未来から来た天才オメガ研究者に恋したアルファ高校生の話

豆ぱんダ

文字の大きさ
114 / 139

114 何年越しの⋯⋯

しおりを挟む
 冬次は宥めるように腿の内側にキスをし、会陰部の下ほどにある穴を精液で濡らす。きつく窄まった後孔の皺を指でマッサージしつつ、指をもぐらせ、入り口を柔らかくほぐしていく。爪の先まで力の入っていた南雲の体は徐々に慣れてきたようで弛緩していき、第一関節までしか収まらなかった狭い内壁がゆるむと、冬次の指は奥深くまで呑み込まれた。

「痛くない?」
「う、ん、ヘンな感じだ・・・・・・」

 南雲はずっと顔を隠しており、足のあいだにいる冬次をチラッと見た。

「手間をかけさせてごめん」

 冬次は南雲のナカをまさぐっていた手を止める。

「どういう意味?」
「濡れないから。オメガの体だったらすぐに突っ込んでも感じられてただろうし」
「何を言ってんの」

 冬次は指を抜き、体を起こして南雲を抱きしめた。

「嬉しいよ俺。南雲さんが気持ちよくなれるようにたくさん手をかけさせてよ」
「たくさんはいい」
「なんでよ」

 冬次はニヤッとすると、南雲をシーツに寝かせる。

「大切にするから」

 南雲は頰を染めて顔を隠した。冬次は前戯を再開させる。しばらくほぐしたおかげで入り口は揃えた指を難なく咥え、内壁は柔らかくうねっていた。腹側に指を曲げ挿入を思わせる動きでピストンすると最初はわからなかったしこりに触れた。膨らみを押しこみながらピストンを続けると、南雲の反応に異変が起こる。

「んああっ、あん、あっあっ、あっ」

 指の往復に合わせて喘ぎ声が小刻みに。そして一度出して萎えた性器が勃ちあがり、うねる内壁は指を食いしめる。

「ん、んぐっ、一回止めて・・・・・・」
「うん。あとちょっとね」

 感じまくる南雲の姿はエロい。冬次は自身を熱くさせながら攻める手を休めなかった。

「あっ、あああっ、ああっ」

 指をキュウキュウと締めつける狭い肉路をひらくように出し入れし、しこりの上を何度も擦る。

「イッて、南雲さん」
「うぅ・・・・・・」
「どうしたの?」
「出そう、だけど、一人だけイクのは嫌だ・・・・・・」

 顔をぐしゃぐしゃにして我慢する南雲。冬次はナカのほぐれ具合を確かめてからゆっくり指を抜いた。

「ん。わかった」

 内腿にキスし、柔らかく仕上がった穴にペニスをあてる。

「いれるよ」

 冬次は期待と緊張が入り混じるため息をこぼし、そっと体重をかけ腰を進めた。穴は抵抗なくひらき、先端を呑みこみ、竿の半分ほどまで迎え入れた。ペニスにまとわりつく襞の動きが最高に気持ちいい。冬次はピストンなしで出してしまいそうになり、前傾姿勢になると南雲にキスをして小休止した。
 南雲は挿入される衝撃に耐えているあいだ口と目を閉じていたが、突然性急に舌を割り入れられ混乱状態でキスに応えながら冬次の背中に腕をまわした。

