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39 困った時に頼れる人といえば
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「うーん」
マンションの高層階で唸る冬次を、頬杖をついて眺めるイケメン。言い換えて谷峨。
「めちゃくちゃいい子との縁談を断りたいなんて恵まれた贅沢な悩みだね」
冬次が過去の恋を引きずっていることを誰よりよく知っておいて、にっこり弧を描いた口元に棘がある感じがする。だてに顔が整っているせいか貼りつけた愛想笑いがいっそう怖い。
「あの、座間のこと知らせなかったのすっげぇ怒ってますよね?」
虫の居所が悪い原因はこれか。冬次は体調不良を起こした座間を谷峨に伝えず藤井の家に運んだ一件を気にする。けれども、適度な事情を把握していて親しすぎない、ここのところの鬱憤を吐き出せる友人といえば谷峨しか思いつかなかったのだ。誰かに聞いてほしかったんだ。
「何。啓のこと? あの子から助けを求めてこないのに俺に何ができると言うの」
谷峨は首を横に振る。微笑む表情に映されるのは焦りでなく達観。
オーバワーク気味の座間が心の底から心配なくせに。共通の知人というくらいの関心しか示さない谷峨にため息をつきたくなる。
「もう諦めるとか言わないっすよね?」
ずっと胸にしまってきた台詞だが、情けない発言をするならそろそろ我慢もできなかった。
「谷峨先輩の好きな人が座間だって気づいてますから誤魔化さないでくださいよ」
「今日って冬次くんのよくわからない愚痴を聞く会なんじゃないの?」
あれあれ変だなぁとはぐらかされそうになったので、真面目な顔を作る。あくまで主観になってしまうが本気な目を向けた。
「オーケー、観念するよ」
谷峨が両手をあげ下げすると同時に肩を落とす。
「冬次くんのお見立てどおり俺は啓に惚れてる。俺の恋愛事情聞きたい?」
「少し興味あります」
「変な話、昔っから好意を寄せられてたのは俺の方だったんだ。でも俺は可愛い弟のようにしか啓を見てなかった。自分の気持ちを自覚するのが遅すぎた。俺よりソノちゃんに懐いたのは相手にしなかった俺への腹いせなのかもしれない。ソノちゃんはそれをわかっているから啓の告白を本気にしないんだろう」
「そういう理由ならちゃんと話し合わないと駄目ですよ」
「何を話し合うって? どのツラ下げて好きだと言えるんだよ」
胸に秘めてきた分だけ勇気がいるし想いは複雑に厄介になるものだ。しかし冬次は食い下がる。
「心配したまま何もしないでいられますか。俺ならいられません。きっと仕事も手につかなくなる」
「まるで冬次くんが当事者みたいな感じだね。今って俺と啓の話してんだよね?」
「もちろん! そうですよ!」
「ふぅん。・・・・・・ナナクサ製薬か。どこかの製薬会社に入社したってのは聞いてたけど」
やんわり関心を示し始めた谷峨が思案顔になる。
「この前ソノちゃんとは久しぶりに会って飲んだ。気になることを言ってた気がするなぁ」
「どんな?」
「ソノちゃんはベータだけど匂いに人一倍敏感でオメガとアルファのフェロモンを嗅ぎ分けられる特技があるんだよね。同棲中、職場から座間がオメガの匂いをぷんぷんさせて帰ってきたことがあったみたいだ。座間がソノちゃんとの関係を解消して出て行ったのはその直後らしい」
すごい特技だが、話を聞く限りではそれでいてソノちゃんは直接言及せずに座間が出て行くのに任せたということなのだろう。少しでも恋愛感情がある相手なら修羅場待ったなしの出来事に思えるものの、同棲というよりルームメイトに近い、もしくは近親者のような関係性がうかがえる。三人がそれぞれ本心をねじ曲げ、不健全で歪な関係を保ってきたのだ。
他人に意見できるほど冬次もできた人間じゃないが、だからこそ、不器用で素直じゃなさすぎる彼らに言ってやりたいことが山ほど頭に浮かんだ。そして応援したい気持ちの中には羨ましい気持ちも相まっていた。
「ナナクサ製薬の内部を調べるのに、谷峨先輩のツテでなんとかならないですか」
