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65 まじめにデート
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仕事の休日、冬次は七草を誘ってデートした。気まずい別れ方をしてからやっとまとまった時間をとって向かい合うことができる。
もっと早くに会うべきだったが、なんだかんだ仕事が立て込んでしまい一週間が経つ。
お詫びのプランはソノちゃんおすすめのデートコースにした。
近場の美術館で期間限定の光を使った展示をしており、カップルに評判らしい。名前だけは聞いていたが自分では立ち寄ろうと思わない場所なので、すすめられなければ行くことはなかっただろう。
「楽しみだね」
七草が助手席でふふっとほほ笑む。
「だね。あそこ入るの俺も初めてなんだよなぁ」
「僕は小学生の頃に社会見学で行ったかな。あんまり覚えてないですけど」
「俺は小学校この辺じゃなかったから。お客さんの話でもたまに話題に出るよ」
「じゃあ余計楽しみですね。冬次さんのお仕事に活かせるのでは?」
「んー、そうかもね、次はうまくセールストークに使えるかも」
「でしょう。んふふ」
機嫌よくしてくれる七草に冬次は何度目かわからない安堵のため息をこぼした。
思うところは多くあるだろうに、あの日のすれちがいを引きずらず傷ついた顔も表に出さないで文句も言わない、よく躾けられた子という印象が罪悪感を加速させる。
大人で明るい七草に、罪悪感だけじゃない感情もぽつりと芽生える。
一緒にいると気持ちが和らぎ、何より冬次は気張らないで過ごせた。これも一つの恋愛の形と受け止めたいがまだ自分は諦めが悪く臆病だ。
「冬次さん、前向いて運転して?」
いけない。七草の横顔を見つめすぎてしまった。
「大丈夫ですよ」
「えっ?」
「大丈夫です。僕は待てますよ。だからそんな顔しないでください。というか冬次さんが元気ないと僕が落ち込めないじゃないですか」
「うん。ごめん」
律儀に謝る冬次に、七草がまた悪戯ぽくへそを曲げる。
「ははは、ごめんって」
険が取れたように笑って謝ると、七草もつられて笑った。
今日は七草を楽しませることだけを考えなければと、冬次は自分を戒める。
美術館は平日だったため来場者がまばらで、のんびり見てまわるに最適な日だった。時折すれ違うのは老夫婦が多く、見てまわる途中に常連と思われる彼らを七草が目で追っていたのを冬次は幾度となく見かけた。
おじいさんの腕におばあさんが寄り添いながら歩く老夫婦を見かけた時、ついに反応が顕著になる。冬次が展示物に夢中になっているあいだ、七草は頭ごと彼らの方を向いて羨ましそうに微笑んでいた。冬次が気づいてないと思っているからこそ見せた表情は本音。七草が健気に望むことを叶えてやりたくなった。
「あっちの展示も面白そうですね!」
冬次の視線を知らずに、七草が次の展示スペースに移動する。最後の展示になるスペースは壁全体を使った体験型の作品で、はしゃぐような足取りで七草は色とりどりの光に手で触れる。
「冬次さんも。ほら一緒にやりましょ」
「いいね」
冬次は跳ねる光のボールに手を触れた。光は途端に弾けて増え、縦横無尽に跳ねまわる。
「うわぁ、すごいですねぇ」
「ね、目がチカチカする」
「ちっちゃい子は好きそう」
「だね」
しばらく最後の展示スペースで遊んでから外へ出ると、出口に店を構えたカフェで休憩をとった。今期の展示に合わせた限定のメニューを頼み、ひと息つく。
「この後なんだけど」
冬次はテーブルの下でこっそりスマホをのぞいた。
打ち合わせどおりソノちゃんからエールとディナーの後はうちにいらっしゃいというアドバイスが送られてきており、カンペがわりのメモアプリでスケジュールをチェックする。
