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24 ほのぼのインターバル
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冬次は帰宅したが、チャリを降りてからつま先で地面をつつく。玄関の戸の前で少し考える時間が増えた。
藤井家からぼやっと漏れた嗅ぎ慣れた生活臭と柔らかな明かりが、嵐の前の静けさっていうのか、怖くなる時がある。
ふぅーと、呼吸を置いてから戸を開けた。
「ただいま!」
本物なんだけど少し意識して作った明るい顔をぶら下げ、居間と台所へ顔を出す。おじさんはバラエティ番組のくだらないお笑い芸人のネタに見入っており、南雲は鍋に温度計を差しながら何やら真剣に煮ているところだった。
「魔女の毒鍋?」
「ご所望なら調合できるよ。一滴で毒殺できる劇薬? 眠り薬? 痺れ薬? 惚れ薬?」
「惚れ薬。南雲さんなら作れんの」
南雲の背中に問いかけてみる。
「作れてたら克己くんに使ってる。こらっ、手洗いうがいと着替えする前に台所に入らないで」
けんほろろに追い払われ、洗面所に向かおうかとした時、藤井が帰宅したようだ。玄関から藤井はまっすぐ台所に入っていき、南雲も普通に「おかえりなさい」と迎えている。おい、おかしくないか?
「駄目なんだ、駄目なんだ~」
子供が歌う懐かしのリズムで台所に舞い戻る。さも堂々と冷蔵庫の中にあったペットボトルに口をつけている藤井が冬次に気づき、小首を傾けた。
「今帰ってきたのか、また寄り道してたんだな」
「高校生なんだから寄り道くらいする。ていうか注意してんのこっちなんだけど!」
それと、と藤井から南雲に矛先を変える。
「俺の時と態度違くない?」
「学校という場で不特定多数の生徒と過ごしてきた冬次くんだから指摘した。外から埃、ウイルス、花粉、を調理場に持ち込まないでと言ってるだけ」
「克己さんもじゃん、ずるくない?」
南雲の声が心なしかニヤついていた気がする。詰る方向を藤井に戻すと、藤井は藤井であっけらかんと隠す気もなく笑っていた。
「俺はいいんだよ」
完全に遊ばれている。
「意味不明! よくないから!」
冬次は昔に帰ったみたいにむちゃくちゃに地団駄を踏んだ。もちろん、おふざけの延長線上で、だけれど。
すると番組の見たい場面が終わったらしく、おじさんがふらりとやってきた。
「楽しそうだなぁ」
よかったなぁ、とにっこり微笑ましそうに三人を見る。
その瞬間、ほんのり藤井が頬を褒めた。父親にまるごとセットで子供扱いされて照れたのだ。冬次はしてやったりと思い、普段は見せない藤井のいとけない一面に嬉しくなる。それから仄かに寂しくなった。
「ね・・・・・・この先何もしないでいいの」
両方の拳を握りしめて、冬次の口からこぼれたのは心に引っかかってる気持ち。
「何がだい?」
とおじさんは当然訊ねてくる。
「父さん、なんでもないよ。学校生活のことだ。そうだよな冬次?」
「克己さん、真剣に考えようよ」
「いい加減にしろ。悩み相談なら後で俺が聞いてやるから。今は夕飯にしよう、な。南雲が今すぐ食ってもらいたがってる」
どういうことかと食卓を見やれば、話の不穏な風向きを完全に無視してすでにセッティングが完了していた。
「ビーフシチューだよ。牛肉の柔らかさと旨みが最大限に引き立つベストな温度と時間で煮込んだから温かいうちに食べてよ。温め直しが必要になったら食感が変わってしまう」
いち早く南雲は席についた。食器を手に取り、全員に座るよう目で促す。
「頂こうか」
おじさんが動き、藤井が続く。冬次も仕方なく、夕食に気持ちを切り替えたのだった。
風呂上がり、藤井が廊下で待っていた。あの場を収めるためだけの口約束だと思っていたので一瞬舞い上がってしまったが、藤井の口車にのせられてしまわないように自分で自分の頭をガツンと殴った。
「おいおい、やばい子か?」
「やばくていーよ。おっけ、頭すっきりした」
「なんだよ。来い、話は俺の部屋でな」
藤井は道すがら冷蔵庫から発泡酒を取り出し、冬次にも勧めた。
「いやあんた教師でしょ」
「冗談。偉いなぁ冬次」
笑いながら冬次のために取り出したのは麦茶。「どうも」と受け取り、コップに注ぐ。飲み物を持ったまま藤井の部屋におじゃました冬次は、藤井の匂いばかりがする彼の領域内で所在なく立ち往生した。
至極プライベートな自分以外の城の中で落ち着かない気持ちになるのは普通だと思うのだが、長く一緒に住んできて部屋に入れてもらうのは案外初めてだったりして、と考えていた。
別に特段気になるものはなし、男らしい飾り気のないシンプルな家具で統一されてる。そこ座っていいよとデスクチェアの使用を許可され、両手でコップを持ったまま座る。上の空だったせいで、脚のコロコロがずるっと動き、心臓が飛び跳ねた。
