となるシチュエーションボイスを投稿致します。

1週間後に投稿させていただきます。

尚気まぐれな私なのでもっとかかるかもしれません……。
予告は終了といたします。



拙い小説ですがお楽しみ頂けたら……光栄でございます。






皆様、大変お待たせ致しました。





始め(演じ)させていただきます。






「夜神さん、な~にしてんのっ?」




「……あなたには関係ないでしょ……?
【糾理】。」

「たはは……夜神さんは手厳しいねぇ?」

「……。」
「あの輩以外にもいるかもしれないんだから男には気をつけてね~。」


「言われなくても……気をつけるわよ。
忠告感謝はするけれど。」


冷たく棘が少しある言動をする、この少女の黒髪ロングがサラサラと風に揺れる想いを、乗せているようで少し切ない。

さて、言葉遊びが過ぎたかな。
このサラサラの黒髪ロングを風にたなびかせていて、銀の鈴の髪飾りを一つ身につけている少女は。

【夜神幎】と申す。



「うんうん、それでこそ夜神さんだ。」


「俺が好きな夜神さん。それで君は何をしているんだい?」

「少しばかり刀の手入れをね……。そういう糾理は何をしているのかしら?」




「……君につく悪い虫を潰してるよ。」

「……そう。」

顔を打撃だけで潰してることもあれば、木の魔法で締めつけて生命力を吸い取ってることもある糾理だった。

これがほぼ毎晩、毎朝続くのだから雑魚でも妖怪の執念とは恐ろしいものだ。

「それで…………何を言いたいの?糾理。」
「それでね。
夜神さん、俺の過去を知りたくないかい?」
それを言うと彼女は驚いたように目を見開く。
「糾理の……過去?」
「うん、俺の過去だよ。」

「……まだ、早い。」

「夜神……さん?」

「……まだ、【ーーー】の親族である君には話してもらいたくはないかな。」

「……夜、神……さん……?」
「ん?どうしたのかな?糾・理?」
「君は、……いいや……お前は何者だ?」
口調が変わった彼女……夜神さんじゃないなにかが、話しかけてくる。

彼女の見た目をしていても、中身は彼女ではないと察知した俺は刀を咄嗟に構えた。
「……【この小説だけでなく全ての小説を作った者】かなあ私は。」
(こいつ、刀を見ても動じない……か。)

「…………そうか。
敵ではない……と?」
「うんうん、そうなるかなあ。」
「……信じるぞ、お前のこと。」
「うん、ありがとうね、糾理。」
「……ああ。」
「じゃあ彼女に代わるね。」
「分かった。」

「糾理、どうかしたの?」

「いや、何でもないよぉー。」

(【この小説だけでなく全ての小説を作った者】……か。
…………。)
(糾理が険しい顔をして考え込んでいるわね……。
何かあったのかしら……?)
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

初体験の話

東雲
恋愛
筋金入りの年上好きな私の 誰にも言えない17歳の初体験の話。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

処理中です...