夕食用に予約した店はこれもソノちゃんおすすめの隠れ家レストラン。ちまちま調べた口コミの良さも折り紙つきだった。気に入ってくれるだろう。
「予約したレストランがあるから、時間まで買い物でもして過ごそうか?」
「そのレストランには冬次さんは行ったことあるの?」
「ないけど。おすすめらしいよ」
「そうなんですね」
冬次は虚をつかれた気分になり、だんだん不安になってきた、七草があまり嬉しそうじゃないような気がする。
七草は紅茶にミルクをくるくる混ぜてから、こう言う。
「冬次さんがよく行くお店に行きたいです」
「俺の? それだとラーメン屋とかチェーンのカレー屋とかになっちゃうけど・・・・・・ハンバーグがうまい店ならあったかな・・・・・・」
すぐ出てきてがっつり食えればなんでもいいという男にありがちな食嗜好なもんで、デート相手を連れてくにはハードルの高い店しか思い浮かばない。
「いいよ。そこに行きたいです!」
しかしながら七草は乗り気だ。
「うん。了解。いつも行くのはランチタイムだから夜もやってるか調べてみるね」
内心で苦笑いしながら、にこやかに応じる。
「ごめん駄目だ」
店舗のホームページを調べてみると今日は休み。だがよくよく読むと。
「今日の曜日は店じゃなくてキッチンカーやってるって」
夜の時間帯もわりと近くの広場で営業している。
「どうする? ガヤガヤしたとこじゃない方がよければまた今度にして・・・・・・」
「んーん。行こうよ。そこにする」
「わかった。キャンセルの電話だけさせて」
断りの連絡をして戻ると、七草は頼んでいたカフェメニューに手をつけずに待っていた。
「口に合わなかった?」
「いいえ。冬次さん、キャンセルさせちゃってごめんなさい」
「いいよーこのくらい。もっとひどいやつを知ってる」
我儘を気にする七草に、思いがけずそんな言葉が滑りおちる。
涼しい顔して冬次を振りまわした大人の南雲や口の悪い南雲少年と比べれば可愛いおねだりだ。むしろ言ってくれると罪悪感が軽くなる。
「仲がいいんですね。その人と」
「いつも遊ばれてるんだ」
「へぇ、いいな、楽しそう」
「そうかな?」
そう言われると、南雲を褒められたみたいで嬉しい。
冬次は無意識にニヤけながら顎を掻き、フォークで大きめに切り分けたケーキを口に放り込んだ。
美術館の次は冬次たちはショッピングビルの専門店街でショッピングを満喫し、ソノちゃんに授けられた予定がくるってしまったことはさておいて普通のカップルのようにデートを楽しめている。
「買い物つきあってくへれてありがとう。おかげさまで仕事用の新しい靴が買えたよ。善光くんはこの辺に詳しいんだ?」
今日きたショッピングビルは七草に教えてもらった商業施設で、数ある店舗の中に冬次が利用するスーツブランドの支店が入っていたのだ。
「実家がここに近くて」
「ああ、そうか。そうだったね。一人暮らし始めたのは最近だったの?」
「去年ですよ。許してもらえるまで大変でした」
七草がその頃を懐かしがるように目をほころばせる。
「ナナクサ製薬を手伝い始めたのもその時くらいからで」
不意に出てしまった仕事の話題に冬次はばつが悪くなりおざなりに相槌を返し、通りかかった雑貨店を指差して見ていこうかと誘う。店に立ち寄り時間潰しがてら商品を眺めていた時、カエルが傘を差したデザインのガラス細工のペーパーウェイトが目に入った。デフォルメされた大きな目の雰囲気がなんとなく七草に似ていたので手に取ろうとしたが、棚には傘を差した別の生き物も並らんでいて、七草が同じシリーズのペーパーウェイトから恐竜を選んで手にのせる。
「恐竜好き?」
こちらも可愛いデザインだが、大きな口が前面に出た肉食恐竜、ティラノサウルスを彷彿とさせた。七草は指で牙のギザギザした凹凸をなぞり、うなずいてみせた。