「びびった」
「大丈夫か」
藤井はベッドに腰かけてうつむき加減でいる。冬次に苦笑したが馬鹿にしないで缶に口をつけた。
沈黙が降りると、冬次は自分から何か言わなくてはと話始める。
「克己さん、未来を変えようよ。俺はなんとかしたい」
この言葉を予想していたように、待っていたように、藤井は缶の飲み口に視線を落とした。
「ありがとな。でも俺はそうしてほしくない。冬次の手を煩わせたくないんだ。だって今が大事な時期だろう。冬次は自分のやりたいことだけ一生懸命にやっていればいいんだよ」
用意された答え、という感じがした。淀みない口調は何度も考え抜かれたことを示していて、それが冬次を納得させるためなのか、藤井の本音なのかを、上手に覆い隠してしまっている。簡単に〝わかった〟なんて言ったら、後悔するやつ。
「克己さんを救うことが、俺のやりたいことだよ」
「嬉しいけどありがた迷惑かな。あくまで俺の問題であって、冬次の将来に関係のないことだろ」
「なんでそんな悲しいこと言うの? 克己さんが生きててくれないとまた引き取られた頃の俺みたいになっちゃうかも」
誰に対しても警戒心を剥き出しにして、自分の中に閉じこもっていた頃のように・・・・・・。
自分らしさを取り戻せたのはおじさんとおばさんの大らかな優しさのおかげでもあるけれど、粘り強く交流を保ち続けてくれた藤井の存在があってこそだった。
しかし藤井は、冬次にとっての藤井の位置づけに冬次を置いてくれないのだ。冬次は保護者として見守るべき未成年でしかなく、いてもいなくても困るということはないのしれない。
しゅんとした気持ちを見透かし、藤井は目を細めて面持ちを明るくさせた。
「そんなことないと思うぞ。最近の冬次は顔つきが変わった。今までのお前は何事にも興味を持てない感じだったのに、いい傾向じゃないか。この機会にしっかり自分と向き合ってほしい」
「克己さんは俺が変わったって思うの?」
自分が今日感じたばかりの心境の変化を、自分よりも先に藤井は感じ取ってくれていた。率直に嬉しくて、冬次はニヤつく口元をむずむずさせる。
「ああ成長したなって思うよ。これで心置きなく」
「うあーっ! 待ってその先、心置きなく死ねるとか言うつもりじゃないよね。やめてよ、ほんと、まじでお願いだからっ!」
大声で止められ、藤井が目を見開き、発泡酒をこぼしかけた。
「わかったわかった、冬次がそこまでお願いするなら俺は俺でちゃんと考えるから。死ぬ理由が明白である以上は対策だって立てられる。俺は自分でなんとかしてみるから、それでいいな?」
「約束してよ、指切り」
「小学生みたいだな」
藤井が缶底の残りを揺らしつつ笑う。
「できないの?」
冬次はムキになった。たとえ結ぶ実のない指切りだろうが少しは安心させろよ鬼畜教師め。
藤井は逡巡するように宙に視線を浮かせて、おやつを前にして待てを命じられた犬状態だった冬次を思いがけず裏切った。
「やめとく。絶対の効力があるなら喜んで指切りするけどな、気休めならしない方がいい。後からつらくなるのは冬次だ」
こちらのためだと言われたら、スタンバイしてた小指を引っ込めざる得ない。上手く話を交わされただけの気がしないでもないけれど。
「指切りはいいから死なない努力はしてよね。何もしないで死んだらお墓参りに行ってあげないから」
そうした冬次に、今度は困ったように肩を揺らした。
「冬次の気持ちは肝に銘じておくよ。それにしても変人の南雲も役に立ったわけか。あいつが来たおかげで冬次のやる気を刺激するいい着火剤になったようだな」
この場にないのに、ふいに話の中に登場した南雲。引き合いに出した藤井を、ついとうかがい見る。
「克己さんって、今は南雲さんのことどう思ってるの」
「どうって、運命の番としてって意味か」
「うん」
藤井家からぼやっと漏れた嗅ぎ慣れた生活臭と柔らかな明かりが、嵐の前の静けさっていうのか、怖くなる時がある。
ふぅーと、呼吸を置いてから戸を開けた。
「ただいま!」
本物なんだけど少し意識して作った明るい顔をぶら下げ、居間と台所へ顔を出す。おじさんはバラエティ番組のくだらないお笑い芸人のネタに見入っており、南雲は鍋に温度計を差しながら何やら真剣に煮ているところだった。
「魔女の毒鍋?」
「ご所望なら調合できるよ。一滴で毒殺できる劇薬? 眠り薬? 痺れ薬? 惚れ薬?」
「惚れ薬。南雲さんなら作れんの」
南雲の背中に問いかけてみる。
「作れてたら克己くんに使ってる。こらっ、手洗いうがいと着替えする前に台所に入らないで」
けんほろろに追い払われ、洗面所に向かおうかとした時、藤井が帰宅したようだ。玄関から藤井はまっすぐ台所に入っていき、南雲も普通に「おかえりなさい」と迎えている。おい、おかしくないか?
