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い
しおりを挟む『皆様方』、こんな辺鄙な『劇場』においで下さり至極光栄でございます。
初めての方は、どうぞよろしくお願い申し上げます。
『劇場』の【案内人】を務めさせていただきます、『劇場』のものです。
「『劇場』の【もう一人の案内人】を務めさせていただきます、『劇場』のものです。
初めてのお方は以後お見知りおきを、お願い申し上げます。」
「ああ、今回も来たぜ。
よろしくな。」
「ハア……ハァハァハアハァ……BL……要素欲しい……ぐへへへへへへへへ……ジュルリ……ハァハアハァハアハアハアハァ……ハァハアハァハアハアハアハァぐへへへへへへへへへへへへへへへへ…BL最高……。」
「…………はぁ。
全く、この腐女子は……。
【案内人】のお二方、今回もよろしくお願いしますわ。
私はこれについておりますので、ごゆっくりとご案内をなされてください。」
感謝します。
「ありがとうございます、マドモアゼルノフィリメ。」
「ええ、あとはそれらを楽しませてやってくださいな。」
「それらって……はは、そうかい。」
「わかりました、マドモアゼルノフィリメ。」
さて、お席にお座り下さいませ。
「お席に私たちがご案内しますね!暗いので足元にご注意くださいますようお願いいたします……!」
『皆様方』が、席にお座りになられたのを、見届けて彼が言いました。
「ご注意点を申し上げます。」
・全ての小説が二次創作対象になります。
・オリジナルキャラが、出演する可能性がございます。
・キャラ崩壊が起こる可能性がありますのでご注意くださいますよう、お願いいたします。
・回想シーンが頻繁に挿入されるので、私たちが事前にご案内致します。
・暴力シーン、情事シーンがあるのでお嫌な方は『劇場』からご退場していただければ、全額返却いたします。
「それでは一ベルを鳴らさせていただきます。」
リィイイイイィィィイィイィィン……。
それでは本ベルを鳴らさせていただきます。
リィイイイィィイィィイイイイン……。
「それでは演目名を、告げさせていただきます。」
『い』でございます。
「えー、またまた『かの舞台の監督さん』らしくない演目ですわねー?
もしやネーミングセンス劣ってしまいましたか?」
「はは、そう仰らないでくださいませ。」
之より、演じますは男子中学生と女子中学生が出会いまして『とある神様』とお話する物語になります。
それでは演じ(始め)させていただきます。
「開幕致しますー、開幕致しますー。」
ーーー演目開始致します。ーーー
「なーなー、今度さ、『あちら』の世界の神様がおいでになられるそうだ。」
「えー、めんどくさくなるからパス。」
「そう言わないでくれよ?」
「嫌だー、嫌だー、絶対めんどくさくなるー。」
「よし、それなら裂けるチーズ30本。
あと甘味二十種類な。」
「……もう一押し。」
「裂けるチーズ50本。
あと甘味五十種類。」
「おー、太っ腹。
いいよ、行ってあげる。」
そんな感じで下校中に甘味やら裂けるチーズやらの話をしていた二人がいた。
男の子の方は報酬が裂けるチーズ30本、甘味二十種類と言っていた。
それなのだが女の子の方が『もう一押し欲しい。』との事なので、苦肉の策で悩みつつも裂けるチーズ20本と甘味三十種類を増し増しにしたら太っ腹だと喜んで、『行く。』と男の子に言った。
(苦肉の策というより、これが何時もの習慣だな。
ガキんちょの頃からの腐れ縁だから、こいつの要求にはもう慣れた。)
とまあ男の子はそう思いつつも、この子の笑顔を見るのが嬉しくなるのだろうけれども。
ただ、最近笑顔が、この子からなくなって行っているのが気がかりだったのでこの男の子は考えて、無い頭で考えて相談してみようということになったのだった。
その日は女の子の家の方で別れて、明日に早めに備えることにした男の子と女の子。
さてさて、どうなる事やら。
翌日、男の子と女の子は男の子の家に集まった神様方に協力してもらい、神様が下りれるように札、榊、台を準備した後祝詞を唱えて、呼んだ。
『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『高天原に神魯岐神魯美の命以て皇御祖神伊邪那美命筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に御祓に祓ひ給ふ時に生坐る祓戸の大神等諸々の枉事罪穢を祓ひ賜え清め賜えと申す事の由を天津神国津神八百万の神等と共に天の斑駒の耳振り立てて聞食せと恐み恐み白す。』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』
18人くらいの神様にも交わって頂き、全員で唱えた。
そのおかげで部屋の空気が、少し振動したような気がする。
ふわりと、二柱の神様が下りてきたようで感謝を告げる。