「いやいや冬次くんの身内絡みなんだから俺いらなくない?」
「身内絡みだからマズいんっすよ。俺自身が深入りするとちょっと面倒くさいことになるんで、外部の人間として潜り込みたいんです」
冬次は取り急ぎ伝え損ねた事情を話しながら、我ながら名案だとほくそ笑んだ。
◆
冬次が希望するツテをとりあえずは探してみるという谷峨の言葉を信じ、日頃の職務に没頭する。着信があった日は谷峨に会ってから片手の指で数えられる日数しか経っておらず、「目星がついた」という声は浮き足立っていた。
その日のうちに時間を作り、指定された店に行くと、卓では谷峨とツテとなる例の人物がすでに酒盛りを始めている。
冬次は目立つ金髪頭を目印に店内を進み、彼と向かい合った席で談笑する男の黒い長髪頭を見てギョッとして足が止まる。一種の嫌がらせかと思わずにいられないが、谷峨は無意味にそうするような矮小な性格ではないし、間接的に座間が絡んだナナクサ製薬の件にふざけられるポイントなどないだろう。考えあっての人選なのだと信じるほかない。
谷峨のマンションでひらかれた誕生パーティーで諍いがあったのは十年以上も前のこと。諍いとはいえ些細な会話のやり取りで、冬次が一方的に嫌な想いをさせられただけなので、とっくに忘れられている可能性だってあるのだ。肩肘を張らず、また初対面ですって顔して挨拶すればいい。
「遅くなりました。谷峨先輩、この度はありがとうございます」
平常心、平常心。おまじないのように唱えながら、目が合った谷峨に会釈する。
「ぎゃはは、礼儀とかいいから早くおいでよ」
すんげぇ、酔ってるし・・・・・・。いつもクールな谷峨が公衆の面前でご機嫌な笑い上戸になるまで飲酒するなんて、このいけすかない長髪男は実は気の置ける友人らしい。
「おいおい、後輩がびびってんじゃねぇの」
ここで腹を立てたら自分は成長していないってことになる。不機嫌に引き結んだ唇を指で押さえ、反省した。
冬次はスッと名刺を差し出す。
「覚えていらっしゃらないかもしれませんが、私こういう者です」
「ああ。帯人から聞いてるから知ってる。あん時は悪かったなぁ、奈良林さん」
冬次の顔をしっかり覚えていたようだ。よみがえる不快感を悟られないよう奥歯を噛み締めた。
「えーと、俺の名刺はこれね」
名刺を受け取り、空いた席に腰を下ろす。
「映像会社を経営されてるんですか?」
肩書きに目を落とし、驚きを素直に口に出した。
「吹けば飛ぶようなちっちゃな会社だけどね」
また耳に障る言い方をされ、なんとも応えられず眉をひそめてしまう。名刺に記載された名前は兎沢旺司。
「・・・・・・兎沢さんは、俺たちのやりたいことにどう関係してくるんです?」
そう投げかけたのは気持ちよく酔っている谷峨に対してだ。
「説明してあげてよ」
谷峨はつまみの枝豆をむしるのに忙しく、面倒な質疑応答を兎沢に投げる。
「はいよ。いろいろやってるが、お前さんに関係あるとしたら俺らが作ってるお仕事紹介ムービーね。職種図鑑っつう小中学生向けに様々な仕事を紹介してんだ。ホームページに載っけてるから検索してみてよ」
冬次は頷いてスマホをポチポチやる。
「あった。これか?」
トップに出てきたページを開いて見せた。
「なかなかイケてんだろ」
ずらりと目次ページに並んだ職種名は数十におよぶ。
「子供は面白いと思いますけど」
「みくびってもらっちゃ困るね。大人向けにも結構楽しめると思うぜ」
職種の一つをタップしてスライドしていくと、なるほど胸を張って豪語するだけある、各業界の人間に密着した映像は面白く興味をそそられた。
「谷峨先輩の意図は理解できましたよ」
冬次は下までスライドし終えてスマホを置く。
「兎沢さんが取材と称してナナクサ製薬社に潜入してくれるってわけですね?」
「やだなぁ。俺たちも行くよ」
と、ご機嫌な声。
「は? もっかい言って谷峨さん?」
「だーかーら、俺たちも取材班に扮して社内に侵入する。探偵みたいでわくわくするな。くくく」
「ははは・・・・・・」
冬次の口からは失笑が洩れる。協力者たちが乗り気になってくれて何よりだが、くくくじゃないよ、まったくいい歳のおっさんたちが。