「駄目なんだ、駄目なんだ~」
子供が歌う懐かしのリズムで台所に舞い戻る。さも堂々と冷蔵庫の中にあったペットボトルに口をつけている藤井が冬次に気づき、小首を傾けた。
「今帰ってきたのか、また寄り道してたんだな」
「高校生なんだから寄り道くらいする。ていうか注意してんのこっちなんだけど!」
それと、と藤井から南雲に矛先を変える。
「俺の時と態度違くない?」
「学校という場で不特定多数の生徒と過ごしてきた冬次くんだから指摘した。外から埃、ウイルス、花粉、を調理場に持ち込まないでと言ってるだけ」
「克己さんもじゃん、ずるくない?」
南雲の声が心なしかニヤついていた気がする。詰る方向を藤井に戻すと、藤井は藤井であっけらかんと隠す気もなく笑っていた。
「俺はいいんだよ」
完全に遊ばれている。
「意味不明! よくないから!」
冬次は昔に帰ったみたいにむちゃくちゃに地団駄を踏んだ。もちろん、おふざけの延長線上で、だけれど。
すると番組の見たい場面が終わったらしく、おじさんがふらりとやってきた。
「楽しそうだなぁ」
よかったなぁ、とにっこり微笑ましそうに三人を見る。
その瞬間、ほんのり藤井が頬を褒めた。父親にまるごとセットで子供扱いされて照れたのだ。冬次はしてやったりと思い、普段は見せない藤井のいとけない一面に嬉しくなる。それから仄かに寂しくなった。
「ね・・・・・・この先何もしないでいいの」
両方の拳を握りしめて、冬次の口からこぼれたのは心に引っかかってる気持ち。
「何がだい?」
とおじさんは当然訊ねてくる。
「父さん、なんでもないよ。学校生活のことだ。そうだよな冬次?」
「克己さん、真剣に考えようよ」
「いい加減にしろ。悩み相談なら後で俺が聞いてやるから。今は夕飯にしよう、な。南雲が今すぐ食ってもらいたがってる」
どういうことかと食卓を見やれば、話の不穏な風向きを完全に無視してすでにセッティングが完了していた。
「ビーフシチューだよ。牛肉の柔らかさと旨みが最大限に引き立つベストな温度と時間で煮込んだから温かいうちに食べてよ。温め直しが必要になったら食感が変わってしまう」
いち早く南雲は席についた。食器を手に取り、全員に座るよう目で促す。
「頂こうか」
おじさんが動き、藤井が続く。冬次も仕方なく、夕食に気持ちを切り替えたのだった。
風呂上がり、藤井が廊下で待っていた。あの場を収めるためだけの口約束だと思っていたので一瞬舞い上がってしまったが、藤井の口車にのせられてしまわないように自分で自分の頭をガツンと殴った。
「おいおい、やばい子か?」
「やばくていーよ。おっけ、頭すっきりした」
「なんだよ。来い、話は俺の部屋でな」
藤井は道すがら冷蔵庫から発泡酒を取り出し、冬次にも勧めた。
「いやあんた教師でしょ」
「冗談。偉いなぁ冬次」
笑いながら冬次のために取り出したのは麦茶。「どうも」と受け取り、コップに注ぐ。飲み物を持ったまま藤井の部屋におじゃました冬次は、藤井の匂いばかりがする彼の領域内で所在なく立ち往生した。
至極プライベートな自分以外の城の中で落ち着かない気持ちになるのは普通だと思うのだが、長く一緒に住んできて部屋に入れてもらうのは案外初めてだったりして、と考えていた。
別に特段気になるものはなし、男らしい飾り気のないシンプルな家具で統一されてる。そこ座っていいよとデスクチェアの使用を許可され、両手でコップを持ったまま座る。上の空だったせいで、脚のコロコロがずるっと動き、心臓が飛び跳ねた。
「びびった」
「大丈夫か」
藤井はベッドに腰かけてうつむき加減でいる。冬次に苦笑したが馬鹿にしないで缶に口をつけた。
沈黙が降りると、冬次は自分から何か言わなくてはと話始める。