「幼稚園くらいまで世界で一番大好きだったんですよ」
「男の子だもんな、わかるよ、俺も好きだった。兄貴の図鑑をこっそり借りて見てたなぁ」
昔から気に入らなかった兄貴の大事な持ち物を借りパクしてた記憶がよみがえり、冬次はニヤッとした。
「俺はスピノサウルスが好きだったんだけど善光くんは?」
背中に帆のような突起がある巨大な恐竜だ。
「ごめんなさい。どんな恐竜かわからない」
「いや、忘れちゃってるよね。恥ずかしいな俺」
しかし七草は首を横にふる。
「恐ろしい生き物は好きになっちゃいけませんって言われてから世界一好きでいることをやめたので、詳しくないんです」
「なんだそりゃ・・・・・・子供相手にひどいな」
「普通ですよ。僕たちにとっては。僕もそれほど疑問に思ってこなかったですし」
あっさりそう言うと、七草は恐竜のペーパーウェイトを棚に戻した。
「いらないの? ほしいなら買ってあげるよ」
「いりません。もう好きじゃないので」
さりげない言い方だったが冬次は背筋がゾッとした。
それからそろそろハンバーグを食べに行こうという話になり、キッチンカーが停まっているショッピングビル前の広場に向かう。
くだりのエスカレーターに一段差ちがいで乗り、前に立った七草が振りかえって口を開く。
「美術館でけっこう食べちゃったからお腹がすくか心配だったけど、時間がたてばぺこぺこになるもんですね。大盛りにしちゃおうかな」
「俺も。買い物するので歩いたからだな」
冬次は返事をしたが、頭の中ではさっきのペーパーウェイトのことを考えていた。
「ごめん。先行って並んでてくれる?」
雑貨店に走った。
渡すか渡さないかは買ってから考えればいいし。
冬次は恐竜のペーパーウェイトをレジに持っていく。
プレゼント用に包んでもらい走って戻ろうとすると、スマホの通知に気づいた。後で見ればいい話なのだが、この時は無性に気になり確認せずにいられなかった。
「え・・・・・・」
もっと早くに会うべきだったが、なんだかんだ仕事が立て込んでしまい一週間が経つ。
お詫びのプランはソノちゃんおすすめのデートコースにした。
近場の美術館で期間限定の光を使った展示をしており、カップルに評判らしい。名前だけは聞いていたが自分では立ち寄ろうと思わない場所なので、すすめられなければ行くことはなかっただろう。
「楽しみだね」
七草が助手席でふふっとほほ笑む。
「だね。あそこ入るの俺も初めてなんだよなぁ」
「僕は小学生の頃に社会見学で行ったかな。あんまり覚えてないですけど」
「俺は小学校この辺じゃなかったから。お客さんの話でもたまに話題に出るよ」
「じゃあ余計楽しみですね。冬次さんのお仕事に活かせるのでは?」
「んー、そうかもね、次はうまくセールストークに使えるかも」
「でしょう。んふふ」
機嫌よくしてくれる七草に冬次は何度目かわからない安堵のため息をこぼした。
思うところは多くあるだろうに、あの日のすれちがいを引きずらず傷ついた顔も表に出さないで文句も言わない、よく躾けられた子という印象が罪悪感を加速させる。
大人で明るい七草に、罪悪感だけじゃない感情もぽつりと芽生える。
一緒にいると気持ちが和らぎ、何より冬次は気張らないで過ごせた。これも一つの恋愛の形と受け止めたいがまだ自分は諦めが悪く臆病だ。
「冬次さん、前向いて運転して?」
いけない。七草の横顔を見つめすぎてしまった。
「大丈夫ですよ」
「えっ?」
「大丈夫です。僕は待てますよ。だからそんな顔しないでください。というか冬次さんが元気ないと僕が落ち込めないじゃないですか」
「うん。ごめん」
律儀に謝る冬次に、七草がまた悪戯ぽくへそを曲げる。
「ははは、ごめんって」