不安とはまた違う背筋の寒さに、冬次は唾を飲み込んだ。
マンションの高層階で唸る冬次を、頬杖をついて眺めるイケメン。言い換えて谷峨。
「めちゃくちゃいい子との縁談を断りたいなんて恵まれた贅沢な悩みだね」
冬次が過去の恋を引きずっていることを誰よりよく知っておいて、にっこり弧を描いた口元に棘がある感じがする。だてに顔が整っているせいか貼りつけた愛想笑いがいっそう怖い。
「あの、座間のこと知らせなかったのすっげぇ怒ってますよね?」
虫の居所が悪い原因はこれか。冬次は体調不良を起こした座間を谷峨に伝えず藤井の家に運んだ一件を気にする。けれども、適度な事情を把握していて親しすぎない、ここのところの鬱憤を吐き出せる友人といえば谷峨しか思いつかなかったのだ。誰かに聞いてほしかったんだ。
「何。啓のこと? あの子から助けを求めてこないのに俺に何ができると言うの」
谷峨は首を横に振る。微笑む表情に映されるのは焦りでなく達観。
オーバワーク気味の座間が心の底から心配なくせに。共通の知人というくらいの関心しか示さない谷峨にため息をつきたくなる。
「もう諦めるとか言わないっすよね?」
ずっと胸にしまってきた台詞だが、情けない発言をするならそろそろ我慢もできなかった。
「谷峨先輩の好きな人が座間だって気づいてますから誤魔化さないでくださいよ」
「今日って冬次くんのよくわからない愚痴を聞く会なんじゃないの?」
あれあれ変だなぁとはぐらかされそうになったので、真面目な顔を作る。あくまで主観になってしまうが本気な目を向けた。
「オーケー、観念するよ」
谷峨が両手をあげ下げすると同時に肩を落とす。
「冬次くんのお見立てどおり俺は啓に惚れてる。俺の恋愛事情聞きたい?」
「少し興味あります」
「変な話、昔っから好意を寄せられてたのは俺の方だったんだ。でも俺は可愛い弟のようにしか啓を見てなかった。自分の気持ちを自覚するのが遅すぎた。俺よりソノちゃんに懐いたのは相手にしなかった俺への腹いせなのかもしれない。ソノちゃんはそれをわかっているから啓の告白を本気にしないんだろう」
「そういう理由ならちゃんと話し合わないと駄目ですよ」
「何を話し合うって? どのツラ下げて好きだと言えるんだよ」
胸に秘めてきた分だけ勇気がいるし想いは複雑に厄介になるものだ。しかし冬次は食い下がる。
「心配したまま何もしないでいられますか。俺ならいられません。きっと仕事も手につかなくなる」
「まるで冬次くんが当事者みたいな感じだね。今って俺と啓の話してんだよね?」
「もちろん! そうですよ!」
「ふぅん。・・・・・・ナナクサ製薬か。どこかの製薬会社に入社したってのは聞いてたけど」
やんわり関心を示し始めた谷峨が思案顔になる。
「この前ソノちゃんとは久しぶりに会って飲んだ。気になることを言ってた気がするなぁ」
「どんな?」
「ソノちゃんはベータだけど匂いに人一倍敏感でオメガとアルファのフェロモンを嗅ぎ分けられる特技があるんだよね。同棲中、職場から座間がオメガの匂いをぷんぷんさせて帰ってきたことがあったみたいだ。座間がソノちゃんとの関係を解消して出て行ったのはその直後らしい」
すごい特技だが、話を聞く限りではそれでいてソノちゃんは直接言及せずに座間が出て行くのに任せたということなのだろう。少しでも恋愛感情がある相手なら修羅場待ったなしの出来事に思えるものの、同棲というよりルームメイトに近い、もしくは近親者のような関係性がうかがえる。三人がそれぞれ本心をねじ曲げ、不健全で歪な関係を保ってきたのだ。
他人に意見できるほど冬次もできた人間じゃないが、だからこそ、不器用で素直じゃなさすぎる彼らに言ってやりたいことが山ほど頭に浮かんだ。そして応援したい気持ちの中には羨ましい気持ちも相まっていた。
「ナナクサ製薬の内部を調べるのに、谷峨先輩のツテでなんとかならないですか」
「いやいや冬次くんの身内絡みなんだから俺いらなくない?」
「身内絡みだからマズいんっすよ。俺自身が深入りするとちょっと面倒くさいことになるんで、外部の人間として潜り込みたいんです」