「克己さん、未来を変えようよ。俺はなんとかしたい」
この言葉を予想していたように、待っていたように、藤井は缶の飲み口に視線を落とした。
「ありがとな。でも俺はそうしてほしくない。冬次の手を煩わせたくないんだ。だって今が大事な時期だろう。冬次は自分のやりたいことだけ一生懸命にやっていればいいんだよ」
用意された答え、という感じがした。淀みない口調は何度も考え抜かれたことを示していて、それが冬次を納得させるためなのか、藤井の本音なのかを、上手に覆い隠してしまっている。簡単に〝わかった〟なんて言ったら、後悔するやつ。
「克己さんを救うことが、俺のやりたいことだよ」
「嬉しいけどありがた迷惑かな。あくまで俺の問題であって、冬次の将来に関係のないことだろ」
「なんでそんな悲しいこと言うの? 克己さんが生きててくれないとまた引き取られた頃の俺みたいになっちゃうかも」
誰に対しても警戒心を剥き出しにして、自分の中に閉じこもっていた頃のように・・・・・・。
自分らしさを取り戻せたのはおじさんとおばさんの大らかな優しさのおかげでもあるけれど、粘り強く交流を保ち続けてくれた藤井の存在があってこそだった。
しかし藤井は、冬次にとっての藤井の位置づけに冬次を置いてくれないのだ。冬次は保護者として見守るべき未成年でしかなく、いてもいなくても困るということはないのしれない。
しゅんとした気持ちを見透かし、藤井は目を細めて面持ちを明るくさせた。
「そんなことないと思うぞ。最近の冬次は顔つきが変わった。今までのお前は何事にも興味を持てない感じだったのに、いい傾向じゃないか。この機会にしっかり自分と向き合ってほしい」
「克己さんは俺が変わったって思うの?」
自分が今日感じたばかりの心境の変化を、自分よりも先に藤井は感じ取ってくれていた。率直に嬉しくて、冬次はニヤつく口元をむずむずさせる。
「ああ成長したなって思うよ。これで心置きなく」
「うあーっ! 待ってその先、心置きなく死ねるとか言うつもりじゃないよね。やめてよ、ほんと、まじでお願いだからっ!」
大声で止められ、藤井が目を見開き、発泡酒をこぼしかけた。
「わかったわかった、冬次がそこまでお願いするなら俺は俺でちゃんと考えるから。死ぬ理由が明白である以上は対策だって立てられる。俺は自分でなんとかしてみるから、それでいいな?」
「約束してよ、指切り」
「小学生みたいだな」
藤井が缶底の残りを揺らしつつ笑う。
「できないの?」
冬次はムキになった。たとえ結ぶ実のない指切りだろうが少しは安心させろよ鬼畜教師め。
藤井は逡巡するように宙に視線を浮かせて、おやつを前にして待てを命じられた犬状態だった冬次を思いがけず裏切った。
「やめとく。絶対の効力があるなら喜んで指切りするけどな、気休めならしない方がいい。後からつらくなるのは冬次だ」
こちらのためだと言われたら、スタンバイしてた小指を引っ込めざる得ない。上手く話を交わされただけの気がしないでもないけれど。
「指切りはいいから死なない努力はしてよね。何もしないで死んだらお墓参りに行ってあげないから」
そうした冬次に、今度は困ったように肩を揺らした。
「冬次の気持ちは肝に銘じておくよ。それにしても変人の南雲も役に立ったわけか。あいつが来たおかげで冬次のやる気を刺激するいい着火剤になったようだな」
この場にないのに、ふいに話の中に登場した南雲。引き合いに出した藤井を、ついとうかがい見る。
「克己さんって、今は南雲さんのことどう思ってるの」
「どうって、運命の番としてって意味か」
「うん」
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