険が取れたように笑って謝ると、七草もつられて笑った。
今日は七草を楽しませることだけを考えなければと、冬次は自分を戒める。
美術館は平日だったため来場者がまばらで、のんびり見てまわるに最適な日だった。時折すれ違うのは老夫婦が多く、見てまわる途中に常連と思われる彼らを七草が目で追っていたのを冬次は幾度となく見かけた。
おじいさんの腕におばあさんが寄り添いながら歩く老夫婦を見かけた時、ついに反応が顕著になる。冬次が展示物に夢中になっているあいだ、七草は頭ごと彼らの方を向いて羨ましそうに微笑んでいた。冬次が気づいてないと思っているからこそ見せた表情は本音。七草が健気に望むことを叶えてやりたくなった。
「あっちの展示も面白そうですね!」
冬次の視線を知らずに、七草が次の展示スペースに移動する。最後の展示になるスペースは壁全体を使った体験型の作品で、はしゃぐような足取りで七草は色とりどりの光に手で触れる。
「冬次さんも。ほら一緒にやりましょ」
「いいね」
冬次は跳ねる光のボールに手を触れた。光は途端に弾けて増え、縦横無尽に跳ねまわる。
「うわぁ、すごいですねぇ」
「ね、目がチカチカする」
「ちっちゃい子は好きそう」
「だね」
しばらく最後の展示スペースで遊んでから外へ出ると、出口に店を構えたカフェで休憩をとった。今期の展示に合わせた限定のメニューを頼み、ひと息つく。
「この後なんだけど」
冬次はテーブルの下でこっそりスマホをのぞいた。
打ち合わせどおりソノちゃんからエールとディナーの後はうちにいらっしゃいというアドバイスが送られてきており、カンペがわりのメモアプリでスケジュールをチェックする。
夕食用に予約した店はこれもソノちゃんおすすめの隠れ家レストラン。ちまちま調べた口コミの良さも折り紙つきだった。気に入ってくれるだろう。
「予約したレストランがあるから、時間まで買い物でもして過ごそうか?」
「そのレストランには冬次さんは行ったことあるの?」
「ないけど。おすすめらしいよ」
「そうなんですね」
冬次は虚をつかれた気分になり、だんだん不安になってきた、七草があまり嬉しそうじゃないような気がする。
七草は紅茶にミルクをくるくる混ぜてから、こう言う。
「冬次さんがよく行くお店に行きたいです」
「俺の? それだとラーメン屋とかチェーンのカレー屋とかになっちゃうけど・・・・・・ハンバーグがうまい店ならあったかな・・・・・・」
すぐ出てきてがっつり食えればなんでもいいという男にありがちな食嗜好なもんで、デート相手を連れてくにはハードルの高い店しか思い浮かばない。
「いいよ。そこに行きたいです!」
しかしながら七草は乗り気だ。
「うん。了解。いつも行くのはランチタイムだから夜もやってるか調べてみるね」
内心で苦笑いしながら、にこやかに応じる。
「ごめん駄目だ」
店舗のホームページを調べてみると今日は休み。だがよくよく読むと。
「今日の曜日は店じゃなくてキッチンカーやってるって」
夜の時間帯もわりと近くの広場で営業している。
「どうする? ガヤガヤしたとこじゃない方がよければまた今度にして・・・・・・」
「んーん。行こうよ。そこにする」
「わかった。キャンセルの電話だけさせて」
断りの連絡をして戻ると、七草は頼んでいたカフェメニューに手をつけずに待っていた。
「口に合わなかった?」
「いいえ。冬次さん、キャンセルさせちゃってごめんなさい」
「いいよーこのくらい。もっとひどいやつを知ってる」
我儘を気にする七草に、思いがけずそんな言葉が滑りおちる。
涼しい顔して冬次を振りまわした大人の南雲や口の悪い南雲少年と比べれば可愛いおねだりだ。むしろ言ってくれると罪悪感が軽くなる。
「仲がいいんですね。その人と」
「いつも遊ばれてるんだ」
「へぇ、いいな、楽しそう」