冬次は取り急ぎ伝え損ねた事情を話しながら、我ながら名案だとほくそ笑んだ。
◆
冬次が希望するツテをとりあえずは探してみるという谷峨の言葉を信じ、日頃の職務に没頭する。着信があった日は谷峨に会ってから片手の指で数えられる日数しか経っておらず、「目星がついた」という声は浮き足立っていた。
その日のうちに時間を作り、指定された店に行くと、卓では谷峨とツテとなる例の人物がすでに酒盛りを始めている。
冬次は目立つ金髪頭を目印に店内を進み、彼と向かい合った席で談笑する男の黒い長髪頭を見てギョッとして足が止まる。一種の嫌がらせかと思わずにいられないが、谷峨は無意味にそうするような矮小な性格ではないし、間接的に座間が絡んだナナクサ製薬の件にふざけられるポイントなどないだろう。考えあっての人選なのだと信じるほかない。
谷峨のマンションでひらかれた誕生パーティーで諍いがあったのは十年以上も前のこと。諍いとはいえ些細な会話のやり取りで、冬次が一方的に嫌な想いをさせられただけなので、とっくに忘れられている可能性だってあるのだ。肩肘を張らず、また初対面ですって顔して挨拶すればいい。
「遅くなりました。谷峨先輩、この度はありがとうございます」
平常心、平常心。おまじないのように唱えながら、目が合った谷峨に会釈する。
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すんげぇ、酔ってるし・・・・・・。いつもクールな谷峨が公衆の面前でご機嫌な笑い上戸になるまで飲酒するなんて、このいけすかない長髪男は実は気の置ける友人らしい。
「おいおい、後輩がびびってんじゃねぇの」
ここで腹を立てたら自分は成長していないってことになる。不機嫌に引き結んだ唇を指で押さえ、反省した。
冬次はスッと名刺を差し出す。
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「ああ。帯人から聞いてるから知ってる。あん時は悪かったなぁ、奈良林さん」
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「えーと、俺の名刺はこれね」
名刺を受け取り、空いた席に腰を下ろす。
「映像会社を経営されてるんですか?」
肩書きに目を落とし、驚きを素直に口に出した。
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また耳に障る言い方をされ、なんとも応えられず眉をひそめてしまう。名刺に記載された名前は兎沢旺司。
「・・・・・・兎沢さんは、俺たちのやりたいことにどう関係してくるんです?」
そう投げかけたのは気持ちよく酔っている谷峨に対してだ。
「説明してあげてよ」
谷峨はつまみの枝豆をむしるのに忙しく、面倒な質疑応答を兎沢に投げる。
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冬次は頷いてスマホをポチポチやる。
「あった。これか?」
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ずらりと目次ページに並んだ職種名は数十におよぶ。
「子供は面白いと思いますけど」
「みくびってもらっちゃ困るね。大人向けにも結構楽しめると思うぜ」
職種の一つをタップしてスライドしていくと、なるほど胸を張って豪語するだけある、各業界の人間に密着した映像は面白く興味をそそられた。
「谷峨先輩の意図は理解できましたよ」
冬次は下までスライドし終えてスマホを置く。
「兎沢さんが取材と称してナナクサ製薬社に潜入してくれるってわけですね?」
「やだなぁ。俺たちも行くよ」
と、ご機嫌な声。
「は? もっかい言って谷峨さん?」
「だーかーら、俺たちも取材班に扮して社内に侵入する。探偵みたいでわくわくするな。くくく」
「ははは・・・・・・」
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