「ん、ふぅ、ん、冬、次くん?」
「ふぅ・・・・・・気持ちくてやばくて」

 南雲の顔や肩に冬次の汗がポタポタ落ちる。

「ごめん汚い」

 冬次はすぐに拭おうとしたが、南雲が眉をひそめながら冬次の目の下を親指でなぞった。

「汗じゃないのも混じってる」
「えっ」
「なぜ泣いてるんだ。僕が不慣れなせいで痛いのか?」
「ちが・・・・・・」
 
 泣いていたのは無意識だった。頬を触って確認すると指が冷たくしっとり濡れていた。冬次は南雲に微笑み、嬉しいからと教える。

「冬次くんはこんなことで泣くんだね。知らなかった」
「そうだよ。冬次くんは泣くんだよ。何年越しの気持ちだと思ってるの」

 南雲のナカがキュンとうねる。冬次は締めつけに身震いし、南雲の足を持ちあげ、休んでいた挿入を再開させた。冬次の形に馴染んだ内壁はぴったりと吸いついてくるようで、根本まで収めきるとたまらずため息がこぼれた。そこからじわじわ抜ける寸前まで引き抜いていく。奥深くペニスを埋められ苦しげだった南雲はピクピク震えてよがった。

「ん、んう~・・・・・・ああ・・・・・・っ」

 冬次は南雲の顔を見ながらペニスをナカにまた突き差し、じわじわと抜いた。

「ふ・・・・・・あああ・・・・・・」
 
 抜かれるペニスについてくるように浮いてしまう腰が可愛くて、冬次は笑みをもらすと、思いきり腰を打ちつけズドンと一気に押しいれてみる。

「はうっ!」

 突然訪れた重たい衝撃に南雲がビクンと震える。今度は逃げていこうとする腰を捕まえ、ゆっくり抜き、ゆっくり腰を進めた。そうすると腰の引け具合が弛むので、ペニスを勢いよく奥まで突っ込んだ。

「ふううっ! それ、ずるい・・・・・・っ」
「ずるくない」

 生理的に涙目になった南雲がそそる顔つきをするため、冬次はやめない。ゆっくりと速くを織り交ぜてピストンを続けていると、ペニスが出入りする時のひくつきが段ちがいに変わってきた。冬次が腰を引くと、出ないでと懇願するみたいに吸いつき、張り出したエラが腹側にあたるように角度を調整すると、竿を包みこむ襞が大きくうねる。

「んあっ、はっ、はうっ!」

 苦しげな声が不安になった冬次は南雲の顔を見つめながら腰を振った。しかし南雲の表情は苦痛を感じているように見えない。南雲は目を薄く虚ろに閉じて、口は半開きに、うっとりと頬を染めている。そしてイイところを突かれた時にはビクンと震えた。
 冬次はホッとしたと同時に興奮を駆り立てられ、腰を打ちつけるスピードを速くした。肉棒と内壁が激しくこすれあい、冬次の性器が入り口から顔を出すたびに先走りが泡立ってねばついた音を立てる。

「あっ、うっ、ああっ」

 パンパンパン! 肌どうしがぶつかる音が激しくなり、南雲が嫌々と頭をふる。

「ふううっ、うううっ!」

 冬次はピストンをやめられない。亀頭が南雲の狭まった奥深い場所を突いた時、南雲はガクガクと震えだした。この瞬間に射精をしており、冬次と南雲の体に挟まれて揺れていたペニスから精液が垂れている。南雲は終わらない絶頂感に顎をそらし胸を上下させる。冬次が最奥に亀頭をグリグリ押しつけると、さまよっていた焦点がぐるんと上を向いた。

「・・・・・・んぅふああ——・・・・・・っ」

 もう少しだ。冬次は自身も強い射精欲を感じてきたので。深く長いストロークで性器の出し入れを休めず、カリでしこりを擦りあげ、最奥に亀頭をぶつけた。ナカで性器が膨らみ、血管がドクドクと熱く脈打つ。冬次はギリギリまでペニスを引き抜き歯を食いしばると、亀頭球までを穴に呑みこませ精液を吐きだした。冬次のペニスはビュクッビュクッと跳ね、最奥の狭まりに熱い飛沫を浴びせる。冬次は射精しながら腰をグッグッと押しつけ、最後の一滴まで南雲のナカに注いだ。
 南雲はぐったりして冬次の射精のあいだ目を閉じていたが、冬次が自身のモノを引き抜こうとした時、首に腕をまわして引っぱった。冬次は南雲のナカに性器を突っ込んだままバランスを崩して倒れる。