「この度は私達の祝詞に、応えていただき畏れながらも感謝申し上げます。」
『ええ、こちらこそありがとう。』
「それで、なのですが。
彼女についてでございますが僭越ながらお話させていただきます。
聞くところでは、彼女に笑顔が消えてきています。
彼女の身近に、彼女に対して歪んだ好意を持つものがありますそうで、そのものに対しての策を演述していただければ、と。
その上で、私達が献策をするとともに我らが尊き二柱の神等に傅くことをお許しくださいますようお願い申し上げます。」
『少し待って欲しいの、さてもぬしの御名はいかにぞや。』
「ことうことはわび侍り。
ただ許し給はらむ。」
『……あな。』
「申し訳ありません、彼女の名前も同義ですので。」
『ええ、分かったわ。
これ以上は、聞かないようにするわね。』
『……………………さても、その仇敵の御名はいかにぞや。』
喋ることのあまりない男の神様が、とても珍しい事に重低音で申したので、畏れ入りながらそれに答えた。
「……『相田實』とこたふ。」
『……………………弁へ知る。』
『さて、『相田實』と言うものの策を演述するわね。
……まずは、貴方が彼女を護りなさい。
私達も協力するわ。
『かの悪魔の神』も貴方の鍛錬に協力してくださるそうだし、ついでに彼女にも強くなって貰いましょうか。
…………あと忠告するわね。
『かの劇場にいる舞台の監督さん』に化けている『モノ』には気をつけなさい。
……『貴方が』奪われてしまうわよ。』
「解りました。
鍛錬の内容と共に『モノ』には存分に、気をつけさせていただきます。
ご忠告、感謝申し上げます。
それでは私達が献策いたします、よくお聞きになられてくださいませ。
『人形』を配置致しますのはどうでしょうか?
丁度昔に創られたお方がおりましたので、人形を拝借できるかと思いますが……。」
『ふむふむ……人形の数は?人数は何人程度?』
「13体になります、少し多めに見積もっても400人になるかと。
増員するべきですかね……。」
『いいえ、今のところはそれで大丈夫だと思うわ。
ただ『敵の最大数と勢力が分からない』わね……。
………………用心しておくべきよ。』
「二重スパイが最低200名は所属しておりますので、簡潔に申し上げます。
1番の頭は『モノ』でそれと同等のものが最低でも6名、『名もなき人形』が一体、それぞれの世界の創造主と同等の、ものが3垓でございます。
それ以降は、特に申し上げることはありません。」
『…………『名もなき人形』?それと、それぞれの世界の創造主と同等のものが3垓……?』
「ええ。」
『………………私達もまだまだね。』
そこまで話して、落胆したように言った神様だった。
「…………ええ。
それでしたら、無理もないですね。」
『……………………ああ。』
『今日はありがとう。
また困ったことがあったら、遠慮せず私達の分身を呼んでね。分身、ここに置いとくから。』
神様が微笑んで、揺らめくと分身が出現した。
もう一柱の神様も、分身を出現させた。
それから二柱の神様が元の世界に戻っていったので、安堵した男の子。
「お疲れ様ー、分身有難く使わせて貰おうね。」
「ああ、そうだなぁー。
有難く使わせていただきますね、二柱の神様方。」
「お疲れ様です、18柱の神様方。」
『お疲れ様ー、戻らせてもらうよ。』
『ええ、ありがとうございました。』
ーーー演目終了いたします。ーーー
『皆様方』、どうでしたでしょうか?
「愉しんでいただけたなら私達も光栄でございます!」
「おつかれ、【案内人】。」
「お疲れ様どす、【案内人】さん。」
「えー!俺には挨拶してくんないんですかー?!」
「するかよ、小僧が。」
「ええ、その通りでございますえ。」
お疲れ様でした、御二方。
「えー!酷いですよー。」
「【案内人】お疲れ様ですわ。
腐女子はあのあとぶっ倒れまして、すぐに回復致しましたわ。
ほんとなんなのです、あの持久力は……。」
お疲れ様でございます、マドモアゼルノフィリメ。
「お疲れ様でした!お嬢さん、倒れたのですかー?!」
「ええ、残念なことにすぐ回復致しましたが。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「お疲れ様ですー、【案内人】。
お疲れ様だー、【案内人】。
お疲れ様でしたー、【案内人】。」」」」」」」」」」」」」」」」」」
おやおや、皆様方もお疲れ様でございます。
さて、『皆様方』当『劇場』にご来場いただきありがとう存じます。
またのお越しを、一同お待ちしております。
「またおいでくださいませー!」
(【案内人】がそう言いますと、45度に腰を曲げてお辞儀いたします。
【もう一人の案内人】が元気にそう言いますと、【案内人】に倣いまして45度に腰を曲げてお辞儀いたします。)
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