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夜神さんちの化け狐ー行灯と彼女ー
しおりを挟むおや、この辺鄙な劇場にご来場して下さり、ありがとうございます。
シオネクライネーゼ・パレッチェでございます。
今回は少し趣向を変えてみまして、化け狐の1匹と【彼女】こと夜神さんの、お話になります。
さて。ご注意点をいくつかご説明致します。
・この小説のみならず全ての小説は二次創作の対象になります。
・暴力シーン、Hなシーンがある場合がございます。
・その時は劇場からご退場していただければ全額お返しいたします。
・キャラ崩壊がある場合がございます。
作者から伝言です。
少々お付き合いくださいませ。
少しだけ予告させていただきます。
後ほどこの小説の派生となるシチュエーションボイスを投稿致します。
1週間後に投稿させていただきます。
尚気まぐれな私なのでもっとかかるかもしれません……。
予告は終了といたします。
拙い小説ですがお楽しみ頂けたら……光栄でございます。
皆様、大変お待たせ致しました。
始め(演じ)させていただきます。
「夜神さん、な~にしてんのっ?」
「……あなたには関係ないでしょ……?
【糾理】。」
「たはは……夜神さんは手厳しいねぇ?」
「……。」
「あの輩以外にもいるかもしれないんだから男には気をつけてね~。」
「言われなくても……気をつけるわよ。
忠告感謝はするけれど。」
冷たく棘が少しある言動をする、この少女の黒髪ロングがサラサラと風に揺れる想いを、乗せているようで少し切ない。
さて、言葉遊びが過ぎたかな。
このサラサラの黒髪ロングを風にたなびかせていて、銀の鈴の髪飾りを一つ身につけている少女は。
【夜神幎】と申す。
「うんうん、それでこそ夜神さんだ。」
「俺が好きな夜神さん。それで君は何をしているんだい?」
「少しばかり刀の手入れをね……。そういう糾理は何をしているのかしら?」
「……君につく悪い虫を潰してるよ。」
「……そう。」
顔を打撃だけで潰してることもあれば、木の魔法で締めつけて生命力を吸い取ってることもある糾理だった。
これがほぼ毎晩、毎朝続くのだから雑魚でも妖怪の執念とは恐ろしいものだ。
「それで…………何を言いたいの?糾理。」
「それでね。
夜神さん、俺の過去を知りたくないかい?」
それを言うと彼女は驚いたように目を見開く。
「糾理の……過去?」
「うん、俺の過去だよ。」
「……まだ、早い。」
「夜神……さん?」
「……まだ、【ーーー】の親族である君には話してもらいたくはないかな。」
「……夜、神……さん……?」
「ん?どうしたのかな?糾・理?」
「君は、……いいや……お前は何者だ?」
口調が変わった彼女……夜神さんじゃないなにかが、話しかけてくる。
彼女の見た目をしていても、中身は彼女ではないと察知した俺は刀を咄嗟に構えた。
「……【この小説だけでなく全ての小説を作った者】かなあ私は。」
(こいつ、刀を見ても動じない……か。)
「…………そうか。
敵ではない……と?」
「うんうん、そうなるかなあ。」
「……信じるぞ、お前のこと。」
「うん、ありがとうね、糾理。」
「……ああ。」
「じゃあ彼女に代わるね。」
「分かった。」
「糾理、どうかしたの?」
「いや、何でもないよぉー。」
(【この小説だけでなく全ての小説を作った者】……か。
…………。)
(糾理が険しい顔をして考え込んでいるわね……。
何かあったのかしら……?)
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