「そうかな?」
そう言われると、南雲を褒められたみたいで嬉しい。
冬次は無意識にニヤけながら顎を掻き、フォークで大きめに切り分けたケーキを口に放り込んだ。
美術館の次は冬次たちはショッピングビルの専門店街でショッピングを満喫し、ソノちゃんに授けられた予定がくるってしまったことはさておいて普通のカップルのようにデートを楽しめている。
「買い物つきあってくへれてありがとう。おかげさまで仕事用の新しい靴が買えたよ。善光くんはこの辺に詳しいんだ?」
今日きたショッピングビルは七草に教えてもらった商業施設で、数ある店舗の中に冬次が利用するスーツブランドの支店が入っていたのだ。
「実家がここに近くて」
「ああ、そうか。そうだったね。一人暮らし始めたのは最近だったの?」
「去年ですよ。許してもらえるまで大変でした」
七草がその頃を懐かしがるように目をほころばせる。
「ナナクサ製薬を手伝い始めたのもその時くらいからで」
不意に出てしまった仕事の話題に冬次はばつが悪くなりおざなりに相槌を返し、通りかかった雑貨店を指差して見ていこうかと誘う。店に立ち寄り時間潰しがてら商品を眺めていた時、カエルが傘を差したデザインのガラス細工のペーパーウェイトが目に入った。デフォルメされた大きな目の雰囲気がなんとなく七草に似ていたので手に取ろうとしたが、棚には傘を差した別の生き物も並らんでいて、七草が同じシリーズのペーパーウェイトから恐竜を選んで手にのせる。
「恐竜好き?」
こちらも可愛いデザインだが、大きな口が前面に出た肉食恐竜、ティラノサウルスを彷彿とさせた。七草は指で牙のギザギザした凹凸をなぞり、うなずいてみせた。
「幼稚園くらいまで世界で一番大好きだったんですよ」
「男の子だもんな、わかるよ、俺も好きだった。兄貴の図鑑をこっそり借りて見てたなぁ」
昔から気に入らなかった兄貴の大事な持ち物を借りパクしてた記憶がよみがえり、冬次はニヤッとした。
「俺はスピノサウルスが好きだったんだけど善光くんは?」
背中に帆のような突起がある巨大な恐竜だ。
「ごめんなさい。どんな恐竜かわからない」
「いや、忘れちゃってるよね。恥ずかしいな俺」
しかし七草は首を横にふる。
「恐ろしい生き物は好きになっちゃいけませんって言われてから世界一好きでいることをやめたので、詳しくないんです」
「なんだそりゃ・・・・・・子供相手にひどいな」
「普通ですよ。僕たちにとっては。僕もそれほど疑問に思ってこなかったですし」
あっさりそう言うと、七草は恐竜のペーパーウェイトを棚に戻した。
「いらないの? ほしいなら買ってあげるよ」
「いりません。もう好きじゃないので」
さりげない言い方だったが冬次は背筋がゾッとした。
それからそろそろハンバーグを食べに行こうという話になり、キッチンカーが停まっているショッピングビル前の広場に向かう。
くだりのエスカレーターに一段差ちがいで乗り、前に立った七草が振りかえって口を開く。
「美術館でけっこう食べちゃったからお腹がすくか心配だったけど、時間がたてばぺこぺこになるもんですね。大盛りにしちゃおうかな」
「俺も。買い物するので歩いたからだな」
冬次は返事をしたが、頭の中ではさっきのペーパーウェイトのことを考えていた。
「ごめん。先行って並んでてくれる?」
雑貨店に走った。
渡すか渡さないかは買ってから考えればいいし。
冬次は恐竜のペーパーウェイトをレジに持っていく。
プレゼント用に包んでもらい走って戻ろうとすると、スマホの通知に気づいた。後で見ればいい話なのだが、この時は無性に気になり確認せずにいられなかった。
「え・・・・・・」
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