誰にも理解してもらえないまま生きた令嬢のおはなし。ー幕間にてご勘弁願います。ー

命じられていた役割。－終幕。－

令嬢は魑魅魍魎、鬼神の手の者たちの手により堕ちたようだ。

とどのつまり、魔の手により死亡したのちに。

＿＿＿＿＿今度は正真正銘のとある処へとそのドレスを翻して、推参した。

少女のそれは呪印ではなく刻印だが、本質的にはほぼ一緒だ。



しかしながら少女はそれを意に介していないかのようで、余裕綽々と、扇を開いて。

その芳香に魅かれた魔物の「遊び」に付き合っている。

それはさておき、狼型の魔物の猛攻は止まることなく動けないものも多数出たとか。

繰り広げられた動きは、地獄悪夢そのものだった模様。

くすくす、くすくす。

＿＿＿＿おかしいことだわね、どうして【人間】というものは…。

名。ー一切不明
種族。ー一切不明

ファツィリ家の令嬢を演じきった、怪物。

名。ーティキトイソニヒ･ファツィリ
種族。ー【人間】

令嬢。

魔の手により死亡済。

名。ー一切不明
種族。ー一切不明

秘色の炎を彼女の身体と喉の内部にまとわりつかせて、「焔宵」の名を喰らった。

意図は別にあるようだが、名を喰らうことを愉悦に感じている。

花々を引きずり込む「悪いヒト」の、一人。

名。ー一切不明
種族。ー一切不明

緑色のフードを被った拷問者。

特筆点なし。

名。ー一切不明
種族。－悪魔

「焔宵」の＿＿＿＿令嬢の前世で、彼女に化け名を喰らわせた張本人。

人ではないために倫理観は皆無、只「王」が下した下命に従う。

名。ー一切不明
種族。ー夢の仔

令嬢を夢の中で励ました、幼い声。

令嬢視点では種族共に不明。