「わっ、南雲さん、無理させて怒った?」
「もっかい」

 聞きまちがいじゃなかろうか。冬次は目を丸くして南雲を見つめる。
 ・・・・・聞きまちがいじゃないらしい。入り口にずっぽり嵌まったままのペニスは太さを維持している。そしてこの一言で長大な冬次のモノはさらにグンと反りかえった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

久しぶりの発情期に大好きな番と一緒にいるΩ

いち
BL
Ωの丞(たすく)は、自分の番であるαの かじとのことが大好き。 いつものように晩御飯を作りながら、かじとを待っていたある日、丞にヒートの症状が…周期をかじとに把握されているため、万全の用意をされるが恥ずかしさから否定的にな。しかし丞の症状は止まらなくなってしまう。Ωがよしよしされる短編です。 ※pixivにも同様の作品を掲載しています

とろけてまざる

ゆなな
BL
綾川雪也(ユキ)はオメガであるが発情抑制剤が良く効くタイプであったため上手に隠して帝都大学附属病院に小児科医として勤務していた。そこでアメリカからやってきた天才外科医だという永瀬和真と出会う。永瀬の前では今まで完全に効いていた抑制剤が全く効かなくて、ユキは初めてアルファを求めるオメガの熱を感じて狂おしく身を焦がす…一方どんなオメガにも心動かされることがなかった永瀬を狂わせるのもユキだけで── 表紙素材http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55856941

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

氷の支配者と偽りのベータ。過労で倒れたら冷徹上司(銀狼)に拾われ、極上の溺愛生活が始まりました。

水凪しおん
BL
※この作品には、性的描写の表現が含まれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。 オメガであることを隠し、メガバンクで身を粉にして働く、水瀬湊。 過労と理不尽な扱いで、心身ともに限界を迎えた夜、彼を救ったのは、冷徹で知られる超エリートα、橘蓮だった。 「君はもう、頑張らなくていい」 ――それは、運命の番との出会い。 圧倒的な庇護と、独占欲に戸惑いながらも、湊の凍てついた心は、次第に溶かされていく。 理不尽な会社への華麗なる逆転劇と、極上に甘いオメガバース・オフィスラブ!

学内一のイケメンアルファとグループワークで一緒になったら溺愛されて嫁認定されました

こたま
BL
大学生の大野夏樹(なつき)は無自覚可愛い系オメガである。最近流行りのアクティブラーニング型講義でランダムに組まされたグループワーク。学内一のイケメンで優良物件と有名なアルファの金沢颯介(そうすけ)と一緒のグループになったら…。アルファ×オメガの溺愛BLです。

運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿) 金持ち‪社長・溺愛&執着 α‬ × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω 幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。 ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。 発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう 離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。 すれ違っていく2人は結ばれることができるのか…… 思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいα‬の溺愛、身分差ストーリー ★ハッピーエンド作品です ※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏 ※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m ※フィクション作品です ※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです

再会した男は、彼女と結婚したと言った

拓海のり
BL
高校時代、森と園部は部活も一緒で仲が良かったが、副部長の菜南子と園部の噂が立ち、森は二人から遠ざかった。大学を卒業して森は園部と再会するが、その指には結婚指輪があった。 昔書いたお話です。ほとんど直していません。お読みになる際はタグをご確認の上ご覧ください。一万五千字くらいの短編です。

君と運命になっていく

やらぎはら響
BL
母親から冷遇されている町田伊織(まちだいおり)は病気だから薬を欠かさず飲むことを厳命されていた。 ある日倒れて伊織はオメガであり今まで飲むように言われていたのは強い抑制剤だと教えられる。 体調を整えるためにも世界バース保護機関にアルファとのマッチングをするよう言われてしまった。 マッチング相手は外国人のリルトで、大きくて大人の男なのに何だか子犬のように可愛く見えてしまい絆されていく。

処理中です...